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京都市美術館開館90周年記念展「竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー」の開催について

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2023年7月18日

京都市美術館開館90周年記念展「竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー」の開催について

 当館の特別展として、京都市美術館開館90周年記念展「竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー」を下記のとおり開催しますのでお知らせします。

1 展覧会名

 京都市美術館開館90周年記念展 竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー

2 主催

 京都市、京都新聞、ライブエグザム、BS フジ、日本経済新聞社

3 会期

 令和5年10月7日(土曜日)~令和5年12月3日(日曜日)
 (前期:10月7日~11月5日、後期:11月7日~12月3日)

4 展覧会概要

 竹内栖鳳は、近代京都の日本画界に最も大きな影響を与えた画家です。画壇革新を目指した明治期には、旧習を脱却した新たな日本画表現を模索し、西洋にも渡りました。技術が円熟に達した大正・昭和期には、画壇の重鎮として、第一線で活躍しながら多くの弟子を育成したことでも知られています。   

 「写生」を重要視しながら、抜群の筆力で生き生きとした作品を生み出し、圧倒的な求心力で画壇をリードして、近代京都日本画の礎を作りました。現在では巨匠として多くに知られる存在ですが、そこへ至るためには、古い常識を破壊し、新たな地平を創生するエネルギーが不可欠だったのです。

 本展では、当館所蔵の重要文化財《絵になる最初》をはじめ、若手時代から円熟期まで、栖鳳の代表作を集めて展示し、一堂にその画業を振り返ります。栖鳳の挑戦をより明らかにするため、本画に加え、制作にまつわる写生や下絵、古画の模写など、様々な資料もあわせて御覧いただきます。作品約130点で栖鳳の奮闘を余すところなく振り返る、大規模回顧展です。

5 会場

 京都市京セラ美術館 本館 南回廊1階
 開館時間:午前10時~午後6時(最終入館は閉場の30分前まで)
 休館日:月曜日(祝日の場合は開館)

6 観覧料

 一般:1,800円(1,600円)
 大学・高校生:1,300円(1,100円)
 中学生以下:無料
 ※ ( )内は前売・20名以上の団体料金
 ※ 京都市内に在住・通学の高校生は無料
 障害者手帳等を御提示の方は本人及び介護者1 名無料
 確認できるものを御持参ください。
 前売券発売日:令和5年7月24日
 美術館公式オンラインチケット、チケットぴあ(P コード:686-583)、
 ローソンチケット(L コード:54609)、セブンチケット(セブンコード:102-038)

 ほか主要プレイガイドなど

7 本展のみどころ

⑴  京都日本画の絶対王者、竹内栖鳳の生涯がひとめでわかる大回顧展

 明治から昭和まで、京都画壇の中心であり続け、巨星として多くの人に愛された栖鳳の作品が一堂に会します。若くして実力が評価され、頭角を現した初期、新機軸の日本画を求め、伝統の意味を問い続けながら革新的であろうとした中期、自然と向き合い、誰にも追随させない筆力で生命力を表現した後期まで、時代順に展示。栖鳳の技術の発展、表現の推移、挑戦の軌跡がたどれる内容です。

 栖鳳の大規模個展が京都で行われるのは、10年ぶりです(前回は平成25年に京都市美術館で開催)。

 ⑵  新発見作品を初公開!

 新発見となる《羅馬遺跡図》(1903年、個人蔵)を本邦初公開!イタリア、ローマの遺跡を描いたとされる貴重な作品で、栖鳳が渡欧した体験を反映したものです。

 ⑶  栖鳳の青年期にも注目

 本展では、これまであまり注目されてこなかった、栖鳳の青年期作品にも焦点をあてます。今は大御所として知られる栖鳳が、若い頃に感じた苦悩や新表現への執念、受けた批判などを作品とともに振り返り、「大御所栖鳳」が生まれるまでの人生をドラマティックにたどります。

 ⑷  貴重な写生、下絵を多く展示

 京都市京セラ美術館には、写生、下絵など貴重な資料類が多く所蔵されています。栖鳳が最も重要視した「写生」の秘密は、ここに詰まっています。栖鳳が世界を見つめたまなざしや、ものの考え方、制作姿勢を紐解きます。下絵にもまた、下絵ならではの生き生きとした線が見られ、動物画などを得意とした栖鳳の本領が発揮されています。

8 主な出品作品

 別添お知らせ参照

9 関連プログラム

⑴     講演会「栖鳳の芸術について」

日時:令和5年10月14日(土曜日)午後2時~午後3時30分

講師:平野重光(美術史家、元京都市美術館学芸課長)

 

⑵     講演会「竹内栖鳳、京都画壇にあらわる」

日時:令和5年11月5日(日曜日)午後2時~午後3時30分

講師:森光彦(京都市京セラ美術館学芸員)

内容:日本画の破壊と創生はいかにしてなされたか。本展担当学芸員が、竹内栖鳳が京都画壇に残した足跡を、名品とともに解説します。

 

⑶     クロストーク「わたしたちの好きな栖鳳」

日時:令和5年11月18日(土曜日)午後1時~午後2時30分

登壇:定家亜由子(日本画家)、福田季生(日本画家)

内容:京都を拠点に活動する80年代生まれの二人が、栖鳳の魅力を語ります。

 

会場:京都市京セラ美術館地下1階講演室

料金:無料(予約不要、先着順、要本展観覧券)


 ※ その他ギャラリートークなど、さまざまな関連プログラムを予定しています。
 詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。

10 展覧会図録

 栖鳳の生涯と代表作が一冊で分かる決定版図録。緻密な研究に基づく論文のほか、日本画鑑賞の初心者にも分かりやすく栖鳳の画業を説明するコラムを収録。迫力があり、リアルで雄大、時にかわいらしい、栖鳳作品の魅力がつまった図録です。

論考執筆者:平野重光(美術史家、元京都市美術館学芸課長)、廣田孝(京都女子大学名誉教授)、森光彦(京都市京セラ美術館学芸員)、後藤結美子(同学芸員)

編集:京都市京セラ美術館 学芸課

ページ数:224ページ(予定)

判型:B5変型 

言語:日本語

価格:未定

発売日:令和5年10月7日(予定)


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お問い合わせ先

京都市 文化市民局文化芸術都市推進室美術館

電話:075‐771‐4107

ファックス:075-761-0444

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