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令和7年度 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムの募集開始

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2025年3月26日

京都市及び公益財団法人京都市芸術文化協会では、伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスにおける伝統芸能文化創生プロジェクトの一環として、令和7年4月1日(火曜日)から令和7年6月27日(金曜日)までの期間、「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」を募集します。

背景と目的

京都市及び公益財団法人京都市芸術文化協会では、平成30年度から伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(参考1)を設置し、伝統芸能文化創生プロジェクト(参考2)に取り組んでいます。本プロジェクトの一環として実施している「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」では、伝統芸能文化を現代に適合した形で復元・活性化させることを目指し、伝統芸能文化の保存・継承・普及を目的とした活動を支援するため、事業を募集し、採択したプログラムを申請者と伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスが共同で実施します。

この度、新たに令和7年度に実施する共同プログラムの事業を下記のとおり募集します。

概要

募集事業

  1. 伝統芸能文化の保存・継承・普及・活用のために必要な取組
  2. 継承に関して緊急性・必要性が高く、関係機関の協力が必要な取組

取組例

  • 廃曲となった演目の詞章は残っているが、読解不能なので、研究者やその演目に出てくる地域等の協力を得て、復曲したい。
  • 類似した民俗芸能の関係者でネットワークを作り、共同で課題に取り組みたい。
  • 古典芸能、民俗芸能で使用される道具に使われている元来の素材の入手が困難であるため、人工素材による代替品を製作したい。
  • 古典芸能のある流派で使用されている道具に関する技術を他の流派や民俗芸能の道具に転用したい。
    ※特に、TAROでは、伝統芸能における担い手不足を解消するための若手育成プログラムを募集しております。(下記例)
  • 芸能の周知あるいは後継者育成のための配信動画を作成したい。
  • 稽古などの伝承や、学校の授業で活用できるような教材を開発したい。

対象者

研究者、コーディネーター、実演家、職人及び地域の文化を保存する方々等が応募できます。また、個人の活動も申請できます。

負担金額

共同プログラムの事業実施に係る伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスの負担金額の上限は、1件当たり70万円です。対象外経費等もありますので、詳しくは募集案内を御確認ください。

募集期間

令和7年4月1日(火曜日)から令和7年6月27日(金曜日)まで(午後5時提出先必着)

募集案内の配布場所

京都市内では、市役所案内所、各区役所・支所、京都芸術センター等で4月上旬から配布します。また、以下のホームページからもダウンロードできます。

伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスのホームページ外部サイトへリンクします

今後のスケジュール(予定)

  • 4月1日(火曜日) 
    募集開始(6月27日(金曜日)締切)
  • 7~8月中
    第1次審査(書類審査)
    第2次審査(ヒアリング審査)(書類審査通過者のみ)
  • 9~10月
    共同プログラム開始

御相談/申請書提出先

<伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス>

参考1

  1. 伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス
    京都市、公益財団法人京都市芸術文化協会が設置する、伝統芸能文化創生プロジェクトを推進するための事務局。伝統芸能の継承や保存、用具・用品とその材料の確保、普及・創造・発信活動など、伝統芸能文化の総合的な活性化の観点から、ネットワークの構築や基礎調査等を進めている。
  2. 伝統芸能文化創生プロジェクト
    平成23年度に本市が策定した「国立京都伝統芸能文化センター(仮称)基本構想」に掲げるセンターに備えるべき機能の実現を目指すプロジェクト。伝統芸能文化に関する保存・継承・普及等の総合的な観点から、伝統芸能文化を取り巻く課題の改善に取り組む。文化庁とも連携し、全国の関係機関とのネットワーク構築を推進することで、本市の伝統芸能文化の活性化を図るとともに、日本の伝統芸能文化の振興、京都の伝統芸能文化の創生につなげる。

参考2

<直近3年間に採択したプログラム>
年度 件名 申請者等名 内容
令和4年度 社・東条を中心とした播州音頭踊りの継承と発信プロジェクト 社播州音頭踊り保存会
代表:
中原 公寿
東条播州音頭踊り保存会
代表:
邦近 従宏
高齢化が進む播州音頭踊りにおいて、ダンサーである京極朋彦(京極WORKS)がコーディネート役となり、次の事業を行う。現状調査、音頭取りや踊り手の映像記録、他分野の芸術家による次の世代への交流事業に取り組むことで、芸能の伝承を図る。また、同じ課題をもつ他地域とネットワークを構築することにより、地域を越えて伝承手法や成果を発信する。
若手へ向けた鯖江人形浄瑠璃の技能継承と他地域との交流 鯖江人形浄瑠璃「近松座」
代表:
大橋 國利
地域文化である鯖江人形浄瑠璃を若手に継承していくために、各役割に分けた演目の動画配信など若手が今後使用しやすい形で記録作成を行う。また、他地域の浄瑠璃団体と協力して文楽実演家を招き、浄瑠璃を学ぶワークショップを行うことで、他の浄瑠璃団体の若手と交流する機会を設ける。
令和5年度 郷土芸能の若手継承へ向けたネットワークの構築と発信手法の探索 京都郷土芸能「活性化してやろう」会
代表:
浅野 高行
郷土芸能の次世代の担い手養成及び発掘へ向けて、各芸能団体の中堅世代が定期的に集う場所を設定し課題共有を行う。また、芸能そのものを発信する冊子および動画の作成、併せて道具の軽量化、継承へ向けたシンポジウムを開催し、その成果とプロセスを幅広く他地域へ向けて発信する。
令和6年度 石川県加賀市の獅子舞アーカイブを通した次世代への芸能継承事業 加賀市獅子舞を応援する会
代表:吉野 裕之
石川県加賀市において各地域の獅子舞の写真や動画の撮影、実演家や関係者へのインタビュー、座談会などを通して、地域の獅子舞の特色や芸能を明らかにするとともに、獅子舞の所作や稽古手法などの映像記録を行うことで、獅子舞の担い手促進を図る。
各地域の鉾差しとの共同による剣(マネキ)の使い方調査及び試作、担い手育成事業 嵯峨祭 牡丹鉾保存会事務局
代表:
小林 昭八
田中 靖之
各地域の剣鉾の差し手と共同し、剣鉾行事で使用する剣の強度や材質、差し方など各団体の剣の特性を調査する。差し手の意見を汲み、若手にも安全に使用できる剣の試作、体験会の開催や映像発信を行うことで、次世代の担い手育成を行う。

報道発表資料

発表日

令和7年3月26日

担当課

京都市文化市民局文化芸術都市推進室 文化芸術企画課 電話:075-222-4200

令和7年度 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムの募集開始

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お問い合わせ先

京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課

電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)

ファックス:075-213-3181

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