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梅毒が急増しています

ページ番号314872

2023年8月9日

広報資料

令和5年8月9日

京都市保健福祉局(医療衛生推進室医療衛生企画課 電話:075-222-4244)

梅毒が急増しています

 近年、新規梅毒報告数は著しく増加しており、令和4年は京都市で95件の報告があり、現在の集計が始まって以来、過去最多の報告数となりました。

 令和5年1月から6月までの報告数は、54件(速報値)と、上半期過去最多であった令和4年を上回っており、男女ともに幅広い年代で感染が確認されている状況です。

 梅毒は、性感染症の一つです。感染に気が付かず、無症状のうちに進行することがあり、妊娠中に感染していると赤ちゃんに重い障害が残ることもあります。予防方法としては、コンドームを使用することで感染のリスクを減らすことができます。

京都市では、無料・匿名で受けられるHIV・性感染症検査を実施しています。一度、検査を受けてみませんか。

 

本市における新規梅毒報告数について

年次別報告数の推移

 令和4年の全国の報告数は、令和3年の約1.7倍以上、1万人を大きく超え、過去最多でした。京都市も令和4年の報告数は、過去最多であり、平成26年と比較すると、約9倍に増加しました。令和5年の京都市の報告数は6月末時点で54件あり、昨年同期の51件を上回っています。

 なお、全国的にも過去最多であった昨年を上回る急増が続いております。

年次別報告数の推移

年次

H26

H27

H28

H29

H30

R1

R2R3R4

R5

1月~6月

京都市

11

38

51

71

66

66

617895

54

全国

1,661

2,690

4,575

5,826

7,007

6,642

5,8677,97813,226※1

7,448※2

※1 令和4年第52週時点速報 ※2 令和5年第26週時点速報


年次別報告数推移

男女別・年齢別報告数

 令和5年(6月時点)の報告数は、男性は20代~40代、女性は20代が最も多く報告されています。特に男性は、20代から60代を超える幅広い年代で報告されており、女性は半数以上が20代の報告となりました。

男女別・年代別報告数(令和5年6月時点)

性別

10代

20代

30代

40代

50代

60代

以上

合計

0

8

9

9

3

4

33

1

12

6

0

1

1

21

感染経路別報告数

 男女ともに、異性間性的接触の報告が最も多い状況です。

感染経路別報告数(令和5年6月時点)

性別

同性間

性的接触

異性間

性的接触

性的接触

(不明)

経路不明

合計

6

19

2

6

33

1

17

1

2

21

症状別報告数

 梅毒は感染してからの経過によって症状等が変化します。令和5年(6月時点)の報告は、男性は早期Ⅰ期での報告が48.5%、早期Ⅱ期での報告が27.3%、晩期での報告が3.0%、無症候(感染後に年月が経過し、症状が消滅している状態を含む)での報告が21.2%でした。女性は、早期Ⅰ期での報告が23.8%、早期Ⅱ期での報告が42.9%、無症候での報告が33.3%でした。男性に比べて女性の方が、感染から時間が経ったⅡ期状態で報告される事例が多い状況です。



男性


女性

啓発チラシの作成及び配布について

 京都市では、近年の梅毒急増に伴い、予防方法や検査について周知すべく、チラシを作成しています。

 チラシは市内区役所・支所、各学校、関係機関等に送付予定です。梅毒の症状や予防、検査についてご確認ください。

梅毒チラシ

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京都市のHIV/性感染症検査について

 京都市では、匿名・無料で受けられるHIV・性感染症検査を実施しています。

詳細はこちらをご確認ください(京都市のHIV検査・相談について)

広報資料

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お問い合わせ先

保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課
電話:075-746-7200
ファックス:075-251-7233

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