京都五山送り火消防警備
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2023年8月23日
京都五山送り火消防警備
「京都五山送り火」は、お盆の精霊を送る伝統行事です。
毎年8月16日の夜8時頃、東山に「大文字」、続いて松ケ崎に「妙・法」、西賀茂に「船形」、大北山に「左大文字」、そして、嵯峨に「鳥居形」が点火されます。
五山のうち、北区内には「船形」と「左大文字」があります。
北消防署では、送り火が無事故で安全に執り行われるよう、毎年、各保存会及び北消防団と連携し、点火前の事前散水や点火時の消防警備、終了後は火床の残火処理などを行っています。
前日の8月15日には台風7号が近畿地方を直撃し、「五山の送り火」の開催が危ぶまれましたが、当日は天気に恵まれ、素晴らしい送り火となりました。
北消防署では、京都の伝統行事が安心安全に執り行われるよう、今後も消防団をはじめ地域の方々と協力し、取り組んでいきます。
送り火点火~船形と左大文字~

船形。
左大文字。
左大文字と船形。
準備の様子
火床(松明を燃やすポイント)に沿って、消防ホースを何本も延ばしていきます。
船形だけで、124本(ホース1本の長さは20m、重さは7.2kgあります。)の消防ホースを延ばします。
水源を確保するため簡易水槽を設置し、小型動力ポンプも配備します。
事前散水の様子
夕方、火床周辺に事前散水し、火床の火が下草などに燃え移らないようにします。

送り火点火時の様子
左大文字の火床です。
船形の火床です。
終了後の残火処理
送り火終了後、火床一つ一つに水をしっかり掛けて回ります。
小さな火種も残しません。
※ 写真はありません。
お問い合わせ先
京都市 消防局北消防署
電話:075-491-4148
ファックス:075-492-1999