「中立点| In-Between」-第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示帰国展の開催について
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2025年12月26日
この度、京都市京セラ美術館で、「中立点| In-Between」-第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示帰国展を下記のとおり開催しますので、お知らせします。
展覧会概要
第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示(於イタリア、2025年5月10日から11月23日に開催)は、生成AIとの未来を、人間と非人間、環境との「あいだ」に開かれた対話の場として提示するみずみずしいものでした。
そこでは、作品としては2つ、ひとつは、砂木(砂山太一と木内俊克によるユニット)による1階ピロティと外部空間のインスタレーション、もうひとつは、藤倉麻子+大村高広による2階ギャラリー内のインスタレーションとが、相互補完的に組み合わされ、1つの作品になって響き合うという、あまり例のない構成が試みられました。キュレーションは、当館館長でもある青木淳と家村珠代が担当しました。(詳細は、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館公式サイト
をご覧ください)
本帰国展は、キュレーション・チームと2つの作家チームの、3つの主体が交差したヴェネチアでの展覧会を、それぞれの主体が独立して、別の形に置き換え、京都にて展示するものです。
ヴェネチア・ビエンナーレ日本館の帰国展はこれまでにも開催されてきましたが、美術と建築の両分野において、東京以外で開催するのは初めての試みとなります。芸術や建築の高等教育機関を多数有するここ京都で開催することによって、さらなる国内外の文化交流と創造の発展を期待し、開催することになりました。
帰国展関係者
キュレーション・チーム
- 青木淳(キュレーター)
1956年横浜生まれ。建築家。1982年東京大学修士課程建築学修了。1991年青木淳建築計画事務所(現在、ASに改組)を設立、主宰。京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)館長。東京藝術大学名誉教授。 - 家村珠代(キュレトアリアル・アドバイザー)
1960年東京生まれ。インデペンデント・キュレーター。1992年東京藝術大学博士課程満期修了。1991年から2009年まで目黒区美術館学芸員。2016年より多摩美術大学芸術学科教授。
出展作家チーム
藤倉麻子+大村高広
- 藤倉麻子
1992年埼玉生まれ。アーティスト。2016年東京外国語大学外国語学部南・西アジア課程ペルシア語専攻卒業。2018年東京藝術大学大学院メディア映像専攻修了。
- 大村高広
1991年富山生まれ。Office of Ohmura主宰。2020年東京理科大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。博士(工学)。2023年より茨城大学工学部都市システム工学科助教。
SUNAKI(木内俊克&砂山太一)
- 木内俊克
1978年東京生まれ。SUNAKI共同代表。京都工芸繊維大学 未来デザイン工学機構 特任准教授。2004年東京大学建築学専攻修士課程修了。
- 砂山太一
1980年京都生まれ。SUNAKI共同代表。京都市立芸術大学美術学部総合芸術学専攻 准教授。東京藝術大学大学院美術研究科建築研究領域博士後期課程修了。博士(美術)。
展覧会基本情報
会期
令和8年1⽉24⽇(土曜日)から3⽉1⽇(日曜日)まで
会場
京都市京セラ美術館 桜水館(旧事務所棟) (〒606-8344京都市左京区岡崎円勝寺町124)
開館時間
午前10時から午後6時まで(入場は午後5時30分まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は開館)
ただし2月23日(月曜日・祝日)は開館
料金
無料
主催
京都市、AS
協賛
青木淳後援会
観覧について
- 会場は半屋外空間のためご自身で防寒等対策のうえお越しください。
- 工事途中の状態を生かした会場となっているため、床面や壁面の木材・コンクリート等露出部分にはお手を触れないようご注意ください。
- 地面の段差には十分ご注意ください。安定した歩きやすい靴でのご来場をおすすめします。
- 会場内で飲食はできません。
- 会場内にトイレ、ロッカー、クロークはありません。本館内設備をご利用ください。
- ペットを連れてのご入場はできません(盲導犬・介助犬は除く)。
- 工事途中の建物であり、バリアフリー対応になっておりません。車いす、ベビーカーでのご入場については、事前に美術館までご相談ください。
報道発表資料
発表日
令和7年12月26日
担当課
文化市民局美術館(電話:075-771-4334)
報道発表資料

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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室美術館
電話:075‐771‐4107
ファックス:075-761-0444





