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伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(TARO) プロジェクト報告会の開催

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2024年10月31日

京都市及び公益財団法人京都市芸術文化協会では、平成30年度から伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(TARO)※1を設置し、伝統芸能文化創生プロジェクト※2に取り組んでいます。

本プロジェクトの一環である「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」では、伝統芸能文化の復元・活性化を図る活動を支援するため、支援を必要とする事業を募集し、採択したプログラムを申請者とTAROが共同で実施しています。

この度、TAROが共同して取り組んでいる各地域のプログラムを、トークや上演を通じて御紹介する「プロジェクト報告会」を開催します。

1 日時

令和6年11月2日(土曜日)午後2時~午後4時40分(午後1時30分開場、受付)

2 場所

京都芸術センター 講堂

〒604-8156 京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

3 内容

⑴ トーク

・ 扇の絵柄、季節感について(京都府・全国)

  講師:福井 芳宏(有限会社 十松屋福井扇舗)

・ 石見神楽の口唱歌作成とその効果 ~能の稽古と比較して~(島根県)

  講師:中谷 雅晴(石見神楽産業化モデル事業実行委員会)

・ 嵯峨大念仏狂言の面や道具について(京都府)

  講師:浅野 高行(京都郷土芸能「活性化してやろう」会)

・ 石川県加賀市の獅子舞アーカイブを通した次世代への芸能継承事業(石川県)

  講師:稲村 行真(加賀市獅子舞を応援する会)

・ 各地域の鉾差しとの共同による剣(マネキ)の使い方調査及び試作、担い手育成事業(京都府)

  講師:田中 靖之、藤本 晃司(嵯峨祭牡丹鉾保存会事務局)


⑵ トーク&実演

  兵庫県播磨地域で今も継承されている播州音頭は、江戸末期の「吉川音頭」が起源とされ、口伝えで兵庫県南部に伝わったとされています。播州音頭踊りをダンサーという立場からサポートする京極朋彦氏の視点で御紹介いただき、今後の芸能継承のあり方を模索します。

 トーク:「播州音頭とは」(講師:京極 朋彦、中原 公寿)

 実 演:社播州音頭踊り保存会、東条播州音頭踊り保存会

4 参加申込

参加無料(要事前申込み、定員70名程度)

※ 以下の方法、または二次元コードより、事前にお申込みください。

  電話またはメールでお申し込みされる際は、氏名、人数、申し込み事業名をお知らせください。

(1) 予約サイト:https://forms.gle/TpwJs2htqPQeCWqT9

(2) メール  :[email protected]

(3) 電話   :075-255-9600

二次元コード

二次元コード

5 主催

伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(京都市、公益財団法人京都市芸術文化協会)

6 協力

公益財団法人加東文化振興財団

【参考1】

※1 伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(略称:TARO)

京都市、公益財団法人京都市芸術文化協会が設置する、伝統芸能文化創生プロジェクトを推進するための事務局。伝統芸能の継承や保存、用具・用品とその材料の確保、普及・創造・発信活動など、伝統芸能文化の総合的な活性化の観点から、ネットワークの構築や基礎調査等を進めている。

 

※2 伝統芸能文化創生プロジェクト

平成23年度に本市が策定した「国立京都伝統芸能文化センター(仮称)基本構想」に掲げるセンターに備えるべき機能の実現を目指すプロジェクト。伝統芸能文化に関する保存・継承・普及等の総合的な観点から、伝統芸能文化を取り巻く課題の改善に取り組む。文化庁とも連携し、全国の関係機関とのネットワーク構築を推進することで、本市の伝統芸能文化の活性化を図るとともに、日本の伝統芸能文化の振興、京都の伝統芸能文化の創生につなげる。

【参考2】

<直近4年間に採択したプログラム>

年度

件名

申請者等名

内容

令和3年度

古物重厚意匠糊地

能楽扇の写し製作

有限会社 十松屋福井扇舗

代表取締役:福井芳宏

能楽や日本舞踊等で用いられる舞台用の扇には重厚細密な扇面絵が描かれているものがあるが、近年では制作の機会が著しく減少している。そこで、京都在住の能楽シテ方の家が所蔵する扇の「写し」を通じて、高度な扇面上絵技術の継承を行う。また、制作できる職人が減少している古式の扇面地紙「糊地」については、素材分析によって現在主流の「合わせ地」との違いを明確にし、その工芸的価値と舞台効果を周知する。制作した扇は、実際の公演で仕上がりを確認する。

笛譜・唱歌制作による石見神楽の継承円滑化事業

石見神楽産業化モデル事業

実行委員会

代表:日高均

島根県を代表する郷土芸能の石見神楽の笛は、演者の口伝や独学によって受け継がれてきたが、技術の習得に大きな困難がある。そこで本事業では、京都の芸能関係者と協力して、譜面とオノマトペ(擬音)による「口唱歌」を作成し、笛の稽古を円滑に行えるような指導方法を確立させることを目指す。その指導方法を石見神楽各社中で共有することで、笛の指導者と演奏者の育成を図る。

三味線音楽のScratch教材開発:常磐津節を通じて日本の伝統芸能に親しむための教育プログラムづくりとその普及の試み

次代に邦楽をつなぐプロジェクト

代表:重藤暁

GIGAスクール構想の実施に当たって、小学生を対象とした日本の伝統音楽に関する教材をビジュアルプログラミング言語(Scratch)で開発する。協力が得られる小中学校でテスト運用し、そのフィードバックを踏まえて改良を行い、教材と指導マニュアルをウェブ上で公開する。また、教員向け研修会を開催し、本教材を小中学校の授業実践に活用してもらうための普及活動を行う。

令和4年度

社・東条を中心とした播州音頭踊りの継承と発信プロジェクト

社播州音頭踊り保存会

代表:中原公寿

東条播州音頭踊り保存会

代表:邦近従宏

高齢化が進む播州音頭踊りにおいて、ダンサーである京極朋彦(京極WORKS)がコーディネート役となり、次の事業を行う。現状調査、音頭取りや踊り手の映像記録、他分野の芸術家による次の世代への交流事業に取り組むことで、芸能の伝承を図る。また、同じ課題をもつ他地域とネットワークを構築することにより、地域を越えて伝承手法や成果を発信する。

若手へ向けた鯖江人形浄瑠璃の技能継承と他地域との交流

鯖江人形浄瑠璃「近松座」

代表:大橋國利

地域文化である鯖江人形浄瑠璃を若手に継承していくために、各役割に分けた演目の動画配信など若手が今後使用しやすい形で記録作成を行う。また、他地域の浄瑠璃団体と協力して文楽実演家を招き、浄瑠璃を学ぶワークショップを行うことで、他の浄瑠璃団体の若手と交流する機会を設ける。

令和5年度

郷土芸能の若手継承へ向けたネットワークの構築と発信手法の探索

京都郷土芸能「活性化してやろう」会

代表:浅野高行

郷土芸能の次世代の担い手養成及び発掘へ向けて、各芸能団体の中堅世代が定期的に集う場所を設定し課題共有を行う。また、芸能そのものを発信する冊子および動画の作成、併せて道具の軽量化、継承へ向けたシンポジウムを開催し、その成果とプロセスを幅広く他地域へ向けて発信する。

令和6年度

石川県加賀市の獅子舞アーカイブを通した次世代への芸能継承事業

加賀市獅子舞を応援する会

代表:吉野裕之

 

石川県加賀市において各地域の獅子舞の写真や動画の撮影、実演家や関係者へのインタビュー、座談会などを通して、地域の獅子舞の特色や芸能を明らかにするとともに、獅子舞の所作や稽古手法などの映像記録を行うことで、獅子舞の担い手促進を図る。

各地域の鉾差しとの共同による剣(マネキ)の使い方調査及び試作、担い手育成事業

嵯峨祭 牡丹鉾保存会事務局

代表:小林昭八

田中靖之

各地域の剣鉾の差し手と共同し、剣鉾行事で使用する剣の強度や材質、差し方など各団体の剣の特性を調査する。差し手の意見を汲み、若手にも安全に使用できる剣の試作、体験会の開催や映像発信を行うことで、次世代の担い手育成を行う。

報道発表資料

発表日

令和6年10月31日

担当課

文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課

電話:075-222-4200

報道発表資料

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お問い合わせ先

京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課

電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)

ファックス:075-213-3181

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