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京都市市民参加推進フォーラム・市民参加推進の手引き(仮称)作成部会第2回会議

ページ番号138121

2011年8月8日

案件名

京都市市民参加推進フォーラム・市民参加推進の手引き(仮称)作成部会第2回会議

開催日時

平成23年8月9日(火曜日)10時00分~11時50分

開催場所

職員会館かもがわ 3階 第1多目的室

議題

(1)手引きのイメージ案の確認と修正

(2)今後必要となる作業のリストアップと役割分担のアイデア出し
  ア 必要となる作業

  イ 役割分担

公開・非公開の別

公開

議事内容

【出席者】
市民参加推進フォーラム委員 5名
 手引き作成部会委員(谷口副座長,土山座長,永橋部会長,松本委員)
 その他委員(小林委員)
事務局 4名(奥薗室長,北川課長,樹下課長補佐,宮原)
市職員 3名(松尾(UFJリサーチ&コンサルティング派遣),佐藤(文市・地域づくり・まちづくりアドバイザー),小野課長補佐(消防・南消防・警防))

【傍聴者】0名

【特記事項】
 動画共有サイトUstream(ユーストリーム)による会議のインターネット中継は,運営団体との調整がつかなかったため,実施せず。

【内容】
○手引きのイメージ
(事務局から資料2により,これまでの議論で出た意見やアイデアを反映させて手引きのイメージを説明。)
▶ 市民からの提案の引き出し方等について
・自分が言っていたのは,市民から出た意見をどう受け止め施策にいかすということではなく,市民から提案が出してもらえるようにするために,市民を巻き込んで議論する仕組みを各局・区でも作ることを考えては,ということである。(佐藤)
・無限の課題がある中で,どの課題に取り組むかを選ぶタイミングは政治の過程にはあるが,PDCAサイクルから漏れる。行政過程でのPDCAサイクルは当てはまるが,政策過程から見たときには,Pの前に「何のためにプランを作るのか」や「それをどこで決断するのか」ということが入ってくる。100人委員会は,PDCAの中での市民参加ではなく,政策過程における,課題がどこにあり,どうしたらいいかのを提起する役割なのだと思った。(土山)
・100人委員会は市民活動の面があり,それを行政が政策にいかすうまくできた装置だと思う。今の100人委員会にはある程度の限界があるので,これをいかして次の展開をできればと思っている。(佐藤)
・100人委員会は,市民は一生懸命やろうとしたことと,最後の出口がつながっていなかった。各部局の関心が十分に浸透していなかったと思う。(小林)
・100人委員会の取組は,全市レベルでの実験であり,ヒントとなった。次の展開として,あなたの職場でも新たな市民参加の仕組みを作ってみてはどうか,と問いかけるようなものを手引きに盛り込めたらと思う。(佐藤)
・現場の職員には,100人委員会というシステムを外から持ち込まれたと受け止められていると思う。そうでなく,自分でそのようなシステムを持ったら,やらされ感もなく,市民の意見を有効にいかせると思う。(小林)
・100人委員会のようなやり方を当たり前の作法として,現場で市民と関係を結んで施策にいかしていこうという書き方になろうか。(永橋)
・100人委員会は,市の支援や100人委員会という名前のバックアップがあって,これまでの活動がうまくいっている面がある。(松本)

▶ 盛り込む内容等について
・初めは,手引きは市職員で作ればいいと思っていたが,市民の声をいかすためにフォーラムが関わる必要があるのだなと分かった。インデックスをつけるなど,使いやすくなる工夫をしたい。(松本)
・市民参加担当の前任者の立場で。現行のガイドラインは,市民参加推進条例が施行されたときに,その解説本としてできたものである。ここでは,市民参加推進会議の下に,各局区に推進委員会を作ることを想定していたが,実際には機能しなかった。会議体だったために機能しなかった面があると思うが,果たして100人委員会のようなものを各局区につくってうまく機能するのか見極めることは必要。(松尾)
・現行のガイドラインはよくできていると思う。この中で何をいかすべきかの検証や,レイアウトの工夫などを議論したい。また,今の議論を受けて,課題抽出について手引きがいかせるようにしたいと思った。(永橋)
・答えは時代によって変わってくるので,こうするべきということを書くことより,理念を分りやすく書くことが大事だと思う。(小林)
・6ページの「15のチェックポイント」を今の状況に合わせて見直しをしてもいいのではないか。(松尾)
・100人委員会がなくても,100人委員会の動き方が当たり前の作法となるようなものにしたい。このようなこれまでの成果をいかして,手引きを作成したい。(永橋)
・出先の職員が読んで理解できるものにしたい。例えば,市民参加で行えばよいと思うことでも,トップダウンで下りてきて,市民参加を盛り込まずに実施しなければならないことが現実としてあることについて,その対応に関することも盛り込みたい。また,地域包括支援センターでは,関係部署などが集まって地域ケア会議を行っているが,部局を越えての連携に役立つようなものにしたい。
・手引きは,職員が市民とどう向き合うかということを盛り込むものと思っていたが,職員同士で部局を越えて連携していくことのガイドも盛り込むことが必要と感じた。(永橋)
・小野さんのおっしゃっているのは,市民参加がどのようなときに,なぜ必要で,どうやったら可能なのかが分からなくなって,振り回される事例ということだと思った。(土山)
・そのようなときに,一体どうだったらいいのかということが考えられるバイブル的なものになって欲しい。(小野)
・一部の地域にとってよいと思われるものと,市全体を見渡してよいと思うものとのギャップが生じたときに,みんながどう納得できて,進めていけるかが大事。局単位で100人委員会を作れば,委員会間でぶれが生じるおそれがあると思う。(北川)
・今の100人委員会は局を越えた縦割りを廃していることが評価されるが,局単位で100人委員会を作ると縦割りになりかねない。区単位での100人委員会は,地域事情に合わせたものとしてありえる。(佐藤)
・地域の代表者の声のみを聞いて施策を進めて,実はそれは地域でオーソライズされていないということがある。そのようなときに,使える道具(例えば「協働井戸端会議」など)をうまく組み合わせると進むというようなことを示唆できるとよい。(谷口)
・事例紹介の中で,こういうときにはこうしてみては,というものを,いろいろな人にインタビューをして書きたい。(永橋)
・どのやり方がいいという決断は誰がするものなのかが分からない。(小林)
・自治連を対象にアンケートを平成18年度に実施した。行政から縦割りでいろいろと仕事が下りてきて,それが地域の縦割りにつながっていることや,行政から下りてくる仕事が多く忙しいと言われたが,これを手引きで解決につなげることは無理だと思う。小野さんが言っていたようなことは,手引きに書くというだけでなく,研修とのリンクをするなどの工夫で実効性が高くなると思う。(松尾)
・手引きで全てを押さえることは難しいが,他のいろいろな手法を使って実効性を確保することが大事ということが理解できた。(永橋)

○スケジュール案
(事務局から資料3により,スケジュール案を説明)

・ワークショップをするなら,いろいろな立場の職員を混ぜることが大事だと思う。局を統括している庶務担当課には,あまり現行のガイドラインをよく知らない職員や,市民参加の意義を理解していない職員が少なからず存在していると思う。また,現行のガイドラインを作成した担当者に話を聞いてみてはどうか。(松尾)
・手引きの材料にすることと研修をすることの両方を狙うのは難しいかもしれない。今年度にすることと来年度に回すこととを分けてもいいのではないか。(佐藤)
・市民参加をしようとしてうまくいかずあがいている人,やらなければならないがやりたくないと思っている人,全く市民参加を理解していない人など,どのような人をターゲットにするのか。1冊の手引きに全て盛り込むべきか。(松尾)
・まちをよくしたいという志を持った市民が増えているので,市民の志と一緒に前に進んでいこうという気持ちを持つ必要のある部署にはしっかり研修をして,理解をしてもらうことは必要と思う。行政側で戦略的に研修を行うことが必要。(谷口)
・市民参加では,差し出した手を払いのけるなとよく言われた。取りあえずどんな話でも聞くことが大事というようなメッセージを手引きに入れたい。(松尾)
・研修の対象は,区役所の総務課,まちづくり推進課のほか,福祉部の福祉介護課,支援課も入れたい。(小野)
・福祉部に対しては,保健福祉局が業務研修を実施しているので,そこに市民参加を盛り込んでもらうという手もある。(松尾)
・職員は市民をうっとうしい存在と見ているように感じることがあった。職員は市民のことをどう思っているのか,その声を聞いてみたい。100人委員会の委員としての立場のときは対応が良かったが。(松本)
・100人委員会は,市民が行政を信頼し,市民も行政を信頼することのできる実験の場として面白い。(永橋)
・職員の対応が良かったのは,きっと100人委員会の委員に対する職員の信頼感,安心感からであると思う。市民参加の目指すところは,市民と行政がお互いに信頼し合えることだと思う。信頼の前提は,お互いを分かるというこということだと思っており,このことは手引きの中に盛り込みたい。(北川)
・市民からのメッセージを盛り込むべきだから,フォーラムが関わる価値があるのだと思う。(永橋)
・次回は,今日の議論を踏まえて,現行のガイドラインと第2期計画を見て,修正したり膨らましたりする作業を行いたい。誰をターゲットにするかを検討するために,ヒアリングの対象を事務局に案を作成してもらいたい。(永橋)
・今回議論をしてきたことは,現行のガイドラインの6ページまでを充実させることかと思う。ワークショップでいかすのはここのところ。7ページ以降は事務的に更新するところだと思うので,冊子としてのアイデアや見せ方の工夫かと思う。(松尾)
・7ページ以降の修正は事務局に任せようと思う。6ページまでをこの部会で議論をして作成したい。(永橋)
・なぜ市民参加が必要かという導入部分はインパクトがあるようなものにしたい。(小林)
・市民参加がなぜ必要か分からない職員を交えた座談会方式もいいかも。(永橋)
・7ページ以降では,ワークショップなどの現場で使える手法が書かれているが,平成15年度当時のことであり,それ以降の経験の積み重ねがあるので,そのようなものも盛り込んでいきたい。(谷口)
・職員だけでなく,NPOなど政策課題を研究している主体を紹介してはどうか。(松尾)
・インタビューやワークショップの対象のリストアップのほか,事例のリストアップをしたい。6ページまでに盛り込むか,7ページ以降に盛り込むかについては後に議論をするとして,どういう場面が臨場感あふれるものになるかは,これは事務局だけでなく,部会も一緒に行いたい。小野さんの体験は生々しいから難しいか。(永橋)
・小野さんの体験は研修の材料には使えるかも。(佐藤)
・民間に派遣されて感じたことの紹介。研究員は,いろいろ見て勉強をしようとする空気がある。頭の体操のできる環境が整えられたらいいと思う。ワークショップでは,市民参加がなければどうなのかという課題でやっても面白いと思う。(松尾)
・ワークショップのパターンを松尾さんのアイデアを4~5個提起してもらい,次回議論したい。また,消防の事例は無理のない程度に。(永橋)
・次回の部会は8月24日(水曜日)のフォーラム全体会議の終了後(午後3時)から。
・作業のリストアップ,誰にヒアリングするか,ワークショップをどのようなものにして誰に参加してもらうかの議論や,従前のガイドラインの修正作業を行いたい。詳細は事務局と調整する。(永橋)

資料

資料

担当課等

総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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