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京都市消防局

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消防団の概要

ページ番号302837

2023年10月2日

消防団の概要

 京都市の消防団は、各行政区に設けられた11の消防団とおおむね学区単位に設けられた205の分団をもって組織されてい

ます。また各消防団本団には特定の活動を行う機能別団員である機甲班、応急救護班、予防広報班、ジュニア消防団指導班

及び大規模災害対応等が設置されています。

 消防団は、消防局との力強い連携により、火災、震災その他の非常災害時における警戒防御活動を行うとともに、市民の

防火・防災に対する意識と対応力を高めるため、昼夜を分かたず活動しています。

消防団のあゆみ

 江戸時代、京都には、主に禁裏(御所)の防衛に当たっていた「常火消し」と各町で組織されていた「町方火消し」が

あったといわれています。この「町方火消し」が明治9年に「消防組」、昭和13年ごろから「警防団」に改組され、

昭和23年に「消防団」となって今日に至っています。

 このように、京都市の消防団は、その前身となる町方火消しが誕生してから300年余りの長い歴史と輝かしい伝統に支え

られています。

消防団の組織

 消防団は、消防団本部と分団で組織されています。

消防団本部

 消防署に設置され、団長と総務・予防・警防・教育を担当する副団長で構成されています。

機能別団員で構成する班

 各消防団本団には特定の活動を行う機能別団員が設置されています。

・ジュニア消防団指導班

 将来の消防団員及び地域防災の担い手となるジュニア消防団員の育成指導に特化した活動を行います。

・予防広報班

 火災予防の広報に関する活動に特化した活動を行います。

・機甲班

 大規模地震や土砂崩れ等が発生した場合に、クレーン車などの重機を活用した人命救助に特化した活動を行います。

・応急救護班

 応急手当の普及啓発及び大規模な事故が発生した場合の救護活動に特化した活動を行います。

・大規模災害対応班

 大地震などの大規模災害発生時に各消防署に設置される消防団震災警防本部等で指揮支援等に特化した活動を行います。

分団

 分団本部と部によって組織され、分団本部は分団長1名と総務・予防・警防・教育を担当する4名の副分団長で構成

されています。部は、各分団の地域事情に応じて編成され、それぞれの担当地域で部長を中心に市民指導や情報収集、

広報活動などを行っています。


消防団の階級

 市長から任命された消防団長は、市長の承認を得て消防団員を任命します。消防団員は、団長・副団長・分団長・

副分団長・部長・班長・団員の7つの階級に分けられ、災害現場活動等での指揮命令系統が明確にされています。

平常時の活動

 地域の防火・防災リーダーとして、自主防災組織など地域住民の災害対応力を向上させるために指導や訓練を行うと

ともに、地域の訪問防火指導や巡回パトロール等を実施し、火災予防の推進活動を行っています。


災害時の活動

火災現場活動

 火災現場活動では、警戒区域の設定と群集整理、人命救助と避難誘導、物件の搬出と保護、飛び火の警戒、消火活動の

支援、鎮火後の警戒などを行います。また、火災の状況により、配置器材を活用した消火活動を行って早期鎮圧を図り、

消防隊到着後は協力して一体的な活動を行います。

震災その他の非常災害時の活動

 阪神・淡路大震災を契機に市内の全消防団に配置した小型動力ポンプや救助器材などの装備を活用して、震災その他の

大規模な災害時に消火活動や救助活動のほか、住民の避難誘導などを行います。

京都市消防団総合査閲

 毎年、消防団の結束力及び災害対応力の更なる向上を目指して、各行政区から選抜された11分団が一堂に会し、消防団

員として必要な規律を身に付ける礼式訓練及び小型動力ポンプを使用した消防訓練を披露しています。令和2、3年度は、

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、中止しました。



消防団充実強化のための取組

 全国的に消防団員は減少しており、地域における防災活動の担い手を十分に確保することが困難となっていることから、

平成25年12月、「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が制定されました。消防団は、地域防災力の

中核として欠くことのできない存在であり、国及び地方公共団体は消防団の強化及び加入を促進するため、必要な措置を

講ずることとされていることから、京都市においても消防団員の確保、消防団の活性化等に積極的に取り組んでいます。


消防団充実強化実行チームの活動

 平成25年度に開催した35歳以下の若手消防団員が今後の消防団について議論する「消防団100人委員会U-35」におけ

る意見を具体化するため、平成26年4月に有志の消防団員67名が集まり、「消防団充実強化実行チーム」を結成しました。

同委員会で多く意見が出された「広報」、「交流」、「教育」に関するテーマごとに各チームに分かれ、消防団員が様々な

プロジェクトを企画立案し、実現に向けて取り組んでいます。

● 広報

  ・ フェイスブックページ「おこしやす消防団」の開設、運営

  ・ インスタグラム「おこしやす消防団」の開設、運営

  ・ 入団促進活動

 交流

  ◆ 消防団フェスタの開催

    第1回 平成26年11月30日 梅小路公園

    第2回 平成27年11月29日 梅小路公園

    第3回 平成28年11月27日 岡崎公園

    第4回 平成29年11月26日 梅小路公園

    第5回 平成30年11月25日 梅小路公園

    第6回 令和元 年11月17日  梅小路公園

    令和2、3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止

  ◆ 消防団事例発表会「集まれ、団員のWA」の開催(平成29年2月18日)

 ● 教育

  ・ 女性消防団員の意見交換会の開催

  ・ 学生消防団員意見交換会の開催

  ・ 学生FASTと連携した意見交換会の開催

  • 1
  • 2

消防団防災ハイスクール

 平成23年度から高校生を対象に実施していた「消防団一日体験入団プログラム」を、参加者の増加を図るために

刷新し、平成27年度から消防団員が地元の高校生に、消防団活動の説明や放水訓練指導等を行い、消防団活動への理解を

深めてもらうとともに、消防団への入団促進を図る取組です。令和3年度は、市内高等学校12校、延べ2,468名の生徒が

消防団員による防災教育を受講しました。


学生消防団活動認証制度

 平成27年度から、大学等に通学しながら消防団活動に取り組み、地域社会に貢献した学生の功績を認証する「京都市

学生消防団活動認証制度」を開始しました。認証を受けた学生には、企業等に提出するための「京都市学生消防団活動

証明書」を交付し、就職活動を支援しています。令和4年4月1日現在、151名の学生を認証しています。

 【認証対象者】

  次のいずれかに該当している方が対象です。

  ・ 本市の消防団員で、大学等の在学中に本市の消防団員として1年以上勤務し、真摯かつ継続的に消防団活動に

    取り組み、地域社会に貢献した大学生等

  ・ 消防団長が、大学等の在学中における本市の消防団員としての活動について、特に優れた功績があると認めた

    大学生等


京都市消防団協力事業所表示制度

 平成26年10月から事業所の消防団活動への協力を促進し、消防団員の確保を図ることを目的として、「京都市消防団

協力事業所表示制度」を開始しました。令和4年4月1日現在、97事業所を認定しています。

 【認定要件】

  消防関係法令上の違反がなく、次の要件のいずれかに適合すること。

  ・ 2名以上の従業員が消防団に入団しており、かつ、消防団活動に配慮している事業所等

  ・ 事業所等の資機材等を活用する機能別分団に従業員が入団している事業所等

  ・ その他市長が特に消防団活動に協力していると認める事業所等

京都市ジュニア消防団

 平成30年4月から、消防団活動の体験や地域の防災訓練に参加する機会を充実させるなど、地域に密着した活動体験の

機会を提供し、将来の地域防災の担い手として育成するため、小学校高学年(4~6年生)の児童を対象とした「京都市

ジュニア消防団」を創設しました。令和4年4月1日現在、396名がジュニア消防団の活動に参加しています。


消防団の装備品

一般装備品

  • 1

消火活動用装備品

  • 2

救助・救護活動用装備品

  • 3

京都市消防団の歴史

  • 1
  • 2
  • 3

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お問い合わせ先

京都市 消防局総務部総務課

電話:075-231-5311

ファックス:075-251-0062