消防指令センターの紹介
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2022年7月11日
消防指令センター
消防指令センターは、中京区にある京都市消防局本部庁舎の3階にあります。
ここで京都市内全域から掛かってくる119番通報の全てを受信しています!!
それでは、消防指令センターとはどんなところなのか、どんな機器があるのかについて御紹介します。
指令台
これが「指令台」という機器で、4画面で1台の指令台を構成しています。
左側の画面から順番に紹介します。
1 「自動出動指定装置」
災害地点に一番近い消防車、救急車を選んで指令する画面です。
2 「地図等検索装置」
災害地点を探して、出動場所を確定させる画面です。
3 「支援情報処理装置」
京都市内の消防車、救急車が今どんな状態なのかを表示する画面です。(例:出動していれば赤色 等)
4 「管内車両地図表示装置」
消防車、救急車が京都市内のどの辺りを走行しているのかリアルタイムに表示する画面です。
指令地点確定から指令発令まで
携帯電話から119番通報を受信しました!
建物の中で急病人が発生したとの通報でした!
(建物は京都市消防局の本部庁舎です)
指令地点(京都市消防局本部庁舎)から一番近い救急車を選び、指令発令します!
大画面モニター
消防指令センターの前面には大型モニターが合計5つ(55インチモニター×4つで1セット)設置されています。

この画面は京都市内で発生している災害一覧と出動している車両がどの辺りを走行しているかを映し出しています。
その他、京都市内に設置している高所カメラの映像やヘリコプターの現在地を確認するモニター(ヘリコプター動態管理システム)等が映し出されています。
各種無線機
消防指令センターには、消防隊や救急隊用の無線機(遠隔制御器)が多数設置されています。
黒い機器は消防航空隊と無線連絡を行う無線機(遠隔制御器)です。
ヘリコプター関連機器
これは、ヘリコプターテレビ伝送装置(受信機側)という機器です。ヘリコプターに搭載されているカメラから、リアルタイムに災害現場の映像を受信することができます。
これは、ヘリコプター動態管理システムです。このパソコンの画面上に消防航空隊がどの辺りを飛行しているか表示されます。
その他の緊急通報機器について
聴覚・言語に障がいがあり音声による通報が難しい方からの緊急通報用としてNET119緊急通報システムを導入しています。
NET119と同様に、聴覚・言語に障がいがあり音声による通報が難しい方からの緊急通報用としてFAXによる119番緊急通報装置(消防ファクシミリ)を導入しています。
消防指令センター員の訓練について
119番通報を受信し適正な指令管制業務を行うには、多くの機器の取扱いだけではなく通報者からの「助けて!!」
という声をしっかり聞き取ったうえで、指令管制業務を行う必要があります。
そこで、新たに消防指令センターの指令員となった職員は、正式に指令員として勤務できるようになるまで、指導
担当者がマンツーマンで横に座り、研修生として徹底的に指令管制業務について指導を受けます。そして最後に、
消防指令センター長の立会いの下「試験」を受験し、合格の後に正式な指令員となります。
貴重な試験の実施状況はこちら
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お問い合わせ先
京都市 消防局警防部情報指令課
電話:075-212-6712
ファックス:075-212-6748