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姉妹都市キーウ市への支援の取組について

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2024年8月16日

 京都市では、令和4年2月24日に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻に伴い、日常生活に大きな影響が出ている姉妹都市キーウ市を支援するため、市民の皆様にも御協力いただきながら下記の取組を実施しています。

キーウ市支援の取組について

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1 キーウ市支援の寄付金について

 キーウ市の文化・生活の復興に役立てるため、令和4年3月2日から、市役所、役所・支所、図書館、事業所等に設置した募金箱及び口座振込で、キーウ市への寄付金受付を開始し、現在も継続しています。

(1)寄付金の受付

[1] 実施期間

当面の間

[2] 寄付金箱設置箇所

ア 市役所本庁舎・分庁舎正面入口
  受付時間:午前8時45分~午後5時30分(平日のみ/年末年始を除く) 

イ 各区役所・支所地域力推進室(まちづくり推進担当)
  受付時間:午前9時~午後5時(平日のみ/年末年始を除く)

ウ 事業所等(主な場所:地下鉄各駅、図書館等)
  受付時間:各施設の営業時間と同じ

[3] 口座振込先

三菱UFJ銀行 京都支店 普通 3885405
京都・キエフ姉妹都市提携50周年記念事業実行委員会 委員長 西松卓哉

※ 振込手数料は、恐れ入りますが、各自御負担をお願いいたします。
※ 寄付控除の取扱いはございません。

(2)寄付金額

101,903,269円(令和6年8月15日時点)
(上記金額には、京都市会議員による義援金及び京都市役所職員による寄付金を含みます。)

(3)寄付金を活用した支援

 市民の皆様等からいただいた寄付金を活用し、下記の支援を実施しています。

[1] 建物の復興支援

 皆様からの寄付金は、これまでに2回キーウ市関係機関へ送金しました。

  • 送金額:72,032,639円(ユーロ建て送金)
  1回目:令和4年5月13日 60,799,548円
  2回目:令和4年9月14日 11,233,091円


  • 送金先:Future Kyiv Foundation(キーウ市指定の寄付金送金先機関)
 キーウ市では、本市が送金した寄付金を活用し、ロシア軍によるミサイル攻撃を受けて部分的に破壊された9階建て集合住宅を、再び住めるよう修復されました。

[2] 防寒対策物資支援

 令和4年12月22日に、キーウ市のクリチコ市長から門川市長に対し、防寒対策物資の支援を求める親書が届きました。
 これを受け、本市では、皆様からの寄付金約1,640万円を活用し、2回(第1次、第2次)にわたり防寒支援を提供しました。
 また、ロシアによる侵攻が開始してから1年以上経過してもなお、厳しい状況が継続する中、令和5年秋に、キーウ市役所から需要が高いカイロの提供依頼が再度あったため、第3次として、寄付金約860万円を活用し、カイロ355,200個を提供しました。

 【3回の物資支援の合計】
  ・災害時用毛布     2,500枚 
  ・カイロ(使い捨て)  410,200個 

ア 第1次支援
  速やかに支援可能な分量として、下記の物資をキーウ市へ提供しました。

 <支援物資> 
  ・災害時用毛布      500枚 
  ・カイロ(使い捨て) 5,000個 

 <輸送スケジュール>
  ・令和4年12月27日:輸送業者へ物資引き渡し
  ・令和5年1月4日:キーウ市到着

イ 第2次支援
  皆様から多くの御寄付をいただき、第1次支援分と比べより多くの物資をキーウ市へ提供しました。

 <支援物資> 
  ・災害時用毛布     2,000枚 
  ・カイロ(使い捨て) 50,000個 

 <輸送スケジュール>
  ・令和5年1月20日:輸送業者へ物資引き渡し
  ・令和5年1月30日:キーウ市到着

ウ 第3次支援
  航空便よりも安価な船便を利用し、第1次・第2次と比べ多くの物資をキーウ市へ輸送しました。

 <支援物資>
  ・カイロ(使い捨て) 355,200個

 <輸送スケジュール>
  ・令和5年10月10日:輸送業者へ物資引き渡し
  ・令和5年12月9日:キーウ市到着

※ 第1次支援分を提供後、キーウ市から「カイロは特に需要が高く重宝する」旨の連絡をいただいたため、第2次支援ではカイロを重点的に提供

※ 毛布2,000枚のうち100枚は、今回の支援趣旨に賛同いただいた製造元〔足立織物株式会社:本社兵庫県〕から無償提供

※ 防寒対策物資は、キーウ市役所を通じて、主に避難所へ行くことが困難な高齢者等へ配布されたほか、第3次支援のカイロについては、暖房設備が不十分な地下の避難所にて配布


2 献花台の設置

 今回の軍事侵攻で犠牲になられた方への哀悼、負傷された方へのお見舞い及びキーウ、ウクライナの一刻も早い平和の回復などを祈念する目的で、令和4月3月2日に献花台を設置し、現在も継続しています。
 これまでに、皆様から600束以上の献花をいただいています。
 なお、当初は市役所前広場の「友好の小路」(屋外)に設置していましたが、令和4年12月28日に、市役所本庁舎1階(屋内)へ移転しました。

3 京都市長とキーウ市長のオンライン会談

 令和4年4月6日に、キーウ市のクリチコ市長と門川市長・田中京都市会議長がオンラインで会談し、戦禍にあるキーウの最新状況を京都市民に発信いただくとともに、今後の必要な支援等について意見交換しました。

【会談の概要】
(クリチコ市長)
 キーウ市近郊はじめ多くの都市においてロシア軍による虐殺、都市の破壊が行われている惨状の説明、日本そして京都市民からの支援に対する謝意の表明、長引く戦況に備えた食料品や医療物資の支援や破壊された街の復興支援の要請、平和に向けた団結と積極的な行動の呼掛け

(門川市長)
 ロシアによる軍事侵攻に対する抗議と即時撤退に向けた国内外への働きかけの表明、キーウ市民に向けた京都市民の行動(寄付金、献花等)と避難者受入支援の報告、今後の国や他都市等と連携した継続的な支援の約束

(田中議長)
 京都市会におけるロシアによる軍事侵攻への抗議決議、市会全議員による義援金の紹介、キーウの平和回復への祈念

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京都市 総合企画局国際交流・共生推進室

電話:075-222-3072

ファックス:075-222-3055

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