自然毒による食中毒に注意しましょう!!
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2022年4月13日
自然毒による食中毒に注意しましょう!!
例年,特に春先から初夏にかけて,有毒植物を誤食したことによる食中毒が多く発生しています!
本市でも,令和4年4月,平成30年12月にスイセンをニラやネギと誤って喫食したことによる食中毒事例が発生し,令和元年9月には,キダチタバコ(別名:カラシダネ)をからし菜と誤って収穫,喫食したことによる食中毒事例が発生しました。
食用と確実に判断できない植物については,絶対に「採らない」,「食べない」,「売らない」,「人にあげない」ようにしましょう!
食中毒は腸管出血性大腸菌(O157,O111など)やノロウイルス等に汚染された食品を摂取して起こりますが,植物や動物自身が持っている毒素(自然毒)を摂取しても起こります。
自然毒は植物性と動物性とに分けることができます。
食中毒を引き起こす植物性自然毒にはキノコや高等植物(アジサイ,ジャガイモなど),動物性自然毒にはフグや貝類などがあります。
自然毒について詳しく知りたい方は,こちらをクリックしてください。(厚生労働省HPへリンク)
植物性自然毒について
スイセン
スイセンについての詳しい情報はこちらをご覧ください。
イヌサフラン
イヌサフランについての詳しい情報はこちらをご覧ください。
キノコ
キノコは形状等が類似しているものが多く,素人には食用であるかを見分けることが難しいので,判断に迷うものは絶対に食べないようにしてください。⇒ 詳しくはこちら
予防方法
- 種類の判定ができない植物は,「採らない」,「食べない」,「売らない」,「人にあげない」ようにしましょう。
- 食べられる植物であるかどうかは,専門家に確認してもらいましょう。
- 家庭菜園や畑などで,野菜と観賞植物を一緒に栽培するのはやめましょう。
- 山菜に混じって有毒植物が生えていることがあります。採るときはよく確認し,調理前にもう一度確認しましょう。
- 野草やきのこを食べて体調を崩したら,医療機関に受診しましょう。その際,原因となった植物を持参すると治療の参考になる場合があります。
動物性自然毒について
フグ
【特徴】
- フグはテトロドトキシンという猛毒を持っています。毒の強さはフグの種類および部位によって異なりますが,一般に肝臓と卵巣の毒性が高いと言われています。
- 食後,短時間(20分から3時間程度)でしびれや麻痺症状が現れます。麻痺症状は口唇から手足,全身に広がり,重症の場合には呼吸困難で死亡することがあります。
- フグ毒は一般的な調理加熱では分解しません。
【食中毒の予防】
- フグを食用に調理するためには,専門的な知識と技術が必要ですので,フグの素人料理は絶対にやめましょう。
- 万一,フグ食中毒になった場合は,すぐに医療機関を受診しましょう。
⇒ 詳しくはこちら
京都市における自然毒による食中毒発生状況
発生年 | 患者数(人) | 原因 |
令和4年度 | 12 | スイセン類の葉 |
令和元年度 | 3 | キダチタバコの葉 |
平成30年度 | 13 | スイセンの葉 |
平成30年度 | 1 | ふぐ毒 |
平成23年度 | 1 | ふぐ毒 |
平成21年度 | 2 | きのこ毒(オオシロカラカサタケ) |
平成19年度 | 1 | 貝毒 |
平成19年度 | 2 | ふぐ毒 |
平成16年度 | 2 | きのこ毒(ツキヨダケ) |
平成12年度 | 2 | 貝毒 |
平成10年度 | 1 | きのこ毒(カキシメジ) |
平成9年度 | 12 | ラッパスイセンの球根 |
有毒植物に注意!
厚生労働省通知
有毒植物による食中毒予防の注意喚起
令和4年4月6日付け(PDF形式, 177.75KB)
令和3年4月20日付け(PDF形式, 71.02KB)
令和2年4月22日付け(PDF形式, 173.80KB)
平成31年4月25日付け(PDF形式, 192.20KB)
平成30年4月26日付け(PDF形式, 192.75KB)
平成29年4月13日付け(PDF形式, 77.45KB)
平成28年5月3日付け(PDF形式, 1.62MB)
平成28年4月6日付け(PDF形式, 93.85KB)
平成26年4月21日付け(PDF形式, 373.95KB)
平成25年6月27日付け(PDF形式, 107.71KB)
平成25年3月29日付け(PDF形式, 423.04KB)
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お問い合わせ先
保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課(京都市保健所)
電話: 075-222-3429 ファックス: 075-222-4062