「京都モダン建築祭2024」の開催
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2024年7月18日
京都モダン建築祭実行委員会及び京都市では、京都に現存する魅力的なモダン建築を一斉公開する「京都モダン建築祭」を、11月に開催します。
令和6年度は、エリアを拡大し、東山と御所東・吉田を新たに加えて開催。専門家・建築オーナーや関係者によるガイドツアーも充実させ、さらなる参加機会の拡充とプログラムの多様化を進めます。また、資金調達の一助として、サポーター(個人寄付)とパートナー(企業・団体協賛)を広く募集。サポートスタッフの募集も開始します。
1 「京都モダン建築祭2024」について
(1)開催エリア(予定)
継続:北大路、衣笠・北野、西陣、御所西、岡崎、中京、河原町・五条、京都駅・七条、その他
新規:御所東・吉田、東山
(2)開催期間
令和6年11月1日(金曜日)〜10日(日曜日)の10日間
<一斉公開>計4日(★は新規エリア)
【前期】11月2日(土曜日)〜3日(日曜日・祝日)
公開エリア:中京、東山★、河原町・五条、京都駅・七条
【後期】11月9日(土曜日)〜10日(日曜日)
公開エリア:北大路、衣笠・北野、西陣、御所西、御所東・吉田★、岡崎
※11月4日(月曜日・祝日)~11月8日(金曜日)はガイドツアーや各種企画を実施予定です。
※各建築により公開日時等が異なります。公開建築については8月中に公式サイトにて掲載予定です。パスポート販売情報などの詳細は9月初旬までに公表予定です。
(3)主催者等
主催:京都モダン建築祭実行委員会
共催:京都市
パートナー:Kyoto Localized、株式会社Clew、株式会社灰孝本店、コミュニティ・バンク京信、
一般財団法人NISSHA財団、京都美術工芸大学、株式会社八清、株式会社フラットエージェンシー、
株式会社Luup(7月1日時点)
協力:京都市交通局、京都市上下水道局、公益財団法人京都市スポーツ協会、京都岡崎魅力づくり推進協議会、
京の三条まちづくり協議会、学校法人平安女学院、京都駅ビル開発株式会社、株式会社あめりか屋、
株式会社熊倉工務店、株式会社JR西日本コミュニケーションズ(7月1日時点)
※本事業は令和6年度文化庁文化芸術振興費補助金(地域文化財総合活用推進事業)の補助を受けて実施しています。
※本事業は京都市「Arts Aid KYOTO事業認定型」認定事業です。
(4)参加方法
令和6年9月初旬から発売予定のパスポート(価格調整中)を購入のうえ、御参加いただきます。
※
詳細は、適宜公式サイトで御確認ください。
(5)今後の予定
令和6年8月上旬 参加建築・公開情報・ガイドツアーの詳細をリリース
9月初旬 プログラム詳細をリリース、パスポート販売開始、ガイドツアー申込受付開始
2 サポーター(個人寄付)&パートナー(企業・団体協賛)の募集について
「京都モダン建築祭」は寄付・協賛を募集しています。個人の方(サポーター)からの御寄付は3,000円から、企業・団体(パートナー)からの御協賛は100,000円から受け付けております。皆さまの応援と温かい御支援を心からお願い申し上げ、お待ちしております。
▶公式サイト NEWS「2024 年京都モダン建築祭 寄付協賛(個人、企業・団体)のお願い」3 サポートスタッフの募集開始について
京都モダン建築祭を一緒につくりあげ、共に建築を愛する仲間として建築祭の運営をサポートいただけるサポートスタッフ(ボランティアスタッフ)の募集を始めます。明るく、人と接することが好きな方の御応募をお待ちしています。
4 お問合せ・取材連絡先
京都モダン建築祭実行委員会 事務局(藤井・谷口・岡元)
〒602-0876 京都市上京区錦砂町285 毎日新聞京都ビル2階
e-mail [email protected]
公式サイト https://kyoto.kenchikusai.jp/
X https://twitter.com/kenchikusai/
Instagram https://www.instagram.com/kenchikusai/
【参考1】京都モダン建築祭実行委員会について
<実行委員長>
笠原一人(京都工芸繊維大学 准教授)
<委員>
以倉敬之(まいまい京都 代表)
猿渡毅(京都市文化市民局文化芸術都市推進室 文化財担当部長)
倉方俊輔(大阪公立大学 教授)
前田尚武(京都市京セラ美術館 企画推進ディレクター)
南隆博(公益社団法人京都市観光協会 担当部長)
<監事>
飯尾貴之(京都市産業観光局観光MICE推進室 観光誘客誘致課長)
高田光治(一般財団法人京都ユースホステル協会 専務理事)
<アドバイザー>
石川祐一(京都市文化市民局文化芸術都市推進室 文化財保護課)
<事務局>
まいまい京都
【参考2】「京都モダン建築祭」とは
京都市の記憶を物語るモダン建築を一斉公開
近代以降、戦争や震災の被害が少なかった京都には、モダン建築が数多く現存しています。ですが、これまで京都といえば神社仏閣や桜、紅葉、というイメージが根強く、近代の建物が光を浴びることは多くありませんでした。
令和3年、京都市京セラ美術館で開催された「モダン建築の京都」展は、これまでまとまって語られることの少なかった京都のモダン建築に光を当て、資料展示にとどまらない横断的な連携によって、京都のモダン建築に実際に触れる豊かな体験の機会となりました。
しかし今、多くのモダン建築が存続の危機に直面しています。公的支援に限度があるのは言うまでもなく、海外に比べて建物保存の制度が整わない日本では、さまざまな形で周りが協力しなければ建物が残りにくい状況があります。このため、現状、こうしたモダン建築の維持継承はほとんどが所有者の個人的努力と献身に拠っています。
ここまで受け継がれてきた建築が、今を生きて私たちの暮らしや文化や街並みを豊かにしてくれているという奇跡がこれからも続くことを願ってやみません。
その一助となっていきたいという願いをもって、「京都モダン建築祭」は生まれました。普段は公開されていない建築が、関わる人に支えられて、このときだけ扉を開く。それにより、京都で大切に守り継がれてきた建物や営みが“生きた文化財”として受け継がれ、時代に相応しい形で共に未来へ進んでいけるように、また、建築文化を多くの人と共に楽しみ、次の世代を担う若者やこどもたちが、こうした建築を守りたいと思ってくれるように取り組んでまいります。
参加費の一部は建築の維持活用に役立てられます
京都モダン建築祭は、建築一斉公開イベントでは全国でも珍しい有料パスポート方式を導入し、令和4年に初開催しました。開催期間は3日間で、参加建築数は36件。令和5年は、前年の反響を受けて規模の拡大と体験の質的向上を目指し、期間・エリアともに大幅に拡大。参加建築数は76件となりました。また、理念に基づき、パスポート・ガイドツアー・特別イベント等の参加費の一部を参加建築に還元し、維持活用に役立てていただいています。
令和6年は「よりわかりすく、持続可能な祭に」を掲げ、誰でも気軽に参加できるわかりやすさと、興味・関心によって選べるプログラムの多様さ、そして今後ずっと続けていけるしくみづくりを目指しています。京都の皆さんと、そして建築祭の理念に賛同いただける全国の皆さんと、共に育てる祭として、ネットワークを深めていくべく今年の準備を進めています。
京都モダン建築祭は、京都という都市の将来とそこでの人の営みをより豊かにしていくためのひとつの試みでもあります。千年続く祭をめざして、今年の一歩をどうか御一緒ください。
報道発表資料
発表日
令和6年7月18日
担当課
文化芸術都市推進室文化芸術企画課(電話:075-222-3119)
報道発表資料
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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課
電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)
ファックス:075-213-3181