第9回藝文京コンサート「ピアノの時間」の開催
ページ番号346181
2025年10月3日
京都市及び公益財団法人京都市芸術文化協会では、市民の皆様等が気軽に音楽を楽しめる機会として、「藝文京コンサート『ピアノの時間』」を開催しています。
第9回目となる今回は、ペトロフピアノとカワイピアノを使用し、平均律と古典調律(キルンベルガー第3調律)の聴き比べをお楽しみいただくコンサートです。
現在世界中で使われている平均律と、バロック後期から古典派前期にかけて活躍した音楽家、キルンベルガー(1721-1783)の考案した調律。この異なる調律の聴き比べを通して、それぞれの音律の違いを体験していただけます。
調律についてのお話に続いて、公募で選ばれた方々による演奏をお届けします。
1 日時
令和7年11月30日(日曜日)午後2時開演(開場:午後1時30分)
2 内容
平均律と古典調律の聴き比べコンサート
第一部 調律のお話(講師:山本宣夫氏)/第二部 公募による演奏会(6人程度)
第二部では、公募により選ばれた方々に演奏いただきます。
出演:6組予定、各出演時間:10分(出入自由)
出演者名及び曲目等は決まり次第こちらのウェブサイトにて公開
3 場所
京都芸術センター
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
地下鉄「四条駅」/阪急「烏丸駅」22・24番出口から徒歩5分
4 料金
無料
5 申込
不要
6 主催
京都市、公益財団法人京都市芸術文化協会
元明倫小学校とペトロフ社のピアノについて
京都芸術センターにあるピアノのひとつは、ペトロフ社(チェコ共和国)のグランドピアノです。明治2年(1869年)に開校した元明倫小学校の開校50周年記念に、「子どもたちに本格的な西洋音楽に触れてほしい」と、地域の方から寄贈されましたが、閉校(1993年)後は使われることなく傷んでしまっていました。
このピアノの音色を蘇らせようと、地域の有志で「明倫ペトロフの会」を結成。15回の募金コンサートを経て2008年に修復されました。100年にわたりまちの人たちに愛され育まれてきた明倫小学校の“ペトロフピアノ”は、京都芸術センターとなった現在も、変わらぬ暖かな音色を響かせています。

山本宣夫氏プロフィール
1948年大阪府堺市生まれ。1974年、ピアノ調律・修復家として独立。その後、ベーゼンドルファー社(オーストリア)での修行を経て、1989年から2019年までオーストリア国立ウィーン芸術史博物館古楽器部門で日本人初の客員フォルテピアノ修復家となった。1998年から、収集したフォルテピアノを「スペース クリストーフォリ堺」で公開するとともにコンサートやレクチャーに提供。1999年には、1726年製フォルテピアノの忠実な復元に成功し、「ユーロピアノ・コングレス2000」(イタリア)、国立ウィーン芸術史博物館等で展示およびコンサートが行われ、世界的な評価を受けた。大阪芸術大学音楽学部客員教授。2020年、第7回JASRAC音楽文化賞受賞。
お問合せ先
報道発表資料
発表日
令和7年10月3日
担当課
文化市民局(文化芸術都市推進室文化芸術企画課 TEL075-222-3119)
報道発表資料
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課
電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)
ファックス:075-213-3181