火災から命を守る避難の指針
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2023年10月2日
火災から命を守る避難の指針の策定
指針策定の目的
京都市消防局では、令和元年7月に多数の死傷者が発生した伏見区桃山町の火災を踏まえ、「火災から命を守る避難の
指針」を策定しました。
当局では、火災から避難された方々への聴き取りや、消防庁消防研究センターと共同で作成した火災シミュレーション
を基に、本火災における出火直後の建物内での避難行動について分析・検証を行いました。
本指針は、これまでから当局が示してきた避難行動のあり方に、この分析・検証結果から得た新たな対策を組み込んだ
もので、通常の火災に加え、避難経路や避難時間が限定された火災に遭遇した際に命を守ってもらうための避難行動の指
針となっています。
事業所へは査察、訓練指導等、また、市民や入洛者の皆様には、イベント、防災訓練、市民防災センター等において広
く周知し、そして、全国において本指針に掲げる避難対策、避難行動がスタンダードとなるよう、広く発信します。
火災人命危険レベルの設定
指針の方向性及び要点
火災の分析・検証結果から、迅速な避難のためには、出火から避難開始までの時間短縮(A)、避難行動時間の短縮(B)、延焼・煙拡散時間の抑制(C)が重要な要素と考えました。
火災から命を守る避難の指針
火災から命を守る避難の指針の周知
火災から命を守る避難の指針のリーフレット
策定した「火災から命を守る避難の指針」及び「事前対策及び具体的な避難行動(知恵)」の内容を、事業所におけるそ
れぞれの勤務場所等で、火災時の避難行動をイメージし、訓練して備えていただくことを目的として作成しました。
火災から命を守る避難の指針啓発動画
策定した「火災から命を守る避難の指針」及び「事前対策及び具体的な避難行動(知恵)」の内容を、事業所及び
市民に対して広く啓発するために、令和2年度に効果的な啓発動画を制作しました。
動画は、令和2年11月5日からYouTube京都市公式チャンネル「きょうと動画情報館」において動画が視聴できるように
しています。(令和4年3月31日時点で総集編が約48,000回視聴されている。)
VR機器
VR体験を通じて臨場感のある火災を疑似体験し、火災の恐ろしさを再認識し、万が一の火災に対する日頃の備えに
ついて考えていただきます。
お問い合わせ先
京都市 消防局総務部総務課
電話:075-231-5311
ファックス:075-251-0062