【広報発表】「二条城で楽しむ古典芸能」の開催について
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2014年8月19日
広報資料
平成26年8月19日
文化市民局(文化芸術企画課366-0033)
京都市では,「古典の日に関する法律」の制定を契機として,市民が古典に親しむことができるよう,世界遺産二条城において,古典芸能等の発信事業を実施しております。
義太夫節の創始者竹本義太夫没後300年にあたる今年は,日本を代表する伝統芸能の一つである人形浄瑠璃文楽の公演を行います。
普段は公開していない二条城二の丸御殿台所を舞台に,京都ゆかりの内容の演目の上演や,日頃文楽になじみの無い方々にも分かりやすいよう解説も行います。
1 日時
平成26年10月18日(土曜日)
1回目 午後1時~午後2時30分
2回目 午後4時~午後5時30分
※開場はそれぞれの開演30分前から
2 会場
元離宮二条城 二の丸御殿台所(重要文化財指定)
3 内容
(1) 人形浄瑠璃文楽「二人禿(ににんかむろ)」「五条橋」の上演
(2) 太夫,三味線,人形遣いによる文楽の解説
※1回目と2回目は同じ内容です。
4 入場券
前売券 2,500円
チケットぴあ,大丸京都店で8月25日(月曜日)から販売開始予定
当日券 3,000円
※全席自由席
※売上の一部は二条城の本格修理に役立てられます。
5 主催等
(主催)京都市 (共催)公益財団法人文楽協会
6 問合せ先
京都いつでもコール 075-661-3755
(参考)
(1) 「古典の日」とは
日本の古典芸術に親しみ,理解を深めるために設けられた記念日で,世界最古の長編小説「源氏物語」の存在が確認できる最古の日付である西暦1008年の11月1日にちなんでいます。
(2) 演目の紹介
「二人禿」(ににんかむろ)
昭和16年(1941年)4月に大阪四ツ橋文楽座で初演。遊郭で行儀見習いのため,花魁に仕えている少女を「禿(かむろ)」と言います。上方の花街を背景に,客と遊女の恋の駆け引きを間近に見聞きし,自然と大人びる少女の姿が描かれます。
「五条橋」
文耕堂,長谷川千四(はせがわせんし)が合作した「鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)」は,少年時代の源義経(牛若丸)と武蔵坊弁慶の出会いと源氏再興の発端が描かれています。「五条橋」はその五段目に当たります。京都五条橋で,牛若丸が武蔵坊弁慶を家来にするという有名な故事を舞踊劇にしたもので,対照的な二人の人物を表現する義太夫節の演奏に合わせて人形が演じます。
お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課
電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)
ファックス:075-213-3181