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2022年9月22日
船を出せば美味なる魚、山ではワラビやマツタケが獲れる。春は寺院を遊覧して梅見、秋には素晴らしい紅葉。晩秋から初冬に収穫したみかんは都の高貴な人々への贈物に。これは、今から600年ほど前の室町時代、伏見に暮らした皇族・貞成(さだふさ)親王が日記(『看聞日記』)に書いた伏見の四季です。貞成親王の御所はJR桃山駅の南東あたりとされています。御所にはアニメ『一休さん』に登場する「しんえもんさん」のモデルと言われる蜷川新右衛門(智蘊(ちうん))ら室町幕府の使者もやって来ました。
御所近くには見晴らしの良い指月の高台があります。この場所は豊臣秀吉が初期の伏見城を建てた場所として知られていますが、それより150年以上前に、貞成親王はその絶景を称え、室町幕府の将軍足利義教も奈良からの帰りにここを訪れています。
日記からは、秀吉の大規模な宅地造成で山肌が変わる前の、村々が点在した伏見の景観もうかがえます。石井村、山村、船津村、三木村などの名前が日記にはよく出てきます。石井村に御香宮があり、山村には木守という林業に携わる人たちが暮らし、船津村は巨椋池に面した水辺の集落でした。貞成親王はこの船津村を越えて三栖までツクシ採りに出ることもありました。
伏見を愛した貞成親王ですが、長男・後花園天皇即位後に、都へ移り晩年を過ごします。陵墓は1917年に伏見南浜小学校北側の伝承地が、あらためて後崇光(ごすこう)院伏見松林院陵として整備され今に至っています。
貞成親王伏見御所推定地(大光明寺陵参道
~桃山駅付近/2021年筆者撮影)
後崇光院伏見松林院陵(2021年筆者撮影)
※この内容は市民しんぶん伏見区版きらり伏見の令和3年9月15日号に掲載しました。
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