トロッコ嵯峨駅でテロ対応合同訓練を実施しました

　右京消防署では、令和6年6月26日（水曜日）にトロッコ嵯峨駅において、不審者による凶悪行為に対応する訓練を嵯峨野観光鉄道株式会社及び右京警察署と合同で実施しました。

　訓練は、発車直前のトロッコ列車の車内において、発車の遅延にいらだった不審者が大声を出して暴れだし、その状況を見た乗客が車掌に通報。車掌と運転手が説得を試みるもおさまらず、その人物がガソリンをまいて列車に火を付け、隠し持っていた刃物で車掌を切り付け、駅構内に爆弾を仕掛けるなどの凶悪行為に及んだ想定で実施されました。

　嵯峨野観光鉄道株式会社の職員は、不審者とさすまた等により対峙し、乗客の避難誘導と負傷者の救護を行い、右京警察署員及び鉄道警察隊は不審者を拘束し、駅構内に置かれた爆発物の除去等を行いました。右京消防署員は、負傷者の救護を行うとともに、燃え盛る列車の消火活動を実施しました。

　右京消防署では、今後もテロなど、多くの負傷者が発生するおそれがある災害に対応する訓練を行い、関係機関が連携協調する体制を強化し、有事の対応力の向上に努めてまいります。