第19回世界歴史都市会議に係る京都市代表団の派遣
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2024年11月1日
世界歴史都市連盟の事務局を務める京都市は、2024年(令和6年)11月12日から14日まで開催される「第19回世界歴史都市会議及び2024年度世界歴史都市連盟理事会・総会」に出席するため、リュブリャナ市(スロベニア共和国)へ京都市代表団を派遣します。世界歴史都市連盟会長の松井市長が会議で本市の取組について発表を行うほか、理事会及び総会で議長を務めます。
また、滞在中は、隣国のクロアチア共和国にある姉妹都市ザグレブ市を訪問します。
1 会議日程
2024年(令和6年)11月12日(火曜日)~14日(木曜日)
2 会場
センターログ(リュブリャナ市)
3 会議テーマ
「持続可能な都市モビリティ(※)による活気ある歩きやすい市街地づくり」
※ 都市における移動手段やそれを取り巻く環境。
4 代表団
松井 孝治 京都市長/世界歴史都市連盟会長
西村 義直 京都市会議長
寺田 一博 京都市会議員
田中 明秀 京都市会議員
みちはた 弘之 京都市会議員
こうち 大輔 京都市会議員
森田 ゆみ子 京都市会議員
西松 卓哉 京都市総合企画局国際交流・共生推進室長/世界歴史都市連盟事務局長
他 計14名
5 出張日程
11月11日(月曜日) 京都発、リュブリャナ着
12日(火曜日) 会議1日目(開会式、基調講演、ラウンドテーブルⅠ・Ⅱ等)
13日(水曜日) 会議2日目(専門家会議、理事会、エクスカーション等)
14日(木曜日) 会議3日目(市内視察、総会、閉会式等)在スロベニア日本国大使館訪問
15日(金曜日) リュブリャナ発、ザグレブ着 ザグレブ市役所及び在クロアチア日本国大使館訪問
16日(土曜日) ザグレブ市発
17日(日曜日) 京都着
6 会議の主な内容
⑴ メインセッション(会議1日目~2日目)
開催都市のリュブリャナ市が会議テーマの下設定した3つのサブテーマに基づき、参加都市の代表者や専門家等が、自治体の施策等について発表・報告し、歴史都市が直面している課題の解決に向けた意見交換が行われます。松井市長は、ラウンドテーブルⅠにおいて、「歩くまちの推進を通じた世界都市・京都の魅力向上」と題して発表を行う予定です。
ア ラウンドテーブルⅠ
「歴史都市の都市部の質と魅力の要因としての「歩きやすさ」」
イ ラウンドテーブルⅡ
「歴史都市で持続可能なモビリティを実現するための課題と方法」
ウ 専門家会議
「文化遺産の劣化を防ぐための持続可能なモビリティ」
⑵ ユースプログラム「世界子ども絵画コンテスト」(会議1日目~3日目)
歴史や伝統を未来へ受け継ぐ子どもたちが、自国の文化や世界に関心を向け、相互理解と文化交流を促進することを目的に、絵画コンテストが実施されます。
世界歴史都市連盟加盟都市の子どもたちが、自国の文化遺産や主要な観光地を描いた絵画作品が一堂に介し、会議開催期間中、会場に展示されるとともに、会議公式ウェブサイト(英文)上に掲載されます。
なお、絵画作品は、各都市から1点ずつ提出され、京都市からは、選考を経て選ばれた以下の代表作品が提出されます。
<世界子ども絵画コンテスト 京都市代表作品>
「未来の京のまち」
櫻澤 采穂さん(7歳)
⑶ 2024年度世界歴史都市連盟理事会(会議2日目)及び総会(会議3日目)
ア 理事会
- 新規加盟都市の審議
- 第20回(2026年)及び第21回(2027年)世界歴史都市会議開催都市の決定
イ 総会
- 新規加盟都市の紹介
- 2023年度事業及び決算、2024年度事業計画及び予算報告
- 第20回(2026年)及び第21回(2027年)世界歴史都市会議開催都市の発表
⑷ 閉会式(会議3日目)
閉会式では、会議の成果としてリュブリャナ宣言の採択が行われる予定です。
<参考>
1 世界歴史都市連盟について
■ 目的
人類の将来にわたって、万人が永遠に希求し続けるべき世界平和の達成に貢献できることを願って、歴史都市という共通の絆で結ばれた都市が、将来にわたって日常的な交流を促進するための組織で、世界歴史都市会議の継続開催の基盤を確固たるものにするとともに、歴史都市が直面している課題の解決に向けて、情報交換、共同研究など、歴史都市のさらなる発展のための事業を行うことを目的としている。
■ 経過
1987年(昭和62年)に第1回世界歴史都市会議が京都で開催された際に、同会議の継続開催のために、会議参加の26都市を会員として、世界歴史都市会議協議会が設立された。
1994年(平成6年)に、平安建都1200年事業の一環として、第4回世界歴史都市会議が再び京都市で開催されたのを契機に、従来の協議会を発展的に解消し、世界歴史都市連盟が設立された。以来、事務局は京都市に置かれ、京都市長が会長を務めてきた。
■ 組織
会員都市数 131都市(65箇国・地域)(2024年(令和6年)10月末時点)
会 長 京都市
副会長 コンヤ市(トルコ)、西安市(中国)
理 事 バート・イシュル市(オーストリア)、
慶州市(韓国)、
クラクフ市(ポーランド)、
リュブリャナ市(スロベニア)、
シーラーズ市(イラン)
監 事 金沢市
2 リュブリャナ市について
■ 概要
スロベニア共和国の首都であり、最大の都市。かつては神聖ローマ帝国やオーストリア=ハンガリー帝国に支配されながらも繁栄し、現在ではスロベニアの政治、経済の中心として発展を続けている。丘の上に立つリュブリャナ城や、赤瓦の屋根が折り重なる旧市街、ピンク色のフランシスコ教会などの名所を有する美しい古都である。
リュブリャナ市では、市街地への自動車での乗入れが厳しく制限され、代わりに、無料の公共電気自動車やシェア・サイクルシステム等の都市モビリティが発達している。2007年から取組を始め、今日まで市民生活の質を維持しながら歴史的景観を保持してきた。2016年には、これまでの功績が称えられ“欧州グリーン首都賞”を受賞。また、市内各所に、スロベニアの偉大な世界的建築家であり都市計画家でもあるヨジェ・プレチニックの建築物が残されており、街全体に調和をもたらしている。
人口 約28.4万人(2022年、スロベニア統計局)
面積 274.99km2
3 ザグレブ市について
■ 概要
10世紀にスラブ系民族が建設したクロアチア共和国の首都。市の中心部には、ネオ・ゴシック様式の聖地がそびえ、中世の面影を残している。市内には、300年の歴史を持つザグレブ大学をはじめ、音楽院など数多くの文化遺産を有しており、美しい町並みが広がっている。伝統産業(民族作品、手作り刺繍、レース編み、なめし皮製品、陶磁器類等)には、独特な持ち味がある。
人口 約76.7万人(2021年、クロアチア統計局)
面積 641km2
■ ザグレブ市との姉妹都市提携の経過
1966年(昭和41年)から、代々の駐日ユーゴスラビア大使が京都市とザグレブ市の姉妹都市提携について提言した。その間、人的・文化的交流を中心に友好を深め、1975年(昭和50年)、京都市とザクレブ市が友好協議議定書に署名、1981年(昭和56年)の京都市長のザグレブ市訪問により、姉妹都市提携が実現した。
報道発表資料
発表日
令和6年11月1日
担当課
総合企画局国際交流・共生推進室(電話222-3072)
報道発表資料
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お問い合わせ先
京都市 総合企画局国際交流・共生推進室
電話:075-222-3072
ファックス:075-222-3055