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京都市代表団の友好都市西安市等への訪問結果

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2024年9月25日

 今年度、京都市と中国・西安市は、1974年(昭和49年)に友好都市提携を締結してから50周年という節目を迎えました。

 この節目の年を契機として、両市の更なる友好親善や発展につなげるため、西村義直市会議長を団長とする京都市代表団を西安市へ派遣し、京都の伝統産業のPRや両市の青少年交流等様々な記念事業を実施しました。

 また、パートナーシティである中国・青島市も訪問し、政府関係機関への訪問や経済関係機関への視察などを行いました。

 ※松井孝治京都市長は、台風10号への対応のため渡航を見合わせましたが、友好都市との交流の重要性に鑑み、松井市長からの依頼のもと、西村議長を団長として本訪問を実施しました。

1 <8月29日(木曜日)>

西安市との代表者会談/友好交流に係る確認書調印式/歓迎レセプション

 西村義直京都市会議長と韓松(かん しょう)西安市人民代表大会常務委員会主任が代表者会談を行い、半世紀に渡り培われてきた市民同士の交流の輪が今後も発展するよう、経済・文化・教育など、様々な分野で交流と協力を強化していく旨の確認書に調印しました。会談後の西安市主催歓迎レセプションでは、京都ユースクワイアが「京の暦歌」や「さくらさくら」の合唱曲アレンジを披露するとともに、中国の国民的な歌である「茉莉花」を現地の小学生と合同で演奏するなど、会場は友好的で温かい雰囲気に包まれました。

 ※京都ユースクワイア:京都に通う学生が中心となって活動している合唱団





2 <8月30日(金曜日)>

(1)西安京都フェア【西安国際会議センターホテル】

 京都市と西安市の共催で、京都の伝統産業品等の展示や製作体験等を通じて京都の様々な魅力を紹介し、新たな京都ファンを獲得することを目的としたイベント「西安京都フェア」を開催しました。(開催期間:8月30日~9月1日)

 各伝統産業関係者の協力を得て、京都が誇る伝統産業品(西陣織、京扇子、京うちわ、金属工芸品)等を展示したほか、京こま職人による「こま製作ワークショップ」を随時開催し、子どもや若者を中心とした西安市民が「初めてのこま作り」を楽しんでいました。

 また、31日(土曜日)には、京こま職人及び京都華僑総会による講演や花かるた遊び体験なども実施し、ご来場の西安市民に京都の魅力を体感いただきました。


西安京都フェアの会場


京こま職人による講演


花かるた体験


こま製作ワークショップ

(2)「ようこそ、京都へ!おこしやすセミナー」【西安培華学院】

 京都市主催で、京都の魅力を紹介し、京都・日本への留学や観光・就職等での京都来訪を促進するためのセミナーを開催し、西安培華学院で日本語を学んでいる学生を中心に100人以上が参加しました。

 セミナーの前半では、京都は日本の文化の中心地であるとともに、学生が学び、生活する環境が整っていることなど、留学先としての京都の魅力を紹介しました。後半では、両市の学生同士が互いのまちの魅力を、「食」「景観」「文化」をテーマに語り合うトークセッションを実施し、セミナー参加者は、京都の学生による色とりどりの和菓子の紹介や、西安の学生による名物朝市の紹介等に聞き入っていました。



(3)青少年合唱交流演奏会及び西安培華学院視察【西安培華学院】

 京都ユースクワイアと西安培華学院が共催で実施した合唱交流演奏会を視察しました。西安培華学院による中国伝統楽器の演奏や合唱の披露の後、京都ユースクワイアによる日本・京都の伝統的な民謡などが披露されました。最後の「茉莉花」の合同演奏は、国を超えた友情を感じさせる一曲となりました。

 また、演奏会の視察後は、西安培華学院の姜波(きょう は)理事長に校内を案内いただき、歴史や学生生活について説明を受けました。





(4)京都府立大学と西安外国語大学の学生交流視察【西安外国語大学】

 西安外国語大学の呉耀武(ご ようぶ)学長を表敬訪問後、西安外国語大学に短期留学中の京都府立大学学生と西安外国語大学学生によるグループディスカッション及び両大学院博士後期課程の学術発表を視察しました。

 グループディスカッションでは「インターネット時代の留学の意義」を主題として活発な意見交換がなされました。また、学術発表では、両大学の学生から日中の英語学習者比較など、言語学に関する研究成果が発表され、興味深い内容に参加者は真剣に耳を傾けていました。



3 <8月31日(土曜日)>

歴史・文化施設視察【西安市内】

 西安市の案内により、世界遺産である兵馬俑坑や大雁塔などを視察し、公式ガイドから、歴史や保存状態などについて詳しい説明を受けました。

 ※そのほか同日には、西安京都フェアにおいて講演や伝統的な遊び体験等も実施(2(1)参照)し、現地メディアに取材を受けました。



4 <9月1日(日曜日)>

日中友好写真芸術展視察【咸陽市民文化センター】

 京都府日本中国友好協会と陝西省対外友好協会が例年共催で実施している日中友好写真芸術展を視察しました。会場には、京都や西安・咸陽で撮影された風景写真などが展示され、両国の友好関係を伝えていました。

 ※今年は、西安市と隣接する咸陽市で開催


5 <9月2日(月曜日)>

(1)在青島日本国総領事館訪問

 在青島日本国総領事館の斎藤憲二総領事を表敬訪問しました。斎藤総領事からは、人口が1,000万人を超え経済発展を続けている青島市の概況について、歴史や地理など様々な観点から説明を受けました。



(2)青島市との代表者会談/歓迎レセプション

 西村義直京都市会議長と孟慶斌(もう けいひん)中国人民政治協商会議青島市委員会主席が代表者会談を行い、その後青島市主催歓迎レセプションに参加しました。孟主席からは、今後も引き続きパートナーシティとして経済・教育・文化分野で交流を深めたいとの発言がありました。


(3)JETRO青島事務所訪問

 JETRO青島事務所を表敬訪問し、青島市が含まれる中国・山東省の経済概況や、山東省における青島市の経済的な位置付け等について説明を受けました。


(4)日本京都園視察

 「2014年青島世界園芸博覧会」の開催に合わせて京都市が出展した日本庭園を視察しました。10年が経過した今も、庭園や建物が整備されており、青島市民の憩いの場として活用されている様子が伺えました。



6 <9月3日(火曜日)>

青島日本国際ビジネスハブ視察

 日中間の投資・ビジネス交流の戦略的プラットフォームとして2020年に開設された施設である青島日本国際ビジネスハブを視察しました。

 同施設では、中国市場への進出を希望する日系企業に対して、人材や場所に関する情報提供や事業拡大のサポートを行うなど、日中の経済関係をつなぐ重要な役割を果たしており、中国・青島が日本を経済パートナーとして重要視していることを認識しました。



報道発表資料

発表日

令和6年9月25日

担当課

総合企画局国際交流・共生推進室(電話:075-222-3072)

報道発表資料

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お問い合わせ先

京都市 総合企画局国際交流・共生推進室

電話:075-222-3072

ファックス:075-222-3055

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