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食肉の生食を控えましょう

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2022年9月16日

食肉の生食を控えましょう

 今般、京都府の食料品店でレアステーキ(※)を購入し、自宅で喫食した90代の女性が死亡するという事件が発生しました。

(※)商品名「レアステーキ」:形態は、加熱による変色がない部位の細切り。社会通念上「ユッケ」と呼称されるもの。

 また、過去には富山県の焼肉飲食チェーン店にて、牛肉のユッケなどを食べた小児が腸管出血性大腸菌O111に感染し、死亡するという痛ましい事件が発生しています。

 食肉には、腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラ属菌などの食中毒菌に汚染されている場合があります。食肉を加熱不十分な状態で食べることは大変危険です。 十分に加熱してから(中心温度75℃1分間以上)食べるように注意しましょう。

 ※牛のレバーを安全に生で食べるための方法がなく、もし生で食べると、腸管出血性大腸菌による重い食中毒の発生が避けられないため、平成24年7月1日から、牛レバーを生食用として提供・販売することが禁止されています。


食中毒菌について

食肉にはどんな食中毒菌がついてるの?

 牛肉:腸管出血性大腸菌(O111、O157など)、サルモネラ属菌、カンピロバクター

 豚肉:サルモネラ属菌

 鶏肉:カンピロバクター、サルモネラ属菌

どんな症状が出るの?

●腸管出血性大腸菌(O111,O157など)

  食べた後、2日から7日で水様性の下痢(血便を伴う場合がある)、腹痛、発熱、嘔吐を発症します。

  ベロ毒素と呼ばれる毒素を産生する腸管出血性大腸菌O111やO157などは、溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こし、生命を脅かす場合があります。

●サルモネラ属菌 

  食べた後、8時間から48時間で激しい水様性の下痢、腹痛、高熱(39℃前後)、嘔吐、頭痛を発症します。

カンピロバクター

  食べた後、2日から7日で発熱、頭痛、倦怠感、頭痛、激しい水様性下痢(血便をともなう場合がある)の症状が見られます。

※ 子供(特に乳幼児)やお年寄りは抵抗力が弱く、少しの菌でも発症してしまいます。特に乳幼児には、生肉を食べさせたり、触れさせたりしないよう、お父さん、お母さん方は注意してください。

 

どうすれば食中毒を防げるの?

食中毒を予防するため、以下のことを実践してください。

● 食肉を生で食べない。

● 食中毒菌をやっつけるために、食肉を十分加熱する。

  (中心温度75℃1分間以上、加熱する。)

● 生肉を触った箸や食器は共用せず、手で触れた場合は手洗いを十分に行う。

万一、食中毒になってしまったら?

● 疑われる症状が見られたら、すぐに医療機関に受診しましょう。

● 特に腸管出血性大腸菌は感染力が強いため、二次感染に注意しましょう。

 ・便の処理をした後は、手洗いと消毒を十分に行いましょう。

 ・患者と同じお風呂のお湯を使うことも感染の原因となることがありますので、気をつけましょう。

● トイレに行った後、ご飯を食べる前等には,手洗いをしっかり行いましょう。

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お問い合わせ先

京都市 保健福祉局医療衛生推進室医療衛生企画課

電話:(庶務担当)075-222-4245、(市営墓地・墓園関係)075-222-3433、(生活衛生・「民泊」対策関係)075-222-4272、(食品衛生関係)075-222-3429、(薬務関係)075-222-3430、(動物愛護関係)075-222-4271、(病院・診療所、施術所等関係)075-213-2983、(医療安全相談窓口)075-223-3101、(感染症対策関係)075-746-7200、(コロナワクチン担当)075-222-3423、(その他予防接種担当)075-222-4421

ファックス:075-222-4062、075-213-2997、075-251-7233、075-708-6212

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