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門川市長記者会見(2010年7月15日)

ページ番号85537

2011年12月13日

平成21年度京都市交通事業決算の概要について

この度,平成21年度交通事業決算において,地下鉄事業が「現金収支の黒字化」を達成しました。地下鉄は来年5月に開業30周年を迎えますが,現金収支の黒字化は,開業以来,初めてのことであります。

また,市バス事業につきましては,7年連続の経常収支の黒字を確保いたしましたので,これについてもお知らせしたいと思います。

(地下鉄事業)

まず,地下鉄事業につきまして,経常収支は117億円の赤字でありますが,前年度144億円の赤字から27億円の改善ができました。

また,現金収支が,前年度38億円の赤字から54億円改善して16億円の黒字となり,当面の目標としてきた現金収支の黒字化を達成することができました。

現金収支の黒字化は,運賃や補助金等の経常収入で,日常の運営経費だけでなく,建設費に係る利息の返済を賄えるようになったということであります。

ようやく利息返済のために新たな借金を必要しない状態になりました。借金の利息のために借金をしなければならないという状態が続いていたわけです。経営健全化実現の第一歩を踏み出せたことになります。

現金収支というのは,ご案内のとおり,償却前損益といいまして,経常収支から現金が不要な減価償却費を除いたものであります。

この現金収支の黒字化の主な要因を申し上げます。

景気低迷,あるいは新型インフルエンザの影響等によりまして観光客等が減少し,他の鉄道事業者は極めて厳しい状況にあり,私鉄やJRの旅客数は大体2%から4%の減少であります。そのような中,歩くまち,公共交通優先のまちの取組み,あるいはその一環として取り組みました地下鉄沿線でのイベントの実施,全市を挙げて,また市民の皆様の協力も得ていろんな取組みを推進してきました。また修学旅行客も5月,6月大打撃を受けましたけれども,夏以降戻ってこられるということもございました。おかげさまで,一日当たりのお客様数は32万7千人と,前年度から1千人の減少に食い止めることができました。0.5%の減であります。基本的なお客様を確保できた。厳しい状況の中でも確保できた。ちなみに京阪が2.1%,近鉄が3%,JR西日本の近距離旅客の発売券数が4%減という状況で,どことも難儀した年でありました。

また,駅ナカビジネスを積極的に展開いたしました。併せて駅職員の民間委託等により,人件費の削減や高金利建設企業債の借換えなどコスト削減策を強力に実施してきました。

さらには,平成20年度末に実施しました東西線第三セクター区間の直営化に伴いまして,線路使用料の負担がなくなりました。こうしたことが要因として挙げられます。

何よりも交通局が先頭に,全庁一丸となった取組み,市民の皆さんのご理解による積極的な,市民の地下鉄,足を守っていこうという取組みの成果でもあります。引き続き,経営健全化に努力して参りたいと思います。

 

(市バス事業)

次に,市バス事業でありますが,経常収支は,前年度から12億円改善し18億円の黒字となりました。7年連続の黒字であります。市バス事業については,黒字の経営体質への転換が着実に図れていると思っています。経常収支赤字のピークは平成12年度の52億円でした。着実に改善してきていると思います。

主な要因としましては,景気低迷や新型インフルエンザの影響等によりまして,一日当たりのお客様数が31万1千人と,前年度から5千人減少しました。1.7%の減であります。さらに地下鉄に支援していくために,バスにつきましては,一般会計の任意補助金を6億円削減しました。こうしたことで,経常収入が前年度に比べ大幅な減収となったものの,引き続き,自動車整備業務の民間委託の推進,あるいは職員数の削減などによりまして,人件費の削減に努めました。また,定年退職者数のピークを過ぎたことによる退職手当が減少したこともございます。また,市バスの燃料である軽油が,比較的低価格で推移したことも燃料費の減少に繋がりました。こうしたことで7年連続の黒字を達成することができました。

両事業とも経営健全化計画に基づき,着実に結果を残していますが,依然として,市バス事業では86億円の累積資金不足を,地下鉄事業では310億円という巨額の累積資金不足を抱えており,極めて厳しい経営状況にあることは間違いございません。市バスも74路線中,8割が赤字という状況でもあります。

そこで,地下鉄では,アイデアを活かした経営を更に進めるために,駅ナカビジネスや駅空間の有効活用をより一層推進していく。既にお知らせしていますが,一昨日から,好評のオリジナルスイーツ「水尾の柚子ちーず」,これは60万個を既に売り上げていますけれど,その第二弾として,「抹茶ばなな」の販売を始めたところであります。

 市バスも,祇園祭にあわせました増発や,夏休みのこども料金を無料にする「エコサマー」の取組など,市民や観光客の皆様に喜んでいただける。便利と感じていただける。そんな取組みを進めていきたいと思っております。

 今後とも,知恵と工夫を凝らして,京都の市バス・地下鉄を市民の皆様の日常生活に欠かせないものとしてご活用いただく。また環境先進都市として,歩くまち京都,公共交通優先の京都を推進していく。そのような中でさらに経営健全化に取り組んで参りたいと思っています。全庁挙げてここまでできたことを確認しながら,さらに前進していきたいと思っています。

地下鉄四条駅・商業スペースの愛称決定について

次に関連することでありますけれど,地下鉄四条駅・商業スペースの愛称決定についてであります。

地下鉄四条駅は,1日約9万人にご利用いただいています。これまでお客様に御利用いただいていなかった空間を有効活用しようということで,「地下空間を心弾むワクワク空間に!」というコンセプトで,本年2月から改修工事を進めております。本年9月末にはリニューアルオープンする予定であり,京都初出店となるお店を始め,8店舗が出店されます。そして新たな商業スペースが誕生します。

この度,皆様が心待ちにしていただいています商業スペースの愛称が決定いたしました。

愛称は,選定委員会で審査をいただき,「コトチカ」と決定しました。

北区にお住まいの松田正子(まつだまさこ)さん,大津市にお住まいの川本未奈(かわもとみな)さんのアイデアを採用いたしました。

「コトチカ」に決定いたしました最大の理由は2つあります。

ひとつは「古都京都」の地下鉄と,そこに生まれる新しいショッピングゾーンというこということで「コトチカ」,非常に,聞いただけで分かるということであります。またもうひとつは,一度聞けば忘れない,覚えやすく親しみのあるネーミングであると思います。どうぞ,「コトチカ」へ行こう。そして地下鉄に乗って「コトチカ」へ行こう。こんな雰囲気ができたらうれしいなと思っています。

153通もの応募がございました。市民はもとより,秋田県,山口県からもいただきました。応募していただいた方々に御礼申し上げます。

ロゴマークにつきましては,京都市立芸術大学の小山(こやま)教授に製作していただきました。「洛バス」のデザインもしていただいた方であります。

KOTOの「O(オウ)」に点を付けて,目に見立てております。それが新しくできる地下空間を覗いている雰囲気であります。Chikaの「i(アイ)」は,ハートで強調いたしております。紫色に塗られた部分は,地下空間をイメージしております。ここをみんなで見つめていこう。そんな意図でございます。この紫の部分に駅名を書くことも考えています。

今日は,祇園祭,宵々山ですけれども,来年の宵山,宵々山には,「コトチカ」で買い物をしていただけることになるのではないかなと思っています。心弾むワクワク空間で,そして同時に,地下鉄経営健全化にも役立つ,そんな取組みを進めていきたいと思っています。

私からは以上でございます。

質疑応答(要旨)

<報告案件に関する質疑>

(地下鉄の増客対策について)

記者 平成21年度決算は,第三セクター区間の直営化など,コストを抑えたという感じだが,増客に向けての手応えはどうか。また,今後は増客に向けてどう取り組んでいくのか。

市長 今年の春から夏にかけては,対前年度4%ぐらいの増客になっていますが,一昨年の数値には届いておりません。一昨年は,非常に景気も良く,観光客数も2年前倒しで,5021万人を達成しました。去年の不況から回復して,伸びてきているとは実感しています。さらに,京都駅南側にできた大型商業施設も一定の効果を上げていると思います。

今後10年間で1日当たり5万人の増客を何としても達成しなければなりません。それは,まちの構造そのものを,地下鉄を利用する構造に変えていくということです。例えば山ノ内浄水場跡地利活用など時間をかけてやっていかなければなりません。別に,ライフスタイルの意識改革も両方やっていかなければならない。すぐに効果が現れるものではないですが,着実な前進を感じています。駅ナカビジネスも今後頑張っていきますが,増客が一番の要であります。

記者 1千人減少は,他の私鉄に比べていい数字であるという前向きな評価だが,あまり減らないということは,例えば定期利用などが多く,観光客などの利用は少ないということだと思われる。そういう意味では,まだまだ増客には至っていないと思われるが,どう分析するか。

市長
 新型インフルエンザの影響が,非常に大きかったです。その中でよく留まったなというのが本音であります。ただ,まだまだ伸ばす余地はあると思いますし,伸ばさなければならない。構造的に歩くまち京都,公共交通優先の京都を作っていく,そういう取組がスタートしたばかりであります。夜9時台と10時台を10分間隔にしたことや烏丸御池でシンデレラクロスを実施し,また平日のダイヤ改正による増客効果が10%ぐらい現れています。10%と言いましても,分母が小さいので全体の比較ではそれ程伸びた訳ではありませんが,そうしたことを着実にやっていくことによって,地下鉄が便利だということを知っていただく,そのことが大事だと思っています。河原町通も市バスが平日の昼,3分,4分間隔で走るようになり,4,5%の増客になっていますが,まだまだバスの便利さを知っていただいていないので,さらに推進していきたいと思っています。

(市バスの路線見直しについて)

記者 市バス74路線の8割が赤字だが,路線の見直しは考えているか。

市長 市バスは,大切な大切な市民の足であり,市民生活に根ざしています。しかし,長期的には路線の見直しも必要だと思っていますが,これは単に赤字だから見直すということではなく,市民の皆さんがこの路線をどうしても維持して欲しい,そのためにはみんなで市バスを使おう,と思っていただく取組も進めていかなければならないと思っています。それで,営業係数200以上,つまり100円の収入のために200円以上支出している路線については,停留所にそれを表示する取組を始めたところであります。そういった取組とあいまって,より全体として便利で,高く安定した経営が持続可能な市民の足を守る取組を並行して行ってまいります。

記者 長期的にはとは,どれぐらいを想定しているのか。

市長 細かい路線の見直しは今も進めており,利便性の向上と増客に向けてやっていますが,それをじっくりと検証していかなければならない。赤字だから短期間に見直していくということではなく,市民の皆さんの意識の向上も含めて,歩くまち京都や公共交通優先の取組も始まったばかりであり,その推移を見ながら,考えていきたいと思います。

<その他質疑>

(参議院選挙の結果と「ねじれ国会」について)

記者 参議院議員選挙において民主党が大敗したことの要因についてどのように考えているか。

市長 色々な要因があろうかと思います。昨年夏,多くの国民の期待のもとに政権が交代して初めての国民の審判でした。この間様々なことがあり,それらに対する評価の結果だと思います。

また,一人区では大きく負けられましたが,一方で,比例区では第一位の票数を確保されました。一面的な分析は難しいと感じます。

記者 「様々なことがあった」とのことだが,どのような点が国民の理解を得られなかったと感じるか。

市長 やはり沖縄の問題が大きかったのではないかと感じます。本音で申し上げて,福祉や教育,地域主権等,国民生活をどうしていくかという部分では,自民党と民主党で大きな差はなくなってきているように思います。一方で,外交や防衛の部分で相当な差があり,この辺りで非常に揺らいだと実感しています。しかし,この外交や防衛についても,政権交代後にじっくり取り組んでみたら,あまり差がなかったということに国民も気付いてきたのではないかと思います。

「ねじれ国会」ということで非常に政局の運営が難しい時期ではありますが,景気回復や雇用,福祉,年金,医療等の根本的な政策や方向性に差がないのならば,早期に国会で十分な議論を交わしていただき,しっかりとした政策を打ち出していただきたいと思います。

記者 「ねじれ国会」の話が出たが,自民党が与党の時に暫定税率が1ヶ月間廃止され地方にも影響が出たが,今回もそのような懸念はあるか。

市長 ないと言えば嘘になります。あのようなことを後悔,学習していただきたいと思います。暫定税率が廃止され地方が大変な思いをしたかと思えば,再度復活し,新政権誕生後も廃止されませんでした。あれは一体何だったのかということは,民主党の中でも十分な検証がなされていることと思います。

我が国の二院制において,制度的にも想定外の状況だと言う人もおられますが,これが日本社会,日本の政治の停滞とならないような知恵が必要だと感じます。

「地方分権」,「地域主権」と言いますが,地方では,自民党と民主党,公明党の政策が融合して,様々な取組をされているところが殆どです。そうした知恵を活かしていただけたらと思います。

(共産党の票の減少について)

記者 京都で共産党が票を減らしたことについてどう思うか。

市長 もう少し長期的に見なければ分かりません。一進一退を繰り返しながら粘り強く組織を維持されてきた政党ですので,これで力を落とされる訳ではないという見方もできると思います。ただ,「消費税反対」というのが非常にアピールできる訴えであったにも関わらず,大幅に票を減らされた。これは,有権者が,負担とサービスの水準ということについて,また,日本の国が大変な借金を抱えており,このままでは持続することができない危機的な状況であるということについて,先を見通した賢明な判断をされているということだと思います。

 甘いことばかり言っていても実際に政権を取ればそう上手くはいかないということが社会実験されている状況であり,サービスをしっかりと提供していくためには,やはりコンセンサスを得た取組が必要だということだと思います。

(みんなの党の躍進について)

記者 京都市内において,みんなの党が比例で15万票獲得したが,これについてどう思うか。

市長 常に変化を求める方々が新しいところへ行かれるという傾向で,これが定着するかどうかはもう少し状況を見なければならないと思います。日本新党もそうでした。

記者 それは京都の有権者の特徴か。

市長 日本全体です。京都で特にということはありません。京都で有力な候補者が比例区におられたことはありますが。

(選挙結果が京都政界に与える影響について)

記者 今回の参議院選挙における共産党の得票数の減が,今後の京都政界に与える影響,特に統一地方選や京都市長選に与える影響について,市長のお考えは。

市長 私は国政選挙における票と統一地方選挙における票というのは連動している部分も大いにありますけれども,必ずしもそうではない部分もあると思います。まだ半年以上ありますので,専門家ではありませんが,じっくりとみていかなければならないと思っています。

記者 共産党は何十年ぶりの最低得票数で組織が弱っているという指摘がある。今度の統一地方選に与える影響があるとすると,現在の市会の構成も変わってくると思うが,如何か。

市長 なんともわかりません。基本的な傾向として,大きな流れは変わらないと思いますが,半年,一年で流れというのは変わっていく。変わりながら大きく世の中というのは流れていくものだと思います。世の中には常に振り子現象というものがありますので,今回の結果だけをもってその流れが加速すると断言する時ではないと思います。

(不祥事防止策について)

記者 6月末に逮捕された職員の内1名は売人の容疑がかけられており,かなり深刻な問題だと思うが,今後の防止策も含めて市長の所見は。

市長 本当に極めて残念であり,無念であります。特にこの間,私は環境政策局の第一線の現場を廻ってきました。職員の意欲が向上して,市民の方々からも大変高い評価を受けています。そのような中で残念な事態であり,最も一番無念がっているのは,第一線の現場の職員だと思います。これを教訓に,研修会等に徹底して取り組んでおります。こうした不祥事を根絶することだけではなく,職員のモチベーションを高めていく,そして職場の土壌を変えていく,こうした取組をより一層強力に推進していきたいと思っております。

記者 不祥事がなくならないのは何故だとお考えか。

市長 根の深さを感じています。あらゆる取組をしてきました。例えば,現場を廻っていて一番効果があると感じるのは,市民の代表者の方々に職場を訪問していただき,職場の良いところも褒めてもらい,同時に,気づいたところを率直に言っていただく取組です。そうしたコミュニケーション,これはモチベーションの向上にもつながり,こうした開かれた職場,風通しのいい職場において,第一線の職員が,本当に市民のために働いていると意識付けができる。こうした取組が大きな効果を挙げてきています。

この不祥事をおこした職員も,そのような場できっちりと仕事をしている。その中で起こっている問題だということで,私生活での行動がわからない。この辺りで限界を感じると同時に,それではあかん訳ですから,より踏み込んだ取組をしていかなればならないと思っています。

記者 踏み込んだとは,具体的にどのようにお考えか。

市長 例えば,警察の方に来ていただいて,薬物の研修会を実施するなどの様々な取組を進めております。

記者 全員を対象にしたチェックなどをお考えか。

市長 費用,労力,その効果などを見極めながら,専門家の意見も取り入れた研修となるよう常に改革していますので,そうしたことに今後とも取り組んでいきたいと思っています。

記者 根の深さを感じるとおっしゃったが,具体的には。

市長 薬物が日本社会で蔓延してきている。青少年にまでずっと入ってきている。日本に大量の薬物が入ってきて,それが様々なところに浸透してきている。この怖さの一端を見せ付けられたと思っています。

京都市には,現在1万5100人の職員がおります。日本社会に薬物がひたひたと入ってきており,普通に社会生活をしている人間にもはいってきている。こうした社会の中に職員もいる訳ですから,もちろん公務員倫理を問うことは大事ですけれども,根本的にそうした日本社会になってきていることを前提に,職員研修に取り組まなければならないと思います。

記者会見資料(平成22年7月15日)

平成21年度京都市交通事業決算の概要について 交通局企画総務部財務課 電話 863-5080

 この度,平成21年度京都市交通事業決算の概要について,地下鉄事業は,経営健全化の鍵となる現金収支の黒字化(黒字額16億円)を,開業以来初めて実現するとともに,市バス事業は,7年連続となる黒字を確保するなど,経営健全化に 向けて着実に前進する結果となりましたので,お知らせします。
 今後も引き続き,地下鉄・市バスが市民の皆様の日常生活の足として走り続けるため,増収増客策やコスト削減など,経営健全化に努めて参ります。

                             記

1 地下鉄事業決算の概要について

○ 一日当たりのお客様数は32万7千人で,景気低迷や新型インフルエンザの影響等により前年度から1千人減少(△0.5%)したものの,

・   駅ナカビジネスの積極的な展開
・        人件費の削減や高金利建設企業債の借換えなどコスト削減策の着実な推進
・        平成20年度末に東西線第三セクター区間を直営化した効果
   などにより経常損益 は,前年度から27億円改善し,117億円の赤字

○ 現金収支(償却前損益) ※1 は,前年度38億円の赤字から54億円改善し,16億円の黒字を達成

 ※1 現金収支の黒字は,「運賃収入で,運営費と建設費返済金の利子も賄えていない状態から脱出した」という意味があります。

                                  (単位:億円,税抜)
  20年度 A21年度 B差引B-A
経常収入 260 262 2
経常支出 404 379 △ 25
経常損益※2 △ 144 △ 117 27
現 金 収 支(償却前損益) △ 38 16 54
累積資金不足 △ 310 △ 310 0

※2 平成21年度における経常損益の赤字額は一日当たりに換算すると,32百万円になります。
(平成18年度46百万円 ,平成19年度 43百万円 ,平成20年度 39百万円)

  現金収支の赤字のピークは,平成11年度の153億円でした。平成15年度以降は,全国の公営地下鉄事業者で,唯一京都市だけが現金収支が赤字であり, これまでから現金収支の黒字化を経営健全化の当面の目標とし,増収増客やコスト削減に全力で取り組んできました。

2 市バス事業決算の概要について

○    一日当たりのお客様数は31万1千人で,景気低迷や新型インフルエンザの影響等により前年度から5千人減少(△1.7%)したものの,
・        人件費や経費の削減
・        軽油価格の低水準での推移に伴う燃料費の減少 などにより経常損益は,前年度から12億円改善し,黒字額18億円,7年連続の黒字を達成した。

                                  (単位:億円,税抜)
  20年度 A21年度 B差引B-A
経常収入 222 213 △ 9
経常支出 216 195 △ 21
経常損益 6 18 12
累積資金不足 △ 114 △ 86 28

地下鉄四条駅・商業スペースの愛称決定について 交通局企画総務部企画課電話 863-5068 

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京都市 総合企画局市長公室広報担当

電話:075-222-3094

ファックス:075-213-0286

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