5歳児検診について
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2025年8月5日
ご意見要旨
5歳健診の義務化により、少しの発達の遅れであっても「異常」とされ、家庭が不安を抱え、必要以上に悲観的な受け止め方をしてしまう事を強く懸念しています。
(提案と要望)
- 健診の目的を「診断」ではなく「支援の入り口」と明確化する事。
- 発達の個人差を尊重し、無理なラベリングが行われないよう配慮する事。
- 保護者への丁寧な説明と選択肢の提示。
- プライバシーと将来の権利を守る法的、制度的整備。
- 育ちの多様性を社会全体で共有する啓発。
回答要旨
本市では、こどもの特性を早期に発見し、特性に合わせた適切な支援を行うとともに生活習慣、その他育児に関する指導を行い、もって幼児の健康の保持及び増進を図ることを目的とした5歳児健診の実施を検討しております。本健診は、保護者がこどもの特性や課題への気づきとなり生活への適応が向上していくこと、こどもの特性が発見されたときには、こども自身やご家族からこどもへの関わり方のサポート等、必要な支援に繋げることを目的としたものであり、発達障害等の診断をつけるために実施するものではありません。
5歳児健診においてその後の就学への影響等を心配される保護者はおられますが、健診結果を保護者の同意なく他者に提供することはございません。健診を受けたこどもや保護者への支援を検討する際に活用するものです。また、健診の結果、療育等の支援が必要であった場合においては、保護者に丁寧に説明し希望をされた場合に、療育等の利用に向けた調整をすすめていく予定をしています。
こども一人一人を尊重しながら社会全体で子どもの成長を育んでいけるよう、5歳児健診の実施について引き続き検討してまいります。
(回答日:令和7年6月20日)
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