消防用ドローンの運用
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2023年10月2日
消防用ドローンの運用
京都市消防局では、地震、洪水などの大規模災害発生時に上空からの情報収集活動を容易にするとともに、通常災害に
おいても、消防職員が立ち入ることが困難な地域や場所の情報収集活動を充実させるため、消防用ドローン(以下、
「ドローン」という。)を運用しています。
ドローンは、様々な災害に出動し、建物火災や林野火災での延焼状況や火の粉の飛散、残火状況の確認、水難救助、
山岳救助、集団救急事故現場での負傷者や事故状況の把握、要救助者の捜索などで威力を発揮します。
運用体制
ドローンにより撮影した災害現場映像を、現場最高指揮者が確認することで、効果的な指揮活動が行われます。また、
その映像を消防局本部へ伝送することにより、局本部と災害現場が一体となった災害対応が可能となり、被害の軽減に
つながっています。
これまでの経過
・ 平成31年1月17日 警防計画課による局独自整備機の平日昼間帯の運用開始
・ 令和元年6月17日 南部本部救助隊による国無償使用機の昼間帯の運用開始
・ 令和元年7月16日 南部本部救助隊による国無償使用機の24時間運用開始
・ 令和2年7月1日 北部本部救助隊による局独自整備機の24時間運用開始
(警防計画課から北部本部救助隊へ所管換え→2機24時間運用体制開始)
ドローンの特徴
・ 大きさ(約縦89cm×横88cm×高さ38cm)
・ 重 量(約4.6kg)、最大重量(6.1kg)
・ 防じん、防滴仕様で、長時間(約30分)かつ、高速(約80km/h)の飛行が可能です。また、2種類の撮影カメラ
(赤外線カメラと望遠カメラなど)を同時に搭載し、同時撮影できるなど、最新で高性能な機能が数多くあります。
搭載カメラの特徴
赤外線カメラ
赤外線カメラは、撮影した画面上で任意の位置の温度測定、平均温度、最高温度及び最低温度を測定可能で、特に火災
現場で効果があります。さらに、最も高温な場所の温度を自動追尾する機能があるため、要救助者の捜索などにも活用
できます。
望遠カメラ
望遠カメラは、30倍光学ズームと6倍デジタルズームを搭載した、総合倍率最大180倍ズームの性能があります。
お問い合わせ先
京都市 消防局総務部総務課
電話:075-231-5311
ファックス:075-251-0062