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ノロウイルスによる食中毒を予防しましょう

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2023年5月11日

ノロウイルスとは?

 

ノロウイルスの電子顕微鏡写真
(堺市衛生研究所 提供)

ノロウイルスの直径は30~38nm
(ナノメートル:10億分の1メートル)で、
小さな球形のウイルスです。

  • 食品や飲料水を介して感染しますが、患者便吐物に大量のウイルスが排出されるため、人から人への感染も見られます。
  • 主な症状は嘔吐、下痢、発熱で、潜伏期間は1~2日です。
  • 症状がなくなっても、1週間~1ヶ月程度ウイルスの排泄が続くことがあります。
  • 非常に感染力が強く、10~100個程度の少量のウイルス粒子で感染すると言われています。
  • 感染していても症状を示さない不顕性感染も認められています。
  • ノロウイルスによる食中毒は冬(11月~3月)に多発します。

感染原因は?

 ノロウイルスに感染した食品取扱者を介して、汚染された食品を加熱不十分で食べることによる食中毒が近年増加傾向にあります。生鮮魚介類、サラダ、果物、サンドイッチなどの加熱せず食べる食品には注意が必要です。

 また、カキなどの二枚貝は海中でウイルスが蓄積すると考えられており、これらを加熱不十分で食べることによる食中毒も知られています。

 

食中毒を予防するには?

手洗いをしましょう!

 石けんを使って十分に手を洗いましょう! トイレの後はもちろん、外出の後、調理の前、食事の前、おむつ交換後、吐物処理後などには、手指の洗浄消毒を確実に行いましょう。

食品は中心温度85~90℃で90秒間の加熱を!

 ノロウイルスは食品中で増殖しませんが、鮮度に関係なく、食品にノロウイルスが少しでも付着していれば感染の可能性があります。

 加熱調理をする食品は中心部まで十分に85~90℃で90秒間以上)加熱しましょう。

消毒は熱湯や台所用漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で!

 ・ まな板、包丁、ふきんなどはよく洗浄し、熱湯などで消毒しましょう。

 ・ ノロウイルスは、通常の石けんやアルコールでは十分に消毒できません。            

 ・ 消毒には次亜塩素酸ナトリウム(台所用漂白剤など)が有効です。

京都市におけるノロウイルスによる食中毒発生状況

京都市におけるノロウイルス食中毒発生状況
年度別ノロウイルス食中毒発生状況
 H24年度H25年度H26年度H27年度H28年度H29年度H30年度R1年度R2年度R3年度R4年度
事件数(件)  10 242     2      6        4      3111
患者数(人) 496 504175    17    264    130     6930627

 ノロウイルスは感染力が強いことから、1つの食中毒事件で発生する患者数が多いことが知られています。

啓発リーフレット


啓発ポスター


お問い合わせ先

保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課(京都市保健所)
電話: 075-222-3429 ファックス: 075-213-2997

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