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京都市代表団の姉妹都市ケルン市への訪問結果について

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2023年11月15日

京都市代表団の姉妹都市ケルン市への訪問結果について


 京都市では、今年、姉妹都市提携60周年を迎えたケルン市(ドイツ連邦共和国)に11月2日(木曜日)から8日(水曜日)まで、西村義直京都市会議長を団長とする代表団を派遣しました。

 今回の訪問では、多くのケルン市民に姉妹都市京都を知っていただくとともに、両市の更なる友好親善や発展につなげるため、文化、経済、学術等の分野での交流を促進する様々な事業を実施しました。


1 <11月3日(金曜日)>

(1)京都ビジネス交流セミナー・交流会【ケルン日本文化会館】

  JETRO京都及びJETROデュッセルドルフとの共催で、京都の企業との協業や京都でのビジネス展開、起業に関心のあるドイツ(ケルン)の企業・個人を対象に、京都のビジネス環境の魅力を紹介する「京都ビジネス交流セミナー」を開催しました。

  冒頭、ラルフ・ハイネン ケルン市副市長から、ケルン市では気候変動やデジタル化、新たなモビリティのスタートアップが活発との紹介がありました。また、京都市との60年にわたる姉妹都市関係に関しては、当初から市民レベルの交流が行われてきたこと、今後もお互いに学び合うことが様々な課題を乗り越える可能性になるとの挨拶がありました。

  セミナーでは、京都のまちの魅力やスタートアップの現状、ビジネスのサポート体制等を紹介しました。続いて、有限会社フクオカ機業(京都市上京区)にオンラインで参加いただき、西陣織の技術をいかした新たなビジネス展開を説明いただくとともに、ケルンと横浜に拠点を置き、日独企業の橋渡しを行うドイツ企業に登壇いただき、ビジネスパートナーとしての京都の魅力などを語っていただきました。



(2)ケルン市内の広告付き公共サイン等視察【ケルン市内】

  ドイツ国内で広告付き公共サイン等を展開しているウォルドュコー社(JCDecaux社のグループ会社)から、ケルン市における景観規制を配慮した広告付き公共サインの設置や、デジタル化による市政情報、緊急情報等の発信などの取組について説明を受けるとともに、ケルン市内のデジタル化された公共サイン等を視察しました。



(3)「京都・工芸展」オープニングセレモニーへの出席【天理日独文化工房】

  京都の工芸家8名による京焼・清水焼、京友禅、京漆器及び京版画の作品が展示される「京都・工芸展」(11月3日(金曜日)~12月3日(日曜日)開催、天理日独文化工房主催・京都市共催)のオープニングセレモニーに出席しました。

  西村団長(議長)の挨拶では、日頃より展覧会やワークショップを通じて日本とドイツの交流に寄与され、京都・ケルン姉妹都市提携50周年の際にも書画展を開催いただいた天理日独文化工房に対し謝意を伝えるとともに、引き続き京都とケルンの交流への協力をお願いしました。

  また、同セレモニーには、京都の工芸家の方々も出席され、ケルン市民をはじめドイツの方々に作品を説明されるなど、交流を深められました。



2 <11月4日(土曜日)>

(1)京都体感フェア【アルテス・ファントハウス/天理日独文化工房】

  ケルン市民に様々な角度から京都の魅力を知っていただくため、「京都体感フェア」を開催しました。(開催期間:11月4日~9日)

 ア 京都の伝統産業品商談・展示会 ※JETRO京都共催

   京人形や着物、京表具など、京都の伝統産業品に携わる市内企業15社が出展し、バイヤーとの商談やケルン市民への展示等を実施

 イ マンガで知ろう!京都コーナー

   京都発祥のキャラクターである「お通り男史」による京都の紹介や、ドイツ人マンガ家による京都をテーマとした4コママンガのワークショップなどを通じて、京都の魅力を発信

 ウ 市民訪問団による講演、合唱、日本舞踊、音楽演奏等

   京都からの市民訪問団が、京都の工芸美術等に関する講演や合唱、日本舞踊、音楽演奏などを行い、ケルン市民に様々な京都の文化を発信。京こまやミニ屏風を作るワークショップも開催

 エ 「京都・工芸展」

   1(3)のとおり

  初日のオープニングセレモニーでは、西村団長(議長)や同フェア開催に多大な御尽力をいただいたカール・ハインツ マイト ケルン独日協会会長による挨拶、京都国際交流合唱団(市民訪問団としてケルンに滞在)による合唱などが行われました。

  同日は、ケルン市の「ミュージアムナイト」(深夜まで美術館が開館する日)に当たり、同フェアへも午後10時頃まで多くの来場者がありました。









(2)1.FCケルン訪問【ラインエネルギーシュタディオン(1.FCケルン ホームスタジアム)】

  ケルン市を拠点とするプロサッカークラブ「1.FCケルン」は、京都府サッカー協会と交流協定を結び、両団体間でサッカー指導者の相互派遣を行っておられます。

  今年6月に、1.FCケルンの指導者が京都市立音羽中学校を訪問し、体育の授業等で生徒と交流したことをきっかけに、今回、京都市代表団をスタジアムに招待いただき、1.FCケルンのマルクス・レヤェック社長との面談を行うとともに、試合を観戦しました。面談の際、西村団長(議長)からは、約5万人の熱狂的なファンがつくりだすスタジアムの雰囲気は圧巻であると、ファンとチームの一体感に触れるとともに、今後も引き続き京都とケルンの交流への協力をお願いしました。




3 <11月5日(日曜日)>

(1)ケルン市内視察【京都広場、ケルン市立庭園、ケルン大聖堂】

  ケルン市職員とともに、姉妹都市交流において記念の場所である京都広場、ケルン市立庭園を訪問しました。

  京都広場は、京都通りの一角にある広場で、本市からの寄贈品(1972年寄贈)である「ぎぼし欄干」が設置されており、50周年の際に「京都広場」と命名されました。ケルン市立庭園は、40周年の際に両市の友好を記念した植樹が行われており、「友情を育てる木」と書かれたプレートも残されています。

  また、ケルン市のランドマークである世界遺産、ケルン大聖堂を訪問し、公式ガイドから、歴史や建築様式の説明を受けました。






(2)ケルン応用科学大学と京都工芸繊維大学による建築ワークショップ視察【ラインシュタイン邸】

  ケルン応用科学大学と京都工芸繊維大学は、10年前に学術協定を締結し、それ以降、両学間で学生を相互に派遣し、建築に関するワークショップを行うなど、積極的な交流が行われています。京都市代表団は、「ライン川と鴨川」のテーマで行われたワークショップ報告会に出席し、ワークショップ全体の報告と、3つのグループの想像力豊かなプレゼンテーションを拝聴しました。京都工芸繊維大学の学生からは、川の水位の高さに応じて音の反響が異なるサウンドホールの建築モデルなどが発表されました。




4 <11月6日(月曜日)>

(1)「日本・京都へ!留学生おこしやすセミナー」【ケルン大学インターナショナルハウス】

  ケルン市内の大学生や日本語学習者を対象に、京都への留学を促進するためのセミナーを開催しました。

  セミナー前半では、京都は日本の文化の中心地であること、大学・学生のまちとして学びの環境が整っていることなど、留学先としての京都の魅力を紹介するとともに、ケルンの大学と学術協定を締結している6つの大学(京都外国語大学、京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都大学、同志社大学、立命館大学)から、各大学の留学プログラムやキャンパスライフなどの説明を行っていただきました(オンライン、録画を含む。)。

  セミナー後半では、ケルンへ留学している京都の大学生と京都への留学経験があるケルンの大学生によるパネルディスカッションを行い、留学経験者の立場から、留学で得られる経験や、京都滞在中の思い出、京都とケルンの共通点・相違点など、それぞれの思いを語っていただきました。パネリストの学生からは「京都は大きな都市である一方で、伝統文化や景観を大切にしており、京都で留学しないと得られない経験が多くある。」などの意見がありました。





(2)ケルン市主催歓迎レセプション【ケルン市旧庁舎】

  京都市代表団や市民訪問団を歓迎するため、ケルン市が開催したレセプションに出席しました。同レセプションでは、ヘンリエッテ・レーカー ケルン市長による歓迎の挨拶、河原節子 在デュッセルドルフ日本国総領事及び西村団長(議長)による挨拶、西村団長(議長)によるゲストブックへの記入に加えて、市民訪問団であるミニケストラによる音楽演奏、KYOTO FUKUによる日本舞踊、京都国際交流合唱団による合唱などが披露され、姉妹都市交流に携わっている両市の多数の市民等とともに、60周年の節目を祝福、今後の一層の友好親善を誓い合いました。

  レーカー市長は、挨拶の中で、今の世界情勢においては、友人同士の関係を深め、お互いに学び合うことが一層重要であり、日本の古都である京都との1963年以来の絆を誇りに思うと述べられました。西村団長(議長)からは、姉妹都市交流では市民間の交流が進むことが重要であり、60周年の様々な取組を通じて、新たな交流の芽が生まれてほしいと挨拶を行いました。








5 <11月7日(火曜日)>

(1)気候変動等に係るケルン市との意見交換【ケルン市新庁舎】

  環境政策に携わるケルン市職員との間で、地球温暖化対策や気候変動などについて意見交換を行いました。ケルン市からは、気温上昇により熱中症等にかかるリスクが高い高齢者等への適切な情報発信などの対策や、温室効果ガスの削減目標とその達成に向けた取組の説明がありました。本市からも、京都議定書誕生の地として、これまでの地球温暖化対策の取組と成果を紹介するとともに、今後の温室効果ガスの削減目標達成に向けた取組を説明しました。





(2)ケルン日本文化会館訪問

  京都ビジネス交流セミナー(11月3日(金曜日)開催)の会場であり、日本文化の紹介や日本語教育を実施されているケルン日本文化会館を訪問し、村田春文 館長から、同会館で実施されている事業や10月に開催された「ケルン・京都デー」の開催結果等の説明をいただきました。




(3)在デュッセルドルフ日本国総領事館訪問

  京都市代表団の帰国に当たって、経由地であるデュセルドルフの日本国総領事館を訪問し、河原節子 総領事に対して、西村団長(議長)から京都・ケルン60周年記念事業への参加に対して謝意を伝えるとともに、引き続き両市の交流へのサポートをお願いしました。


広報資料

発表日

令和5年11月15日

担当課

総合企画局国際交流・共生推進室(電話222-3072)

広報資料

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お問い合わせ先

京都市 総合企画局国際交流・共生推進室

電話:075-222-3072

ファックス:075-222-3055

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