ノロウイルス対策

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2017年8月25日

感染性胃腸炎に注意!!

 感染性胃腸炎は嘔吐,下痢を主症状とし,原因の多くはノロウイルス等のウイルス感染で,例年,冬季に流行します。

 暖かくなってきましたが,今後も適切な予防策を徹底して,まん延防止に努めましょう。

【市内の定点あたり報告数】

 ・第33週(平成29年8月14日~8月20日)は,2.19となっています。なお,過去5年間の同時期の平均は2.47です。

感染性胃腸炎の発生数推移

定点あたり報告数:医療機関あたりの平均患者数 
※20を超えると警報(大きな流行が発生もしくは継続しつつあると疑われる状態)となります。

市内の感染性胃腸炎集団発生数(平成29年8月25日現在)

市内の感染性胃腸炎集団発生数

1 感染性胃腸炎の症状

  感染性胃腸炎の症状は,主に下痢,腹痛,悪心,嘔吐等です。
  ノロウイルスの潜伏期間は概ね24~48時間で,発症後およそ2,3日程度で軽快します。
  快復しても便には2週間程度はウイルスが排出されるため,用便後の手洗いをしっかり行うことが重要です。

ノロウイルスの電子顕微鏡写真


ノロウイルスの電子顕微鏡写真(堺市衛生研究所 提供)

ノロウイルスの直径は約30nm(ナノメートル:10億分の1メートル)

2 感染性胃腸炎の病因物質

 感染性胃腸炎の原因は,主としてノロウイルス,ロタウイルスなどのウイルス感染ですが,サルモネラ属菌などの細菌感染も原因となります。これらは,汚染食品からの経口感染や糞口感染等により感染します。このうち,原因として最も多いものは,ノロウイルスです。

3 感染性胃腸炎の予防

  手洗い,うがいの励行,十分な睡眠と栄養をとるようにして,体調を良好に保つようにしてください。万一家族等に患者が発生した場合は汚物の処理やトイレ等は塩素系消毒剤で消毒を行い,極力患者との不必要な接触は避けましょう。また,万一,感染を疑うような症状があれば早めに医療機関へ受診しましょう。

○ノロウイルスの食中毒予防については「ノロウイルス食中毒を予防しましょう」をご覧ください。

○保育園等施設管理者向けの対応策は「子ども達を感染症から守るために」をご覧ください。

○老人福祉施設等管理者向けの対応策は「高齢者福祉施設における感染症対策のすすめ方」をご覧ください。

厚生労働省 ノロウイルスQ&A外部サイトへリンクします

手洗い方法

 ノロウイルスに対してアルコール消毒剤は効果がないことから,帰宅時,食事の前,炊事の前,用便後等において,石鹸で手を十分に洗い(30秒程度),ノロウイルスを手から洗い流すことが重要です。特に,写真の箇所は手洗いが不十分となりやすいので注意が必要です。

手洗いのし残ししやすい箇所

【手洗いミスの発生箇所】
 指先や爪の間,指の間,親指の周り,手首,手のしわ

4 消毒について

 塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム:(例)ハイタ―,ミルトン,ピューラックス等)のみ有効です。アルコール消毒剤は効果がありません。

(1)ポイント

1 患者の糞便,嘔吐物で汚染された可能性のある箇所を消毒しましょう。

2 糞便,嘔吐物は,ビニール袋を二重にして廃棄する等,周囲に汚染が拡がらないよう処理のうえ廃棄しましょう。

3 共有物,共有場所の消毒を徹底しましょう(例:タオル,手すり,スイッチ,おもちゃ,風呂,食堂及びトイレ等)。

(2)消毒方法

消毒方法
 対象消毒薬及び消毒方法 
 物品や環境

 0.02%次亜塩素酸ナトリウム(ハイター,ミルトン,ピューラックス等)で清拭し,10分後に水拭き,又は80℃の熱水に10分間浸漬

 カーペット アイロンで85℃・1分間以上の高温で処理 ※熱に弱いカーペットもある
 リネン類

 0.02%次亜塩素酸ナトリウム(ハイター,ミルトン,ピューラックス等)に30~60分浸漬してから洗濯,又は80℃の熱水に10分間浸漬

 嘔吐物や便の付着場所

 0.1%次亜塩素酸ナトリウム(ハイター,ミルトン,ピューラックス等)で清拭し,10分後に水拭き ※嘔吐箇所は,半径2mを消毒する

(3)次亜塩素酸ナトリウムの希釈方法

 水道水と次亜塩素酸ナトリウム(ハイター,ミルトン,ピューラックス等)を,次表の分量で混和します。(500mL のペットボトルを利用すると作りやすいです。)

次亜塩素酸ナトリウムの希釈方法
 消毒対象物塩素濃度 水道水 次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度5%) 
 汚染箇所・物品 0.1% 500mL 10mL(キャップ2杯)
 非汚染箇所・物品 0.02% 500mL 2.5mL(キャップ半杯)

お問い合わせ先

京都市 保健福祉局医療衛生推進室健康安全課

電話:075-222-4245

ファックス:075-222-4062