Art Rhizome KYOTO 2024「逆旅京都」の開催
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2024年8月23日
京都市では、若手アーティスト等の活動環境の向上とアート市場の活性化を図るための取組を進めています。
この度、令和6年9月3日(火曜日)から11月6日(水曜日)にかけて、「Art Rhizome KYOTO 2024 逆旅京都」を京都市内10会場にて開催します。宿泊施設、商業施設、公共空間など文化と歴史のまち京都を物語る各会場をつなぎ、京都にゆかりのあるアーティスト14名の作品の展示・販売を行います。
Art Rhizome KYOTO(アートリゾームキョウト) (略称:ARK(アルク))とは
京都市内の宿泊施設やカフェ等で、京都にゆかりのある若手アーティスト等の作品の展示・販売を行います。施設と作品とのマッチング、展示の企画等は、公募で選定したアートコーディネーターを含む経験豊富な企画チームが担い、アーティスト及びアートコーディネーターの活躍機会の提供、市内施設等への誘客を図ります。
今年のテーマは「逆旅(げきりょ)」。「逆旅」は宿を意味する言葉で、「逆旅京都」は、さまざまな人・もの・出来事を迎え入れてきた京都全体を宿のようにイメージしています。キュレーター・金澤韻が、紀行文の形式で全会場に作品紹介のテキストを執筆し、京都のまちと若手アーティストの展示を一つの展覧会として構成します。
開催概要
1.日程
令和6年9月3日(火曜日)~令和6年11月6日(水曜日)
※ 開催時間は、各会場によって異なります。詳細はARK公式HPを御参照ください。
※ 全会場の展示作品の購入が可能です(一部インスタレーションを除く)。令和6年10月31日(木曜日)~11月6日(水曜日)までを販売フェアウィークとし、特設サイトから御購入いただけます。特設サイトは後日公開予定です。ARK公式HP及びARK公式インスタグラムにてお知らせします。
2.アーティスト(50音順)
呉雯雯(Wenwen Wu)/清原遥(Haruka Kiyohara)/品川亮(Ryo Shinagawa)/嶋春香(Haruka Shima)/澄毅(Takeshi Sumi)/高田マル(Mal Takada)/谷本真理(Mari Tanimoto)/中村夏野(Kano Nakamura)/長谷川由貴(Yuki Hasegawa)/林勇気(Yuki Hayashi)/湊茉莉(Mari Minato)/宮田彩加(Sayaka Miyata)/森夕香(Yuka Mori)/吉浦眞琴(Makoto Yoshiura)
3.会場

(1) ホテルリングス京都
(2) 京都市役所分庁舎
(3) 堀川新文化ビルヂング
(4) No.317 アニュアルギャラリー
(5) RC HOTEL 京都八坂
(6) ホテル ザ セレスティン京都祇園
(7) Sfera (0F Café DOnG by Sfera)
(8) INTA-NET KYOTO
(9) ホステルニニルーム
(10) 関西日仏学館
※各会場やアーティスト等の詳細は、公式HPを御覧ください。
4.アートコーディネーター(企画チーム)
金澤韻+増井辰一郎(コダマシーン)/櫻岡聡(FINCH ARTS)/平野成悟/黃慕薇
5.料金
無料
6.主催
京都市
7.運営
Art Rhizome KYOTO実行委員会
メールアドレス:[email protected]
8.公式ホームページ、インスタグラム
展示作品の詳細については、ARK公式ホームページにて順次公開予定です。また、各会場の最新の情報についても、ARK公式ホームページを御確認ください。
ARK公式ホームページ : http://artrhizome.jp
ARK公式インスタグラム : https://www.instagram.com/artrhizomekyoto/
「Art Rhizome KYOTO 2024 逆旅京都」の見どころ
1.14名の京都の現在進行形のアートをフィーチャー
現在、京都市立芸術大学博士課程在学中の漆芸家 呉雯雯、2019年に銀座メゾンエルメスで個展開催など国内外での活躍が目覚ましい湊茉莉、数々の美術展や映画祭で作品を発表し注目を集める映像作家・美術家 林勇気など、新進気鋭の若手から評価の高まりを見せるキャリアのある作家まで14名の京都ゆかりのアーティストが参加し、各会場の文化的な特性に応じた展示を行います。
2.京都市役所分庁舎の10mインスタレーションに注目
昨年も会場となった京都市役所分庁舎では、画家の高田マルが全長約10mのガラス面を用い、日記の記述と公開をめぐる絵画の大型インスタレーションを行います。
3.セレスティン京都祇園のたゆたうテキスタイル インスタレーション
京都・祇園のラグジュアリーホテル「ホテル ザ セレスティン京都祇園」では、吹き抜けのメインロビーを会場に、気鋭の染織作家 清原遥が揺れ動く景色をテーマとしたテキスタイル インスタレーションを展開します。
4.2024年京都市芸術新人賞受賞の宮田彩加が見せる多様な表現
2024年京都市芸術新人賞を受賞し、同年「札幌国際芸術祭」にも参加した宮田彩加が、堀川新文化ビルヂングにて、糸の連なりとバグにより生命を描き出す刺繍作品を新作から旧作まで20点ほど展示します。
5.全会場を繋ぐ紀行文に注目
キュレーター・金澤韻によって執筆された、京都を旅するある架空の人物の紀行文が、全会場を繋ぐテキストとして各会場に掲示されます。観客はそのテキストを通して、新しい体験としてまちとアートを発見していきます。
<参考1>企画チームについて
○金澤韻(こだま)(現代美術キュレーター・コダマシーン アートディレクター)
東京藝術大学大学院、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修了
世界各地の美術館、芸術祭で展示企画多数
○増井辰一郎(コダマシーン アートプロデューサー)
京都大学工学部建築科卒
建築・デザイン・現代アートにまたがる領域で世界的な実績を持つアートプロデューサー
○櫻岡聡(ギャラリスト)
コマーシャル・ギャラリー勤務を経て、2016年にFINCH ARTSを開廊
ギャラリー運営の他、展覧会企画、ホテルなどのアート・ディレクションを行う。
○平野成悟(美術家)【公募】
京都市立芸術大学大学院修了
京都を拠点に作品制作や展覧会の企画・運営等を手がける。
○黃慕薇(アートマネージャー)【公募】
京都芸術大学大学院グローバル・ゼミに在籍
ロンドン大学バークベック・カレッジにてアートマネジメント&ポリシー修士号取得
gallery Unfold 企画・運営
<参考2>参加アーティストのこれまでの作品

高田マル《向かって行く線、朝の挨拶》2024年、絵、壁、チョーク 撮影:大竹央祐

呉雯雯《【山容】之一》2024年、8.5×24.5cm、漆、貝、錫粉、レーザーカッター撮影:陸 小燕

湊茉莉《王朝シリーズXI、守護神像》2017年、 33×48cm、 アクリル、アルミニウム、紙
撮影:今村裕司 画像提供:艸居

宮田彩加《MRI SM20110908》2016年-、サイズ可変、ミシン糸

清原遥《little little forest》2022年、111×300cm、綿に反応染料、顔料 撮影:三原昌彦
<参考3>リーフレット・ポスタービジュアル

今年のビジュアルは「逆旅京都」をテーマに作成されました。
「Rhizome」をイメージさせる緑の色合いと有機的な装いに、「逆旅京都」の言葉から連想される旅人の道筋が表現されています。流れる時間や光の移り変わりを示すような、たおやかで柔らかい印象のビジュアルとなりました。
デザイナー:綱島卓也
報道発表資料
発表日
令和6年8月23日
担当課
文化市民局(文化芸術都市推進室 文化芸術企画課 TEL075-222-4200)
報道発表資料
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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課
電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)
ファックス:075-213-3181