新生児聴覚検査について
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2022年12月22日
生まれてくる赤ちゃんの1,000人のうち1~2人は、生まれつき耳のきこえに障害があるといわれています。きこえの障害は、早期の発見し、適切な対応や支援を受けることで、ことばの発達を促すことができますが、目に見えず、赤ちゃんの様子だけで判断することが難しいため、発見が遅れる可能性があります。きこえの障害を早期に発見し、適切な対応や支援につなげるために、新生児聴覚検査を必ず受けましょう。
新生児聴覚検査とは
新生児聴覚検査とは、生まれて間もない赤ちゃんを対象に行う耳のきこえの検査で、ABR又はAABR(聴性脳幹反応)と、OAE(耳音響放射)の2種類があり、どちらの検査も、痛みを伴わず、赤ちゃんが眠っている間に受けることができます。
検査結果は、「正常(パス)」または「要再検(リファー)」のいずれかの結果がでます。
よくある質問Q&A
Q いつ検査を受けたらよいのですか?
A 出産後入院中もしくは生後1か月以内の検査をおすすめします。生後1か月を過ぎると、起きている時間が長くなり、目を覚ましやすくなるため、検査が難しくなります。なお、出産した医療機関以外でも検査を受けることができます。
Q 検査結果が「要再検(リファー)」だったときは、きこえの障害があるのですか?
A 検査の結果が「要再検(リファー)」であった場合でも、直ちに耳のきこえに障害があることを意味するものではありません。生まれたばかりの赤ちゃんは、耳の中に液体が残っていて再検査が必要になったり、検査時に泣いたり動いたりして正しく判定できなかった可能性があります。「要再検(リファー)」と判定された場合は、耳のきこえを確認するために、耳鼻咽喉科を受診して、詳しい聴力検査を受けましょう。
新生児聴覚検査の費用助成について
- 新生児聴覚検査の費用助成について
京都市では、新生児聴覚検査受診券により、新生児聴覚検査にかかる費用の一部について、助成を受けることができます。
耳のきこえとことばの発達のチェックリスト
- 耳のきこえとことばの発達のチェックリスト
新生児聴覚検査の結果が「正常(パス)」だった場合でも、成長の過程で中耳炎やおたふくかぜなど様々な原因で、後になって耳のきこえに障害が起こる場合もあります。チェックリストを参考に、日頃から赤ちゃんの耳のきこえの様子を確認してみましょう。
お問い合わせ先
京都市 子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部子ども家庭支援課
電話:075-746-7625
ファックス:075-251-1133