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共同記者会見(2018年12月11日)

ページ番号261196

2023年4月12日

「京都マラソン2019応援大使記者会見」

記者会見概要

1 日時

  平成30年12月11日(火曜日)午後4時~

  

2 場所

  京都市役所本庁舎第一応接室

 

3 出席者 

  門川大作京都市長,山中伸弥所長,中村静香さん,岶田正義京都マラソン実行委員会委員長

 

4 次第

(1) 山中所長の抱負発表

(2) 新・応援大使 中村静香さんの紹介

(3) 中村静香さんの挨拶

(4) 市長からの激励の言葉

(5) サプライズ出走者及び出走応援大使の発表

(6) 岶田委員長による京友禅で制作したメダルリボンのお披露目

(7) 記念撮影

概要

(1)山中所長の抱負発表 

 京都マラソンは昨年,ペア駅伝ということで後半の10数キロの出走でしたが,今年は2年ぶりにまたフルマラソン走らせていただくことになりました。僕はこの2年くらいサブ3.5をいつも目指して走っておりますので,今回もたくさんの市民ランナーの方々が,サブ3.5を目指して頑張られると思いますから,そういう皆さんと一緒に励ましあいながら,サブ3.5を目指してゴールテープを切りたいと思います。京都マラソンの魅力は,沿道のたくさんの素晴らしい応援,そして素晴らしい景観でございますので,その2つを今年もとっても楽しみにしております。市長をはじめ,毎回素晴らしい大会運営をされている皆様に,心より御礼を申し上げます。今年も頑張ります。ありがとうございます。

(2)中村静香さんの挨拶

 京都マラソンの応援大使を務めさせていただくことになりました中村静香です。皆様よろしくお願いいたします。私は今年,函館マラソンに向けて本気で4か月間トレーニングして,4時間5分だったんですけれども,走る楽しさとか,仲間を思いやる気持ちだとか,目標タイムに近付けるための努力っていうものを教わるための姿勢を学びましたので,今回は応援大使として,京都マラソンで皆さんが目標に向かう姿を見守らせていただけたらなと思っております。京都出身としても,地元のお仕事に携われるのはとても光栄ですし,微力だと思いますけれども,しっかり応援大使を務めたいと思います。歴史あるまちなかを走れる京都マラソンをぜひ皆さん楽しんでいただけたらなと思います。よろしくお願いします。

(3)市長からの激励の言葉

 山中伸弥先生,今年もフルマラソンを走っていただける,うれしい限りであります。京都マラソンを応援していただき,先生が走っていただけることで,京都マラソンの格が大きく向上していることを実感し続けてきました。ありがとうございます。そして,走られるたびにタイムが改善される,これもすごいなと思います。同時に,人々の幸せのためにiPS細胞研究支援の寄付も募っておられます。その点も私どもも宣伝していきたいなと,そんなことを感じています。よろしくお願いします。

 そして中村静香さん,(御就任)ありがとうございます。去年KBSの番組でご一緒させていただいて,すばらしい輝かしい走りで,また盛り上げていただけるでしょう。その恰好では走らないですよね(笑)

 そして8回目を迎える京都マラソン。第1回目はちょうど東日本大震災から1年目の3.11でした。鎮魂と復興への願い,これを真正面に掲げた京都マラソンでありました。その精神は今年も変わりません。同時に,この夏から,大地震から台風から豪雨,京都はもとより日本中で様々な災害がありました。そうしたことへ,これまでの思いを生かして,復興への願い,鎮魂も含めてしっかりと取り組みたいと思います。

 多くのみなさんのご支援で,おかげさまで5年連続応募者6万人を超える,全国でマラソンが多く増えてきたので,減り出しているところも多いんですけど,京都マラソン,日本を代表するマラソンの一つとして,さらに世界でも評価が高まっております。1万6千人が走られる,それを応援大使の山中さん,あるいは中村さんをはじめ,1万5千人のスタッフ・ボランティアが支え,さらにあまり燃えないと言われていた京都市民の方々が,50万人にわたって沿道等で応援いただく,さらにマイカー自粛等協力いただいている,そうしたおかげだと思っています。今年も大いに盛り上げていき,走る人,支える人,応援する人,みんなでよりよい京都を作る,そんなマラソンにしていきたいと思っております。ありがとうございます。

(4)市長からサプライズ出走者及び出走応援大使の発表

 西脇隆俊(京都府)知事が,現職の(京都府)知事としては初めて,西脇隆俊様個人としては3回目の京都マラソンを走っていただくことになりました。今日,ここに来ていただく予定でしたが,公務のためどうしても出席できないので,くれぐれもみなさんによろしくということであります。

 実は昨年も申し込んでおられ,抽選が当たり,お金も納入していただいたんですけど,私は走っていただく方がいいんではないかとおすすめしたんですけど,諸般の事情で,本人の意志とは関係なしに,やっぱり走るのは止めといた方がいいということになりました。満を持しての登場であります。府市協調で京都マラソンを盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いします。

(5)岶田委員長による,京友禅で制作したメダルリボンのお披露目

 京友禅協同組合連合会様からの御協力を得て,今大会は,女性表彰者に対して,京都の伝統工芸品である,京友禅で制作したメダルリボンを贈呈します。この柄の名前は,「御簾(みす)に御所解(ごしょどき)文様(もんよう)」であります。御簾(みす)とは簾(すだれ)のことで,平安時代の家屋の庇(ひさし)の間に掛けられた美しい装飾です。御所解文様(ごしょどきもんよう)は,公家や武家の大奥の女性の正装である文様(もんよう)であり,四季の草花が細やかに配置された意匠となります。京都の長い歴史や文化を京友禅で表現するとともに,京友禅は女性をより美しく彩るために創り出されたものであるため,女性の美と京友禅の美をメダルリボンで表現しています。京都マラソンを機に,このように京都の伝統産業や文化,歴史をはじめとした京都の魅力も発信し続けていきたいと考えております。今回,制作に当たり御協力いただきました京友禅協同組合連合会様に,この場をお借りして御礼申し上げます。

質疑

記者

 この質問,どうしても出てしまうのもあってすみません。本庶先生と連絡されたりしましたか。

山中所長

 行かれてからはないんですけども,出発される前に壮行会ということでゴルフをしました。行かれるちょっと前ですね。思わず勝ってしまうという失態を演じまして,大変反省をしております。

記者

 また,後進の方の,山中先生をはじめ,やっぱり若手の研究者の方は。日本の研究者にとってどんな意義があると思いますか。

山中所長

 いやあ,本庶先生はもう本当に,本当に素晴らしい,ザ・ノーベル賞という方ですから。やはり本庶先生が,日本の基礎研究の実力をまた示されたという,これに触発されてまた若手の,特に医学部出身者も研究してほしいと思います。

記者

 実際テレビなどで受賞された姿をご覧になられて。

山中所長

 格好いいですね。僕はマラソンでがんばって,たくさんの人が走ってもらえるようにがんばっています。研究もがんばっています。

記者

 山中さんが走られて寄付を募って市民の理解を得ている反面,本庶さんは授賞式に出られて講演などいろいろされることで広めていかれると思うんですが,お互い同じような役割を背負っておられるような気がして,その点同士としていかがでしょうか。

山中所長

 やはり研究者の仕事,研究者ってなんというか,研究者も普通の人間なんだよというところを見せたい。研究者も走るんだよとか,部屋にこもって実験ばっかりしているわけじゃなくて,やっぱり普通の生活をしている。そんな中で病気の方もたくさんおられて,そういう方を治したいと思ってやっぱり研究していますから。研究者の研究以外の側面を積極的にアピールするのも,僕の仕事かなとも,少し思っていますね。

記者

 本庶先生にはどんな役割を。

山中所長

 本庶先生は,本当に日本の研究者代表としてですね,これからも。本当に格好のいい先生ですので,あのままいていただけたらいいと思います。僕は足元にも及ばないですから。

記者

 2月に走られるときに,応援には・・・

山中所長

 それはちょっと,応援もらえたら(笑)びっくりしますけれども。でも京都にお住まいですから,もしかしたら,もらえるかもしれないですけど。

記者

 それはサプライズですね。

山中所長

 めちゃめちゃうれしいですよ。でも,中村さんにも応援していただけるということなので,できたら一緒に走りたかったのですけど。

 

記者

 中村さんも走られて,走る魅力に気づかれたのかなと

中村静香さん

 そうですね,いろいろ教わりましたね。もちろん自分の目標に近づけるための努力とか楽しさっていうのも教わりましたし,タイムが速い遅いには関係なく,それぞれが決めた目標に向かっていく,チャレンジっていうところが,追いかけ続けられるっていうところなので,マラソンの魅力って奥深いなと感じています。ぜひ,京都マラソンでも,皆さんがそれぞれの目標タイムに近づけられるように応援させていただきたいなと思っています。

 

記者

 マラソンと先生の研究っていうのは,なにか同じような点,似通っている点がありますか。

山中所長

 すごい似ています。両方時間がかかりますし,1年間練習して,1年がんばるとちょっと成果が出るという,研究は,1年というよりもっと5年とか10年でやっと成果が出るっていう感じですので。結構,研究者って走っている人が多くて,努力は報われるんだという成功体験をマラソンで得る,それで研究もがんばる,研究ももっと時間がかかるけれど,きっと報われると信じてやっているので,すごく共通点は多いと思います。

 

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