第20回世界歴史都市会議の開催内容決定・理事会出席都市の京都市視察結果

ページ番号347591

2025年11月12日

京都市は、世界歴史都市連盟の会長都市及び事務局を務めており、11月4日・5日に姫路市で開催された「2025年度世界歴史都市連盟理事会」へ出席しました。理事会では、2026年に姫路市にて開催される「第20回世界歴史都市会議」について協議し、会議日程やテーマ等が決定しました。

11月6日には、京都市内において視察を実施し、京都市が、連盟加盟都市である奈良市とともに第20回会議のエクスカーション先として決定されました。

　　　　　2025年度世界歴史都市連盟理事会の様子（姫路市にて開催）

2025年度世界歴史都市連盟理事会の開催結果

日程　令和7年11月4日(火曜日)・5日（水曜日）
会場　アクリエひめじ（姫路市文化コンベンションセンター）
（〒670-0836兵庫県姫路市神屋町143－2）

参加都市理事都市：8都市中7都市
‐会長：京都市
‐副会長：コンヤ市（トルコ）、西安市（中国）
‐理事：クラクフ市（ポーランド）、慶州市（韓国）、バート・イシュル市（オーストリア）、リュブリャナ市（スロベニア）
発表都市：姫路市
シーラーズ市（イラン）は、委任状を提出し欠席
第20回会議開催都市である姫路市は会議内容の発表のため審議及び報告事項終了後から参加

結果：新規加盟都市（ナタンズ市（イラン）・ハマダーン市（イラン））の承認
第20回会議の日程・テーマ等の決定

その他　第20回会議の開催会場や姫路市内エクスカーション候補地を視察
‐アクリエひめじ、姫路城、妻鹿（めが）漁港、書寫山圓教寺（しょしゃざんえんきょうじ）

令和8年開催　第20回世界歴史都市会議の決定内容

日程　令和8年11月10日(火曜日)から12日（木曜日）まで
会場　アクリエひめじ
テーマ　
「持続可能で強靭な未来に向けた文化遺産の保存と活用」
サブテーマ　
文化遺産保存のための持続可能な未来の共創（ラウンドテーブル）
文化遺産の保存と活用の好循環の構築（市長セッション）

プログラム　
ラウンドテーブル
市長セッション
専門家会議
ユース・プログラム
‐絵画展示「わたしのまちの宝物」（小学生対象）
‐英語スピーチコンテスト「世界に伝えたいわたしのまち」（中・高校生対象）
市内エクスカーション
‐姫路城、好古園（庭園）、ユニークベニューの視察

その他　選択制エクスカーション
‐会議プログラム終了後、姫路市、京都市、奈良市の3都市にて実施予定

理事都市による京都市への視察結果

世界歴史都市会議では、プログラムの一環としてエクスカーションを実施しています。理事会後に実施された理事都市による京都市、奈良市への視察を踏まえ、令和8年開催の第20回会議においては、姫路市、京都市及び奈良市の3都市から参加者がエクスカーション先を選択することが決定しました。

日程　令和7年11月6日(木曜日)
内容　訪問場所
‐元離宮二条城
文化財の保存と活用をテーマに、ユニークベニューとしての活用や魅力向上の取組について、レクチャーや視察を実施。
‐京都市役所本庁舎
国登録有形文化財（令和7年3月13日登録）であるとともに、屋上庭園やオープンスペースなどを備えた、市民に開かれた市庁舎を案内。
正庁の間においては、京都市交響楽団が弦楽四重奏の演奏を披露し、和室では、京都外国語大学茶道部による茶会を開催。
‐仁和寺
夜観光の一例として、一般拝観後の境内で能を鑑賞。
また、ユニークベニューの活用例として、京都市長による招宴を実施。

元離宮二条城でのレクチャーの様子

正庁の間での京都市交響楽団による演奏

和室での茶会の様子

仁和寺での能鑑賞の様子

世界歴史都市連盟について

世界の歴史都市が直面している「保存と開発」、「継承と再生」などの課題解決を目的とし、歴史都市のさらなる発展のため、平成6年4月に設立された世界的な自治体組織。設立以来、京都市が事務局及び会長都市を務め、日常的な情報交換に加えて、原則2年に一度世界歴史都市会議を開催。令和7年11月時点で、世界の65箇国・地域から137都市が加盟。