鳥羽水環境保全センター吉祥院支所について
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2015年2月1日
鳥羽水環境保全センター吉祥院支所の処理区域内には,京都の伝統産業である染色工場が多く存在し,流入下水の負荷が高く,標準活性汚泥法では十分な処理を行えないため,その対策として昭和52年に施設の一部に酸素活性汚泥法を導入しました。その後,さらに染色排水に由来する着色及び難分解性成分の除去を目的としたオゾン処理を平成9年に導入しています。これらの施設の導入により,放流水の水質が著しく改善し,清澄な放流水が流れることで西高瀬川の水環境が大きく回復しました。これにより,平成10年度に建設大臣賞「いきいき下水道賞」を受賞し,また,平成12年度には建設大臣賞「甦る水100選」にも選ばれました。
平成16年4月に水道局と下水道局が統合され,新たに上下水道局が発足し,「吉祥院処理場」から「吉祥院水環境保全センター」へと名称を変更しました。
さらに,平成25年度には吉祥院処理区を鳥羽処理区に統合し,名称も「鳥羽水環境保全センター吉祥院支所」と変更して段階的に施設規模の適正化を進めています。


吉祥院支所平面図

公共下水道事業区域図
吉祥院支所80年のあゆみ
昭和9年4月 吉祥院処理場竣工 処理能力7,800m3/日 整備区域面積191ha 処理区域内人口57,000人
昭和14年8月 吉祥院処理場休止
鳥羽処理場竣工(昭和14年2月)に伴い休止となる。
昭和34年12月 吉祥院処理場増補改良工事竣工 運転再開
処理能力7,800m3/日
昭和42年 A系施設新設:連続ステップ活性汚泥法(処理能力85,000 m3/日)稼働
旧施設(B系施設:処理能力7,800m3/日)と合わせて,処理能力92,800 m3/日の処理場となる。
昭和52年 B系施設一部改造:酸素活性汚泥法(処理能力40,000 m3/日)稼働
A系施設と合わせて処理能力125,000 m3/日の処理場となる。
平成5年 合流式下水道の改善及び浸水対策を目的とした吉祥院幹線完成
幹線内部にゲートを設け,雨天時に増大する下水の一部を管内に貯留する。
平成6年 高段ポンプ場(唐橋幹線用),低段ポンプ場(吉祥院幹線用),B系最初沈でん池及び中央監視設備完成
平成9年 B系施設残り改造:酸素活性汚泥法(処理能力40,000 m3/日)増設稼働,併せてオゾン処理施設完成
処理能力165,000m3/日
平成13年A系施設改築:高度処理施設としてステップ流入式多段硝化脱窒法(処理能力34,000 m3/日)稼働
処理能力114,000m3/日
平成16年4月 水道局と下水道局が統合され,新たに上下水道局として発足
「吉祥院処理場」から「吉祥院水環境保全センター」へ名称変更
平成25年 流入水量の減少に伴う施設規模の適正化によりB系施設の半分(処理能力40,000 m3/日)休止し,
併せて吉祥院処理区を鳥羽処理区に統合。名称も「吉祥院水環境保全センター」から「鳥羽水環境保全
センター吉祥院支所」へ変更 処理能力74,000m3/日
平成29年 朱雀1号幹線を鳥羽第1導水渠に分水させることにより,B系水処理施設を全停止
処理能力34,000m3/日
写真で見る吉祥院支所の変遷
建 設 大 臣 表 彰 (現 国 土 交 通 大 臣)
パンフレット
パンフレット「鳥羽水環境保全センター吉祥院支所」(PDF形式, 5.75MB)
鳥羽水環境保全センター吉祥院支所の詳細なパンフレットです。ご自由にご覧ください。
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お問い合わせ先
京都市 上下水道局下水道部鳥羽水環境保全センター吉祥院支所
電話:075-672-1141
ファックス:075-672-5886