きょうとこども情報館(ひとめでわかる京都のまち)
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2011年3月18日









~美(うつく)しい町並(まちな)みを守(まも)るまち~
上から見た京都のまち 花見小路(はなみこうじ)
京都(きょうと)には,伝統的(でんとうてき)な美(うつく)しい町並み(まちな)みが守(まも)られています。それがたくさんの人をひきつけ,京都(きょうと)のまちの魅力(みりょく)を作っています。
すぐれた景色(けしき)やながめのことを「景観(けいかん)」といいます。
京都(きょうと)は,この「景観(けいかん)」が大切に守(まも)られてきたまちです。このような美(うつく)しい「景観(けいかん)」を,これからも残(のこ)していかなければなりません。
みんなが好(す)きなように建物(たてもの)を立てたり,看板(かんばん)を立てたりすれば,町並(まちな)みはごちゃごちゃしてしまいます。そこで,京都市(きょうとし)は,「景観(けいかん)」を守(まも)るための決(き)まりを作りました。
ある高さ以上(いじょう)の建物(たてもの)が建(た)たないように,高さに制限(せいげん)をつけたり,ぴかぴか光る広告(こうこく)を禁止(きんし)したり,建物(たてもの)のデザインにルールを作りました。
これらの決(き)まりは,平成(へいせい)19年の9月からスタートです!50年後も,100年後も,たくさんの人に「京都(きょうと)っていいな」と思ってもらえるような美(うつく)しいまちを目指(めざ)していきましょう。
文化(ぶんか)
~日本の文化(ぶんか)がぎゅっとつまったまち~
祇園祭(ぎおんまつり) 狂言(きょうげん)
京都(きょうと)は,伝統的(でんとうてき)な文化(ぶんか)が受(う)け継(つ)がれてきたまちです。
では,「京都(きょうと)の文化(ぶんか)」といえば,何を思(おも)い浮(う)かべますか?
○能(のう), 狂言(きょうげん)などの伝統芸能(でんとうげいのう)
○祇園祭(ぎおんまつり)や葵祭(あおいまつり),時代祭(じだいまつり)などのお祭(まつり)
○五山の送(おく)り火などの伝統行事(でんとうぎょうじ)
○地蔵盆(じぞうぼん)のような暮(く)らしの中の行事(ぎょうじ)
○京ことば,京料理(きょうりょうり),京菓子(きょうがし)
・・・など,数え切れないくらいあります。
これらの文化(ぶんか)は,1200年を超える(こえる)京都(きょうと)の歴史(れきし)の中で,よりよいものへと発展(はってん)しながら受(う)け継(つ)がれてきたものです。また,「日本の文化(ぶんか)」は,京都(きょうと)から生まれた文化(ぶんか)がもとになっているものがたいへん多いのです。
京都(きょうと)は,たくさんの文化(ぶんか)がぎゅっとつまった「日本文化(ぶんか)のふるさと」ともいえるまちです。
観光(かんこう)
~全国(ぜんこく)の京都(きょうと)ファンが集(あつ)まるまち~
人でにぎわう観光地(かんこうち) 花灯路(はなとうろ)
京都(きょうと)を訪(おと)ずれる観光客(かんこうきゃく)はいったいどれくらいでしょう。
答えは,なんと約(やく)4,700万人(平成(へいせい)17年度(ねんど))です。これは,日本の人口の3分の1以上(いじょう)にあたります。
「観光(かんこう)」といっても,人によって目的(もくてき)はさまざまです。寺や神社(じんじゃ)にお参(まい)りに来る人もいれば,祭(まつり)や行事(ぎょうじ),美(うつく)しい町並(まちな)みを楽しみに来る人もいます。それだけ,京都(きょうと)には素晴(すば)らしいところがたくさんあるまちだといえるのではないでしょうか。
そして,京都市(きょうとし)は,もっと多くの人に京都(きょうと)の良(よ)さを知ってもらいたいと考え,5000万人の観光客(かんこうきゃく)の皆(みな)さんに来てもらおう,という目標(もくひょう)を作りました。
そのために,東山や嵐山(あらしやま)の道をあかりで美(うつく)しく照(て)らすイベント「京都(きょうと) 花灯路(はなとうろ)」を行ったり,修学旅行(しゅうがくりょこう)に来る人のためのホームページ「修学旅行(しゅうがくりょこう)ナビ」を作ったりしています。(「修学旅行(しゅうがくりょこう)ナビ」はこちら)
また,海外から京都(きょうと)を訪(おとず)れる人たちが増(ふ)えるように,外国の人に対(たい)するキャンペーンもしています。
京都(きょうと)は,世界中(せかいじゅう)の「京都(きょうと)ファン」でにぎわうまちだといえますね。
自然環境(しぜんかんきょう)
~水や緑(みどり)を大切にするまち~
鴨川(かもがわ) ごみの分別(ぶんべつ)
京都(きょうと)には,すぐ近くに清(きよ)らかな川のせせらぎや緑(みどり)あふれる山や森があり,豊(ゆた)かな自然(しぜん)にめぐまれています。
また,春はサクラ,秋は紅葉(こうよう)などでいろどられ,四季(しき)の変化(へんか)に富(と)んだ美(うつく)しいまちです。
しかし,美(うつく)しい自然環境(しぜんかんきょう)が世界的(せかいてき)にどんどん悪(わる)くなってきています。
中でも,気温(きおん)が上がって,地球環境(ちきゅうかんきょう)に大きな影響(えいきょう)をおよぼす「地球温暖化(ちきゅうおんだんか)」が大きな問題(もんだい)となっています。
このまま地球温暖化(ちきゅうおんだんか)が進(すす)むと,将来(しょうらい),季節(きせつ)のバランスがくずれ,農作物(のうさくもつ)が採(と)れなくなったり,生き物(いきもの)が生きていけなくなったりすると言われています。
「京都議定書(きょうとぎていしょ)」を知っていますか。これは,地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の原因(げんいん)となる「温室効果(おんしつこうか)ガス」を減(へ)らすことを,世界(せかい)の代表(だいひょう)の人たちが京都市(きょうとし)に集(あつ)まって決(き)めたルールです。
さらに,京都市(きょうとし)は,2010年までに,市内から出る温室効果(おんしつこうか)ガスを,1990年に比(くら)べて10パーセント減(へ)らす目標(もくひょう)を立てて取(と)り組(く)んでいます。
みなさんが,電気や水道のむだづかいをやめたり,ものを大切に使(つか)ってごみを出さないようにすることが,温室効果(おんしつこうか)ガスを減(へ)らすことにつながります。
環境(かんきょう)に優(やさ)しい暮(く)らしをして,自然環境(しぜんかんきょう)をこれからも大切に守(まも)っていきましょう。
