百日咳に注意!
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2018年1月30日
百日咳を予防しましょう!
百日咳は特有の咳を主症状とする疾病です。乳幼児に発生が多い傾向にあるものの,成人での発生も増加しています。
感染経路について
百日咳菌に感染することで発症します。患者の鼻咽喉や気道分泌物,及びそれらに汚染された器物が感染源で,飛沫感染します。
感染力のある期間は,感染7日ごろから第4週程度です。なお,抗菌薬治療開始後3日以内には感染力はほとんどなくなります。
潜伏期間について
5~10日(最大3週間程度)
症状について
症状の経過は3期に分けられます。乳児では重症になることがあります。また,肺炎や脳症を合併することがあります。
カタル期(1~2週間)
かぜ様症状で始まり,次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。
痙咳期(2~4週間)
特徴的な咳が出始めます。具体的には,短い咳が連続的に起こり(スタッカート),最後にヒューっと笛のような音をたてて大きく息を吸う(笛声:woop)咳発作が起こります。嘔吐や顔面に浮腫や点状出血がみられることがあります。
回復期(2週間)
発作は次第に軽くなりますが,軽い刺激により咳が出ることがあります。
予防方法について
1 予防接種について
生後3月から90月(7歳6月)に至るまでの間にある方が対象です。
詳細はこちらを御覧ください。
2 人への感染防止のため,登園,登校は避けましょう。
なお,学校保健安全法により,特有の咳がなくなるまで登校,登園はできないことになっています。
百日咳と診断された場合は,学校,主治医に御相談下さい。
3 食事の前やトイレを使用した後は手洗いを励行しましょう。
4 栄養,睡眠を十分とりましょう。
手洗い・うがい啓発チラシ
お問い合わせ先
保健福祉局 医療衛生推進室 健康安全課(京都市保健所)
電話: 075-222-4244 ファックス: 075-222-4062