中東呼吸器症候群(MERS)について
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2017年7月12日
市民のみなさまへ
中東呼吸器症候群(以下,MERS)が人にどのように感染するかについて,まだ正確にはわかっていませんが,持続的ヒト-ヒト感染(感染が拡がっている状況)はありません。このため,市民の皆様には,冷静な対応をお願いします。
- MERSについてご心配な方は,医療衛生センター(感染症担当)にご連絡ください。平日夜間や休日であっても感染症担当者と連絡がつくよう体制を整えています。
- 中東地域等MERSが発生している国から帰国した方で,帰国後14日以内に,発熱や咳などの症状がみられたら,直接医療機関には行かずに,医療衛生センター(感染症担当)に連絡の上,中東地域等に滞在していたことを告げてください。
ラクダとの接触を避けましょう
中東地域のヒトコブラクダから患者と同じMERSウイルスが分離されていることなどから,ヒトコブラクダがMERSウイルスの保有動物であるとされており,感染源の一つとして疑われています。
中東地域では,ラクダライドなどヒトコブラクダとの接触や,ヒトコブラクダの生の乳や非加熱の肉などを食べることは避けましょう。
MERSについて
MERSとは
感染経路
MERSに関するお問合せについて
夜間は各区を通じて,医療衛生センターの担当者が対応します。
- 医療衛生センター(クリックすると,電話番号が表示されます。)
MERSの発生状況について
平成24年年9月以降,主として中東地域でMERSの発生が報告されています。平成27年10月までに感染例報告があった国は,アラブ首長国連邦,イエメン,オマーン,カタール,クウェート,サウジアラビア,ヨルダンです。また,ドイツ,フィリピン及び韓国等で,中東訪問歴のある人の発症例(輸入感染症例)が報告されています。
外務省はMERSの発生国についての感染症広域情報を発信しています。発生地域へ渡航する必要のある場合は,現地の情報に注意してください。
韓国におけるMERSの発生について
平成27年5月から6月にかけ,韓国においてMERSの輸入症例が発生し感染が拡大しましたが,8月以降新たな患者発生は認められていません。日本への感染拡大の懸念がきわめて低くなったと考えられることから,現在は検疫対応の対象国から韓国が削除されています。
最新情報については,FORTH/厚生労働省検疫所ホームページ
医療機関のみなさまへ
MERSが疑われる条件
MERSが疑われる条件として,以下の3通りの場合があります。
1 38℃以上の発熱及び咳を伴う急性呼吸器症状を呈し,臨床的又は放射線学的に肺炎,ARDSなどの実質性肺病変が疑われる者であって,発症前14日以内にWHOの公表内容からMERSの初発例の発生が確認されている地域に渡航又は居住されていたもの。
2 発熱を伴う急性呼吸器症状(敬称の場合を含む。)を呈する者であって,発症前14日以内にWHOの公表内容からMERSの初発例の発生が確認されている地域において,医療機関を受診若しくは訪問したもの,MERSであることが確定した者との接触歴があるもの又はヒトコブラクダとの濃厚接触歴があるもの。
3 発熱又は急性呼吸器症状(軽症の場合を含む。)を呈する者であって,発症前14日以内に,MERSが疑われる患者を診察,看護若しくは介護していたもの,MERSが疑われる患者と同居していたもの又はMERSが疑われる患者の気道分泌液若しくは体液等の汚染物質に直接触れたもの。
渡航されるみなさまへ
- 中東地域へ渡航される場合は,以下のことに注意してください。
渡航前に注意すること
- 糖尿病,慢性肺疾患,免疫不全などの持病(基礎疾患)がある方は,一般的に感染症にかかりやすいので,旅行の前にかかりつけの医師に相談し,渡航の是非について検討してください。
- 渡航前に現地の最新の情報を確認してください。
渡航中に注意すること
- こまめな手洗いなど,一般的な衛生対策を心がけてください。
- 咳やくしゃみの症状がある人や,動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避けましょう。
- 殺菌されていないラクダの乳や肉を食べることは避けましょう。
- 加熱が不十分な食品や不衛生な状況で調理された料理を避け,果物,野菜は食べる前に清潔な水でよく洗いましょう。
- 咳,発熱などの症状がある場合は,咳エチケットを実行しましょう。
☆咳エチケット
- 正しくマスクを着用する
- 咳・くしゃみの際はティッシュペーパーなどで口と鼻を押さえ,他の人から顔をそむける
- 使用したティッシュペーパーはごみ箱に捨て,手を洗う
渡航後に注意すること
- 帰国時に発熱や咳などの症状がある方は,空港内等の検疫所へご相談ください。
- 症状がある間は,他者との接触を最小限にするとともに,咳エチケットを実行してください。
京都市中東呼吸器症候群(MERS)対策連絡会議を開催しました
平成27年6月25日( 木 )に京都市MERS対策連絡会議を開催しました。
会議の内容については,こちらのページをご覧ください。
関連ホームページ
- 中東呼吸器症候群(MERS)について
厚生労働省ホームぺージ
- 中東に渡航する方へ <中東呼吸器症候群に関する注意>
検疫所ホームページ
- 海外安全ホームページ
外務省ホームページ
- 中東呼吸器症候群(MERS)とは
国立感染症研究所ホームページ
お問い合わせ先
京都市 保健福祉局医療衛生推進室医療衛生企画課
電話:(庶務担当)075-222-4245,(市営墓地・墓園関係)075-222-3433,(生活衛生・「民泊」対策関係)075-222-4272,(食品衛生・食鳥関係)075-222-3429,(薬務関係)075-222-3430,(動物愛護関係)075-222-4271,(病院・診療所,施術所等関係)075-213-2983,(医療安全相談窓口)075-223-3101,(感染症企画)075-222-4421,(感染症対策)075-746-7200,(新型コロナワクチン接種事業担当)075-222-3423
ファックス:075-222-4062,075-213-2997,075-251-7233,075-708-6212