新しい北消防署を紹介しますVol.4
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2023年7月25日
新しい「北消防署」を紹介しますVol.4
訓練施設(消防隊編)
外観
訓練の様子
北消防署は,市内の消防署や消防出張所の中では唯一の,建物そのものを訓練施設として設計し,そのための設備を備えた消防署です。
建物の南面(公園側)と消防車両のガレージ前を,主な訓練場所としていますが,ガレージの上はマンションなどのベランダを,東側のホースタワー(ホース乾燥施設)部分は,木造の3階建て住宅を想定した訓練が行えるようになっています。
また,LEDの表示板(外壁についた白い四角)が設置され,赤色(点灯,点滅),青色,黄色に色を変え,火災の状態(燃えているところ,燃え広がる恐れがあるところ,放水により消えてきたところ など)を表示します。
白い四角がLED表示板
ベランダ 隔て板(蹴破り戸)
消防署のベランダ
隔て板を再現した扉

実物の隔て板(参考画像)
防火水槽
防火水槽とは,火災の消火用水として,主に公園や学校の地中に水タンクが埋められているものですが,北消防署にも設置されています。
万が一のための消火用水ですが,訓練にも使用します。そのため,通常は100t,あるいは40tの容量のものが多い中,北消防署では200tに迫る容量をもっています。
もちろん,万が一の際にいつでも使えるように,定期的な水の補給を行っています。
消防車が,マンホールから水を吸い上げることも,サクションと呼ばれる地上の器具からも,水を吸い上げることができます。
防火水槽
サクション
消火栓
火災の消火用水として,道路上には水道消火栓が設置されています。
北消防署の敷地内には,実際に設置されている消火栓と同じものが3箇所設置されています。
あくまでも訓練用であり,水道管には繋がっていませんが,消防署が持つポンプにより送水し,本物の消火栓と同じように取扱いできます。
訓練用消火栓
連結送水管
ビルなどの高層建物には,上階での火災の際に,消防隊が地上の設備にホースを繋ぐと,火災の起こっているフロアで放水できる「連結送水管」が設置されています。
北消防署では,訓練用の「連結送水管」を備え,高層建物の火災に対応した訓練も行っています。
送水口
放水口
訓練は大宮交通公園から御覧いただけます
北消防署では,これらの設備を使用し,日々訓練を行っています。
その様子は,大宮交通公園から御覧いただけますので,来園された際には,ぜひ覗いてみてください。
※平常時は,業務の予定により適時,訓練を行っています。また,大宮交通公園と連携したイベントの中で,来園者の皆様に御覧いただく訓練も行っています。
イベントの予定などは,この北消防署のホームページでも,御案内いたします。
お問い合わせ先
京都市 消防局北消防署
電話:075-491-4148
ファックス:075-492-1999