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京都市消防局

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文化財を市民の手で守るために

ページ番号272554

2020年8月11日

文化財を市民の手で守るために

 昨年発生した世界文化遺産での火災(ノートルダム大聖堂,首里城跡)等を踏まえ,西京区内に存する世界文化遺産である

西芳寺,国指定の文化財建造物である松尾大社及び善峯寺の立入検査を実施しました。

 このほかにも,文化財の指定を受けている神社仏閣に対して,夏の文化財防火運動の一環として立入検査を実施しました。

 京都市消防局では,文化財の関係者と地域の住民とが相互に協力して文化財を火災から守るという文化財市民レスキュー

体制を構築しています。今回は華厳寺(鈴虫寺),谷ヶ堂最福寺延朗堂,月読神社において実施した文化財市民レスキュー

隊による発災型訓練の様子をお知らせします。

 なお,これらの3社寺については,平成13年~同14年頃に文化財市民レスキュー体制が構築されたもので,構築から早くも

19年が経っています。

 文化財市民レスキュー体制用器材の点検に始まり,通常は文化財建物等から出火したとの想定で初期消火や通報,仏像など

の文化財関係物品を搬出するなどの訓練を指導しますが,今回は文化財建物等の周辺民家から出火したとの想定で,消火,通

報など一連の消防訓練を実施していただきました。

 文化財に設けられている設備を使用した際には,「異常を報知する設備を初めて見ました,こんな音が鳴るんですね。」と地域

住民の方は驚かれていました。

 自主防災会長や自主防災部長からは,文化財を守るためにも,地域から火災を出さないことが重要で,地域の防火防災能力

を高めていくことが大切との声が上がりました。

器材の点検

器材の点検


消火訓練

消火訓練


          食品ラップを使った応急処置

 西京区内で消防署が防火指導の対象としている文化財建物等は40箇所に上ります。文化財はその存在だけでも何故かしら心

を癒してくれます。貴重な文化財を愛護し未来へ継承するためには,区民の皆さんの防火・防災意識を高めることは必要不可欠

だと思います。



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お問い合わせ先

京都市 消防局西京消防署

電話:075-392-6071

ファックス:075-381-1999