京町家における火災に対応できるようにするため!!(令和元年11月15日、22日)
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2023年8月7日
京町家における火災に対応できるようにするため!!
東山消防署では、区内に多く残っている京町家における火災に対応できるようにするため、京都府建築工業協同組合の御協力を得て、京都建築専門学校「よしやまちの町家」を活用した実地研修を実施しました。(令和元年11月15日及び11月22日の2回実施)
平成29年度にも同様の研修を実施しましたが、2年前とは職員の顔ぶれも多く違うため今回再研修となりました。京町家の全体的な構造特性や、12年前の平成19年9月24日下京区で発生した京町家火災における崩落事故での、殉職事案の要因となった小黒柱の特徴等について正しい知識を習得させ、今後の京町家での火災現場活動における、安全、確実かつ迅速な消防活動の構築に反映させるため、京町家の建築に係る専門家の方に指導していただきました。
また、最近では京町家を改築、増築等をすることにより、建物外観や室内からでは京町家と判別しにくくなっていることが多くなっています。そういった判別が困難な京町家の火災現場に出動した場合に、どうやって京町家と判別したらいいか、またどういった危険性があるのかなどを考えながら、真剣に説明を聞いていました。
ときと共に変わりゆく京町家の構造等をしっかりと学び、過去に起こった京町家火災での崩落事故による殉職事案を二度と起こさないよう、職員全員が気を引き締め決意を新たにしました。
講師:京都府建築工業協同組合
副理事長 田原 利晃 氏







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