10月学習会
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2021年4月20日
文化財防火学習会(真言宗総本山教王護国寺)
世界文化遺産に登録され、多数の国宝や重要文化財を有する、真言宗総本山教王護国寺(東寺)にて文化財防火学習会を実施しました。
同寺は平安時代に創建された当時の遺構を残していますが、幾度となく落雷や兵火などで焼失し再建されています。
食堂(じきどう)には、過去の火災で焼損した仏像(四天王像)が安置され、火災の恐ろしさを私たちに伝えてくれています。
過去から何度も火災に見舞われてきましたが、その時の僧侶が燃え盛る御堂に入り、命がけで仏像を運び出し、守り抜いてきた歴史を聞くことができました。
文化財は火災により焼失すると二度と元に戻ることはないことや、それらを守るための地道な活動や防災施設を見聞きし、大変貴重な経験をすることができました。
貴重な文化財はもとより、身近にある全ての物にも、作り手の思いや歴史があることを知り、みんなで大切にしていかなければならないと、改めて感じさせられる学習会となりました。
お問い合わせ先
京都市 消防局南消防署
電話:075-681-0711
ファックス:075-671-1999