第45回市民対話会議(京都市バス“おもてなしコンシェルジュ”)
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2026年4月1日
第45回市民対話会議(京都市バス“おもてなしコンシェルジュ”)を開催しました
1 概 要
京都市バス“おもてなしコンシェルジュ”(※)の学生や本事業に関わる方々にお集まりいただき、京都市バス“おもてなしコンシェルジュ”の活動と京都学藝衆構想への貢献の可能性をテーマに、松井孝治京都市長を交えて意見交換を行いました。
※ 留学生を含む、語学に堪能な京都市内の大学生スタッフが中心となり、京都市交通局協力会の職員と共に京都駅や市内の観光地最寄りの停留所等で、市バスをはじめ最適な移動経路や、観光案内を行う事業
日時:令和8年2月22日(水曜日)午後2時~午後4時
場所:キャンパスプラザ京都2階 第3会議室
参加者: 10名
(参加団体等/五十音順)
一般社団法人京都市交通局協力会、京都市バス“おもてなしコンシェルジュ”(京都産業大学、同志社大学、立命館大学の学生)、全日本空輸株式会社、龍谷大学
2 会議内容
▶出席者の主な発言内容
(活動の現状や京都市の観光課題ついて)
・コンシェルジュは、「おもてなしの精神」を体現する存在として活動しており、市内の交通に関する知識だけでなく、お客様の状況を察する心や言語能力など、様々なスキルが求められる。
・利用者から感謝される経験が自信やスキルアップにつながるだけでなく、観光客一人ひとりの「京都での特別な思い出」に直接触れることができ、活動の尊さを実感している。
・空港や宿泊予約サイト等での手ぶら観光や荷物配送サービスを早期に周知するとともに、前乗り後降り方式の導入を契機に、大型手荷物に料金を設定するといった方法だけではなく、ホテルへの直送サービス、スマートロッカー利用等の代替案を充実させることで、大型手荷物の持ち歩きをなるべく減らし、手ぶら観光を促すことが重要。
•移動経路を分散させるために、地下鉄駅構内でも啓発を行うなど、市バスと地下鉄の連携を強化することが大切。
•バス車両の行き先表示については、色や文字の大きさ等の工夫、略称や多言語切替表示の活用、系統番号の整理検討なども併せて行い、正式名称にとらわれない「分かりやすさ」を重視した改善が必要
・繁忙期の課題はシーズン終了後に振り返るのではなく、即時に交通局と共有を図ることで活動に反映できるよう、現場スタッフと交通局の双方向のコミュニケーション体制を構築することが重要。
・バス・鉄道など公共交通機関を組み合わせた推奨ルート等の情報を共有できれば、より一貫性のある案内ができる。
・マナー向上のため、車内モニター画面での動画放映なども活用し、互いを尊重する「ツーリストシップ」の認知度を高める取組が大切。
(「京都学藝衆構想」への貢献の可能性について)
・「西陣織バス」のような京都の文化を発信するバス車両のように、京都の魅力とセットで市バスという公共交通そのものの魅力を多角的に伝えると、京都のファンを増やすことにつながる。
・コンシェルジュの役割は、単に京都の魅力を熱く語るのではなく、自身の経験を基に「こんな場所や美味しいものがある」と等身大で伝えることであり、それが観光客等にとって京都の新たな魅力の発掘につながる。
・英語での案内が伝わらなかった際に、別の伝え方を考えるなど、京都には「生きたコミュニケーション」を学べる土壌がある。今後は地域の方を招いた勉強会や高校生との交流など、活動の幅を広げることも期待できる。
・インターネットは便利だが、調べても必ずしも現場の状況に即した最適解を教えてくれるとは限らないため、現場に立つコンシェルジュの知見が重要にある。
・人から人に伝える生の情報こそが、AIには真似ができない真の魅力であり、観光客の深い体験につながる。
・コンシェルジュが現場で得た生の情報は、行政にとっても貴重な情報であり、観光協会など関係各所と連携して施策に活かしていく必要がある。
・前乗り後降り方式の導入には、500か所以上のバス停改修が必要で時間を要するが、大型手荷物への対応については、乗車時に運転士が直接確認できることから、具体的な対応を検討できる段階にある。今後、様々な意見を聞きながら、検討を進めていきたい。
・料理人をはじめ、京都には多様な「匠の技」があるが、若者がそれを継承する機会が少ないのが現状。かつての番組小学校のような知恵を分かち合う場を、公共空間を活用して数多く創出し、「京都学藝衆構想」が目指す「詰め込みではない、体験を通じた多様な知恵の共有」を広げていきたい。
・コンシェルジュは、京都の交通やまちの魅力を知り尽くした「まちの匠」であり、その知識や経験を次世代へ継承することは、京都の「おもてなし力」をさらに向上させる可能性を秘めている。
•また、学生にとってコンシェルジュとしての活動はインターンシップのような貴重な経験であり、社会課題への対応力やコミュニケーション能力を養う場となっている。
•「京都学藝衆構想」が重視する「人から人へ伝わる学び」には、AIでは代替できない人間的な温かみがあり、まさに「半学半教」の精神を体現するものである。中高生などの若者世代から人生の大先輩であるシニア世代まで、世代を超えて共に活動し、知識を分かち合う学びの場として広がっていってほしい。
お問い合わせ先
京都市 文化市民局地域自治推進室連携改革・区政担当 (連携改革担当)
電話:075-222-3047、075-222-3049
ファックス:075-222-3042
メールアドレス:[email protected]




