電気火災研修を実施しました(令和4年7月29日)
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2022年8月5日
火災を未然に防ぎましょう!
市民の皆さま、住宅火災の主な火災原因として何が挙げられるでしょうか?
火災発生の主な原因についてご紹介します。主に「たばこ・放火・こんろ」が挙げられますが、今年に入り、京都市内で件数が徐々に増加している火災原因があります。それは、「電気」による火災です。
今年の京都市内の火災原因(令和4年7月31日現在)の上位は、「1位たばこ(15件)、2位(電気)コード(14件)、3位電気機器(11件)」となっています。
このような状況を踏まえ、右京消防署では、一般家庭で発生する基本的な電気火災の原因について、電気火災実験器を活用し、以下の実験を行いました。
・「半断線」 経年劣化により、電気コード内の銅線の一部が断線し、出火する。
・「短絡」 電気コードの被覆が劣化し、銅線同士の接触により出火する。
・「グラファイト化」 長期間、プラグとコンセントの間で、ほこりや湿気によりプラグの両刃間で通電し、出火する。
・「亜酸化銅増殖発熱現象」 長時間に渡る接触不良が起こることで、亜酸化銅が増殖し、発火する現象を知る。
・「コンセント・プラグを分解」 日常生活上でよく目にするコンセント及びプラグ部分を分解し、構造を知る。
以上の電気火災の原因を再確認し、市民の皆さまに対して、電気火災の危険が一般のご家庭にたくさん潜んでいることを呼び掛け、火災を未然に防ぎ、火災軽減につながる指導を目指していきます。
電気の仕組みについて理解を深める講義

短絡により火花が発生

グラファイト化により、出火した瞬間
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