ジャガーの死亡
ページ番号338931
2025年3月17日
ジャガーの死亡
令和7年3月17日(月曜日)に、当園で飼育中のジャガーが死亡しましたので、お知らせします。これにより、当園ではジャガーはご覧いただけなくなります。
死亡した個体について
● 愛称 アサヒ
● 性別 オス
● 死亡日時 令和7年3月17日(月曜日)15時18分
● 死因 胸部腫瘍
● 生年月日 平成26年8月9日(10歳7か月)大阪市天王寺動植物公園生まれ
● その他 帰属する大阪市天王寺動植物公園から繁殖のためにブリーディングローン(繁殖を目的とした貸借契約)により1歳で当園に来園しました。
経過
令和6年6月20日 食欲減退、呼吸促拍を認める。
令和6年7月1日 呼吸促拍、食欲低下、活力消失のため、麻酔下検査実施。前胸部レントゲン写真にて不鮮明領域を確認。エコー検査にて胸水の貯留を確認。胸膜炎及び胸水貯留に伴う活力減退、呼吸促拍と判断。
令和6年8月19日 前回行った麻酔下検査の結果を踏まえ、胸部レントゲンの再撮影と、胸水の精査を目的に麻酔下検査を実施。胸膜炎及び胸水貯留が継続していることを確認。起源病因は特定できず。
令和6年11月11日 麻酔下で健康診断実施。胸水の貯留の継続を疑う。
令和7年3月17日 症状に対する投薬を継続し、食欲にもムラがある状態が続く中、胸部精査及び胸水抜去のための健康診断を麻酔下で再度実施。予定していた処置終了後、麻酔からの覚醒を待ったが、覚醒せず、15時18分に、死亡を確認。
<ジャガーの今後の飼育について>
もうじゅうワールドでの飼育展示については、「いのちかがやく京都市動物園構想2020」中「もうじゅうワールドの方針」に基づき、動物福祉(飼育環境の狭さ等)に配慮して今後は小型~中型のネコ科の飼育展示に変更していく方針であり、令和2年1月にはライオン、令和6年4月にはトラの展示を終了しています。同じく大型のネコ科動物であるジャガーについても、現在のところ飼育の予定はありません。
<参考>
ジャガー(英名Jaguar 学名Panthera onca 食肉目 ネコ科)
南北アメリカ大陸で最大のネコ科の動物です。アメリカ・ニューメキシコからアルゼンチン北部にかけて分布し、森林地帯の川辺や沼沢地に生息しています。木登り・水泳が得意で、魚・カメ・カイマン・カピバラ・バクと何でも食べ、しばしば倒した獲物に土をかけて隠します。斑紋はヒョウに似ていますが、輪状の黒斑の中央に1~2個の点状の黒斑があるのでヒョウとは容易に区別できます。
令和5年12月末現在、(公社)日本動物園水族館協会加盟園12園で20頭(オス12、メス8)を飼育しています。
報道発表資料
令和7年3月17日
文化市民局(動物園 TEL771-0210)
ジャガーの死亡
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
お問い合わせ先
京都市動物園 総務課
電 話 075-771-0210
アドレス 〒606-8333 京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内