「第4回 京都文学賞」一般部門 最優秀賞受賞作『危険球』(木住 鷹人 著)の刊行について
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2024年10月11日
京都市では、文学の更なる振興や「文化都市・京都」の発信等に寄与するため、令和元年度から「京都文学賞」を実施しており、現在、第5回の作品及び読者選考委員を募集しています。
この度、第4回京都文学賞の一般部門で最優秀賞を受賞(令和5年度)した『危険球』(木住鷹人氏)が、協力出版社の早川書房から10月23日に刊行されます。
1 書籍刊行について
書 名 危険球
著 者 木住 鷹人(きすみ ようと)
出版社 早川書房
刊行日 令和6年10月23日(水曜日)
価 格 1,980円(税込)
カバーイラスト:しらこ
カバーデザイン:早川書房デザイン室
<帯コメントから>
第4回京都文学賞受賞作
全世代が落涙必至の青春小説
いしいしんじ氏(作家) 絶賛!
この小説のなかに、情熱を込めて投げこまれていないことばは一球としてない。
【あらすじ】
熱が球場を覆っていた――夏の甲子園出場をかけた京都府大会決勝。エース投手・権田至の手から放たれた際どいボールは、打ち返そうと踏み込んだ強打者・仁科涼馬の頭部を直撃した。静まる球場に至の声がなぜかよく響いた。「あんな球、避けられるでしょ」その言動を捨ておけず、球審・鍋島は退場を宣告、高校野球では異例のことだった。世間の至への非難が、炎上が始まった。そうした混乱の中、“被害者”であるはずの仁科が意外な言葉を口にする。「あれは危険球ではなかった」はたして真実はどこにあるのか?
<著者プロフィール>
木住 鷹人(きすみ ようと)
1963年、京都市生まれ。兵庫県在住。
立命館大学法学部卒業。
銀行を経て、現在その関連会社で勤務。
2024年、「危険球」で第4回京都文学賞一般部門最優秀賞受賞。
<受賞作の出版化について>
京都文学賞の受賞作のうち、以下の作品については、これまでに協力出版社から書籍を刊行いただいています。
回 | 部門・賞 | 作品名 | 作者名 | 出版社 | 刊行月 |
1回 | 一般 最優秀賞 | 羅城門に啼く (「もう森へは行かない」改題) | 松下隆一 | 新潮社 | 令和2年11月 |
1回 | 一般 優秀賞 | 屋根の上のおばあちゃん (「太秦――恋がたき」改題) | 藤田芳康 | 河出書房新社 | 令和2年11月 |
2回 | 一般・海外 最優秀賞 | 鴨川ランナー | グレゴリー・ ケズナジャット | 講談社 | 令和3年10月 |
3回 | 一般 最優秀賞 | ビボう六 (「備忘六」改題) | 佐藤ゆき乃 | ちいさいミシマ社 | 令和5年11月 |
3回 | 中高生 最優秀賞 | ちとせ (「闇に浮かぶ浄土」改題) | 高野知宙 | 祥伝社 | 令和4年11月 |
報道発表資料
発表日
令和6年10月11日
担当課
文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課(電話:075-222-3119)
報道発表資料
- 報道発表資料(PDF形式, 391.66KB)
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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課
電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)
ファックス:075-213-3181