きょうとこども情報館(ひとめでわかる京都のまち)
ページ番号97943
2024年5月1日









景観 ~美しい町並みを守るまち~

上から見た京都のまち

花見小路
京都には、伝統的な美しい町並みが守られています。それがたくさんの人をひきつけ、京都のまちの魅力を作っています。
すぐれた景色やながめのことを「景観」といいます。
京都は、この「景観」が大切に守られてきたまちです。このような美しい「景観」を、これからも残していかなければなりません。
みんなが好きなように建物を立てたり、看板を立てたりすれば、町並みはごちゃごちゃしてしまいます。そこで、京都市には、「景観」を守るための決まりがあります。
ある高さ以上の建物が建たないように、高さに制限をつけたり、ぴかぴか光る広告を禁止したり、建物のデザインにルールを作りました。
50年後も、100年後も、たくさんの人に「京都っていいな」と思ってもらえるような美しいまちを目指していきましょう。
文化 ~日本の文化がぎゅっとつまったまち~

祇園祭

狂言
京都は、伝統的な文化が受け継がれてきたまちです。
では、「京都の文化」といえば、何を思い浮かべますか?
○能、狂言などの伝統芸能
○祇園祭や葵祭、時代祭などのお祭
○五山の送り火などの伝統行事
○地蔵盆のような暮らしの中の行事
○京ことば、京料理、京菓子
・・・など、数え切れないくらいあります。
これらの文化は、1200年を超える京都の歴史の中で、よりよいものへと発展しながら受け継がれてきたものです。また、「日本の文化」は、京都から生まれた文化がもとになっているものがたいへん多いのです。
京都は、たくさんの文化がぎゅっとつまった「日本文化のふるさと」ともいえるまちです。
観光 ~全国の京都ファンが集まるまち~


京都市を訪れた観光客は、令和元年まで7年連続で5,000万人をこえています。
美しい自然、景観があり、日本の文化や伝統が今も生き続ける京都は、「日本のふるさと」、「日本の宝」とも言われ、全国、そして海外から観光客が訪れます。
また、京都では、日本の歴史や文化を学ぶことができることから、令和元年には全国から約70万人の修学旅行生が訪れました。これは、全国の2人(ふたり)に1人(ひとり)以上<推計>が小学校・中学校・高校のいずれかの修学旅行で京都を訪れていることになります。
京都市では、観光客に京都を楽しんでいただくことと、京都が魅力的なまちであり続けることを両立していくために、「京都市民」、ホテルや旅館、みやげもの店などで「働くみなさん」や「観光客」など、京都観光に関わる全てのみなさんとともに大切にしていきたいことをまとめた「京都観光行動基準(京都観光モラル)」をつくりました。
地域にやさしい、環境にやさしい観光を京都から広げていくため、みなさん、できることから、はじめてみませんか。
自然環境 ~水や緑を大切にするまち~

鴨川

ウォータースタンド
京都には、すぐ近くに清らかな川のせせらぎや緑あふれる山や森があり、豊かな自然にめぐまれています。
また、春はサクラ、秋は紅葉などでいろどられ、四季の変化に富んだ美しいまちです。
しかし、美しい自然環境が世界的にどんどん悪くなってきています。
中でも、気温が上がって、地球環境に大きな影響をおよぼす「地球温暖化」が大きな問題となっています。
このまま地球温暖化が進むと、将来、季節のバランスがくずれ、農作物が採れなくなったり、生き物が生きていけなくなったりすると言われています。
「京都議定書」を知っていますか。これは、1997年に、地球温暖化の原因となる「温室効果ガス」を減らすことを、世界の代表の人たちが京都市に集まって決めたルールです。
さらに、京都市では、2020年12月に京都市地球温暖化対策条例を改正しました。(愛称を「2050京(きょう)からCO2ゼロ条例」といいます。)
また、2050年までに二酸化炭素排出量正味ゼロを達成すること(「脱炭素社会」といいます。)を目指して、地球温暖化対策に取り組んでいます。
みなさんが、電気や水道のむだづかいをやめたり、ペットボトルなどのプラスチックごみを減らすためにマイボトルを使用することが、温室効果ガスを減らすことにつながります。
環境に優しい暮らしをして、自然環境をこれからも大切に守っていきましょう。
