女性消防吏員の活躍推進の取組

　女性の活躍推進は、国の成長戦略でも重要な柱として多様な政策が講じられています。

　総務省消防庁では、「消防本部における女性職員の更なる活躍に向けた検討会」での検討結果を踏まえて、平成27年7

月に全国の消防吏員に占める女性の比率を令和8年度当初までに5％に引き上げることを共通目標として設定したほか、

様々な施策に取り組んでいるところです。

　京都市消防局では、平成5年に初めて女性消防吏員を採用してから、既に28年以上が経過しました。採用当初は予防業

務などの毎日勤務のみであった職域も、女性消防吏員に係る深夜業の規制を解除する法令改正などを受けて、交替制勤務

である救急隊や消防指令センター、指揮隊と順次拡大しました。平成28年度には、管理職への登用及び消防隊への配

置。平成30年度には、緊急消防援助隊として被災地に派遣するなど、女性消防吏員の活躍推進に係る取組を進めていま

す。

　「様々な職種で活躍する女性消防士」をテーマに採用パンフレット及びポスターを作製しました。　

　パンフレットは、説明会、採用ガイダンス等で配布し、女性が様々な職種で活躍していることを紹介しながら、採用募集

の説明を行いました。また、女性吏員の働きぶりとプライベートも紹介することで、働きやすい職場、魅力ある職場である

ことのアピールできるパンフレットとなりました。

　総務省消防庁において、令和8年度当初までに全国の消防吏員に占める女性の比率を5％に引き上げることを共通目標と

されたことを受け、京都市消防局では、それを上回ることを目標としています。令和4年4月1日現在、京都市消防局にお

ける女性消防吏員の比率は4.8％となっており、引き続き、女性の採用試験受験者数の増加を図ります。