合流式下水道改善と浸水対策について
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2015年2月1日
合流式とは
下水を家庭や工場から集めて,下水処理場などへ送る方法には二つの方式があります。
・合流式
下水と雨水を同じ管に集め,すべて下水処理場へ送る方法
・分流式
下水と雨水を別の管に集め,下水は下水処理場へ,雨水は河川へ送る方法
合流式の改善
分流式では天気によらず,下水管に流れる下水の量に大きな変化はありません。ところが,合流式では大雨が降ると下水管に大量の雨水が流れ込み,極端に下水の量が増えます。そのため,合流式では下水を直接川へ放流することがあります。
このような下水の直接放流を,できる限り減らす取り組みとして吉祥院支所では雨水貯留幹線(吉祥院幹線)を整備しています。
雨水貯留幹線
雨天時に増える下水の中でも初期の下水はとくに汚れており,これを一時的に吉祥院幹線に貯めておきます。貯めておいた下水は,晴天時に通常の下水処理を行い河川に放流します。
吉祥院幹線では13,150㎥(小学校用のプール約30杯分)の水をためることができ,直接放流を減らすため活用されています。また,一部地域の浸水対策として大雨が降ったときに雨水を取り込んで,すぐにポンプ排水して浸水の防止を図る役割もあります。吉祥院幹線縦断図
お問い合わせ先
京都市 上下水道局下水道部鳥羽水環境保全センター吉祥院支所
電話:075-672-1141
ファックス:075-672-5886