ワールド・モニュメント財団における2012年版「ワールド・モニュメント・ウォッチ」への「京町家群」選定について
ページ番号108964
2011年10月7日
お知らせ
平成23年10月6日
財団法人京都市景観・まちづくりセンター(担当 事業二課 電話354-8701)
(取次 都市計画局都市景観部景観政策課 電話222-3397)
ワールド・モニュメント財団における2012年版「ワールド・モニュメント・ウォッチ」への「京町家群」選定について
世界の歴史的建造物などの文化遺産の保護・保存活動を行っているワールド・モニュメント財団(設立1965年,本部:ニューヨーク,理事長:ボニー・バーナム)が,2011年10月5日(ニューヨーク現地時間)に発表した2012年版「ワールド・モニュメント・ウォッチ」に,2010年版に引き続き,「京町家群」が選定され,広く世界に向け「京町家」の持つ文化的価値やその保全・再生の必要性が情報発信されることとなりましたので,お知らせします。
(参考)
【ワールド・モニュメント・ウォッチ】
ワールド・モニュメント財団が1996年から隔年で,緊急的に修復・保存の手が求められる文化遺産を世界中から選び,リストとしてまとめ,広く世界に配信し,保護活動の必要性を訴えるというプログラム。
【ワールド・モニュメント財団 (World Monuments Fund: WMF)】
1965年に米国ニューヨークで設立された非営利民間組織。国や文化の枠を超え,世界各地で政府などの公的組織及び民間のパートナーと協力し,世界中の歴史的建造物などの文化遺産を保護・保存するための研究や提言,資金援助,そして教育・啓蒙活動を行っている。
本部を米国ニューヨークに置き,40年以上にわたる支援活動範囲は90カ国以上に及ぶ。
2012年版「ワールド・モニュメント・ウォッチ」の選定
2010年版に引き続き,「京町家」の歴史的な重要性や暮らしの文化が評価され,2012年版「ワールド・モニュメント・ウォッチ」に「京町家群」が選定されました。
対象 京都の伝統的木造都市住宅「京町家群」
申請者 財団法人京都市景観・まちづくりセンター 理事長 三村浩史これまでの経過
2010年版 ワールド・モニュメント・ウォッチ
平成20年11月
ニューヨークにおいて実施した「京都創生海外発信プロジェクト」を契機として,ワールド・モニュメント財団と京都市等との連携が始まった。
平成21年3月
京都の伝統的木造都市住宅「京町家群」について,小島冨佐江氏(NPO法人京町家再生研究会・事務局長)が申請者,財団法人京都市景観・まちづくりセンターが推薦者となり,申請を行った。
平成21年10月
「京町家」の歴史的な重要性や暮らしの文化が評価され,その保全と再生に向けた取組を支援するために,「京町家群」が2010年版「ワールド・モニュメント・ウォッチ」へ選定された。
この選定をきっかけに,京町家群に対する幅広い支援が世界に呼び掛けられた。
平成22年5月
釜座町町家を改修し,京町家の保全・再生に向け活用する「京町家再生プロジェクト」に対しワールド・モニュメント財団から総額25万ドルの支援が実現した。
平成22年11月
「京町家再生プロジェクト」の主要事業である釜座町町家の完成を記念し,写真等のパネル展示を行う完成報告会が行われた。
2012年版 ワールド・モニュメント・ウォッチ
平成23年3月
財団法人京都市景観・まちづくりセンターが申請者,大谷孝彦氏(京町家再生研究会・理事長)が推薦者となり,2012年版「ワールド・モニュメント・ウォッチ」に再度「京町家群」を申請し,2010年版に引き続き選定された。
選定後の取組
京町家群に対する幅広い資金提供をワールド・モニュメント財団と連携し国内外に呼びかける。
広報資料
お知らせ(ファイル名:oshirase-wmf.pdf サイズ:144.19 キロバイト)
ワールド・モニュメント財団プレスリリース(ファイル名:wmf-release1.pdf サイズ:141.72 キロバイト)
ワールド・モニュメント・ウォッチについて(ファイル名:wmf-release2.pdf サイズ:779.85 キロバイト)
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お問い合わせ先
京都市 都市計画局都市景観部景観政策課
電話:(1)075-222-3397、(2)075-222-3474 【受付時間】午前8時45分~11時30分、午後1時~3時 (事業者のみなさまからのお問い合わせは受付時間内でのご協力をお願いします。)
ファックス:075-213-0461