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京都市消防局

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二酸化炭素消火設備による事故防止について

ページ番号279470

2023年10月18日

二酸化炭素消火設備による事故防止について

東京都新宿区で発生した事故について

 令和3年4月15日、東京都新宿区のマンションの地下駐車場において、天井張り替え作業中に何らかの原因により二酸化炭素消火設備が作動し、二酸化炭素が放出されたことにより作業員4名が亡くなられる事案が発生しました。当該事案のほかにも、二酸化炭素消火設備による人的被害が伴う事故が度々発生しており、注意が必要です。

二酸化炭素消火設備とは

 二酸化炭素消火設備とは、二酸化炭素消火設備が設置されている区画内に二酸化炭素を放出し、酸素濃度を下げて消火(窒息消火)する設備であり、二酸化炭素による消火のため汚損が少なく、電気室、通信機器室、機械式駐車場等の早急に復旧する必要がある施設に設置される設備です。



            二酸化炭素消火設備の構成例

関係者の皆さま、次の点に御注意ください!

メンテナンス作業前に

1 二酸化炭素消火設備の危険性についての注意喚起

 二酸化炭素消火設備の設置箇所付近において機械式立体駐車場等のメンテナンスを実施する場合は、点検事業者に二酸化炭素消火設備の危険性について注意喚起し、二酸化炭素消火設備の誤操作・誤作動を起こさせないようにしてください。

2 作業工程の把握

 二酸化炭素消火設備の設置箇所付近における他の設備機器等の設置、改修、メンテナンス等の作業工程について作業担当者としっかりと情報共有をしてください。

3 消防設備士又は消防設備点検資格者による立会い

 二酸化炭素消火設備の設置箇所付近において工事を行う場合は、第三類消防設備士又は第一種消防設備点検資格者による立会いを依頼し、必要な安全対策の管理がなされる体制を確保してください。

4 閉止弁の閉鎖及び手動起動への切替え

 二酸化炭素消火設備の防護区画内に人が立ち入る場合は、閉止弁を閉止し、かつ、自動手動切替え装置を手動状態に維持した状態で工事を開始するよう工事関係者に伝え、安全対策の徹底を図ってください。



(1)起動の切り替えスイッチを「手動」に切り替える。


(2)ボンベ庫内の閉止弁を「閉」にする。

もし二酸化炭素消火設備が作動した場合

 二酸化炭素消火設備が作動した場合「退避警報」のアナウンスが流れ、遅延時間(20秒以上)経過後に二酸化炭素が放出されます。

 放出された二酸化炭素は二酸化炭素消火設備が設置されている区画内のすべてに充満し、付近にも漏洩する可能性があるため、「退避警報」のアナウンスが聞こえたら早急に区画外に退避し、絶対に近付かないようにしてください。 

 




※ 誤って手動起動装置を押した場合は、手動起動装置の中にある非常停止ボタンを押してください。

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京都市 消防局予防部指導課

電話:075-212-6924

ファックス:075-212-6930