麻しん(はしか)に注意しましょう
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2018年8月2日
麻しん(はしか)について
麻しんは感染力が強く,空気感染するので,手洗い,マスクのみで予防はできません。
麻しんを予防するためには,予防接種が最も有効な予防法です。麻しんの定期接種対象者の方や麻しん流行国へ渡航の予定がある方は,早めに接種を受けることをお勧めします。
- 麻しんの定期接種については,こちら
- 定期接種以外の予防接種については,かかりつけの医療機関に御相談下さい。
また,麻しんの患者と接触した場合や,麻しんの流行地域に行き,下記の麻しんを疑う症状を呈した場合は,事前に医療機関へ電話で麻しんの疑いがあることを伝え,早めに医療機関を受診してください。
なお,麻しんに関する御相談は,こちらまでお願いします。
麻しんとは?
麻しんは感染性が非常に強く,今までに麻しんにかかったことのない人や麻しんのワクチンを接種したことのない人が麻しんウイルスに暴露されると,ほぼ100%感染すると言われています。
(厚生労働省ホームページより)
麻しんの特徴
(1) 感染経路:空気・飛沫・接触感染
(2) 潜伏期:10~12日
(3) 症状
・ 前駆期:2~4日間,発熱,せき,鼻水など「かぜ」に似た症状が持続する。
・ 発しん期:一旦熱が下がるが再び高熱が出て,顔・首・全身に発しんが現れ3~4日間続く
・ 回復期:発熱はおさまり,発しんは色素沈着を残して消退する。
(4) 治療:特効薬はなく対症療法
(5) 後遺症:
麻しんウイルスに感染後,数年から十数年以上経過して,進行性の予後不良疾患である
亜急性硬化性全脳炎(SSPE)を発症する場合がある。(発生頻度:麻しん罹患者10万人に
1人,ワクチン接種者100万人に1人)
麻しん患者に接触した場合
接触してから10日前後で37.5度以上の熱が出た場合は,学校等を休み,早めに医療機関に受診してください。
ワクチンについて
麻しんの予防接種について
周辺の地域で流行している場合,就学まで未接種の方は早期に接種を受けてください。また,過去に予防接種を1回受けた方も,10年程度経過すると効果が弱まることがありますので,周囲に患者がいる場合等は再接種をお勧めします。
麻しん風しん混合(MR)ワクチン,麻しん単独のワクチンのいずれでも,接種による予防効果が期待できます。
2回の接種を推奨しています
麻しんを排除するためには,ワクチンの接種率を95%以上にすることが必要です。95%以上接種していると,万一麻しん患者が発生しても,人から人への感染拡大を防ぐ事が出来ます。
国では,ワクチンの効果を上げるため,一生に2回接種することを推奨しています。
予防接種法に基づく定期の予防接種(平成30年度)
●第1期 生後12月から24月に至るまでの間にある者
●第2期 小学校就学前の1年間にある者(平成30年度においては,平成24年4月2日~25年4月1日生まれの者)
上記に該当する方は無料でワクチンの接種が受けられます。
該当年齢の方で,まだワクチンの接種を受けていない方は,速やかに受けましょう。
医療機関の方へ
- 麻しんは感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく5類感染症として全数届出の感染症です。
- 麻しんを診断(臨床診断を含む)した場合は,原則として24時間以内に医療衛生センターに届出してください。
- 確定診断のための検体(血液,咽頭ぬぐい液,尿)の採取及び提供のご協力をお願いします。
- 麻しんの検査診断について(厚生労働省通知)
- 医師による麻しん届出ガイドライン
国立感染症研究所感染症情報センター
- 医療機関での麻疹対応ガイドライン
国立感染症研究所感染症情報センター
麻しんに関するリンク
◯厚生労働省ホームページ(麻しんについて)http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html
◯国立感染症研究所ホームページ(麻疹とは)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/518-measles.html
お問い合わせ先
保健福祉局 医療衛生推進室 健康安全課(京都市保健所)
電話: 075-222-4244 ファックス: 075-222-4062