若手消防士奮闘中!
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2019年6月18日
立派な運転員を目指して
京都市消防局では,例年この時期になると,法律上の緊急走行要件である運転免許取得3年以上(車種により2年以上)の職員を対象として,消防車両を運転するために必要な内部資格である運転員(機関員)の試験を行っています。
今年も,下京消防署から,消防士になってまだ日の浅い職員が,立派な運転員になることを目指して,受験しました。
試験開始報告
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試験官へ受験に来た旨の報告をして,試験開始です。
「下京消防署。〇〇消防士。消防ポンプ装置技術者認定試験の受験に参りました!!」
(写真奥側が受験生)
実技試験
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車両に乗り込みエンジンを始動させ,点灯する警告灯類やメーター類の表示を確認するとともに,エンジンの音やにおいから車両に異常がないかを確認します。
河川や池などから水を吸い上げるための吸管(黒いホース)の状態を確認します。
ポンプを作動させ,計器類を確認しながら,水を吸い上げ,ホースの本数や状態に合わせて適切な圧力で水を送ります。
知識確認
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ポンプ装置に関する知識の確認も行います。
運転員の仕事は,「車両を緊急走行で運転し,現場へ到着すればそれで終わり」ではありません。
現場へ到着後,隊長はもちろんのこと,部隊の仲間は皆最前線へと向かうため,車両には運転員一人が残されます。
確実に仲間へ水を送り,ポンプにトラブルが発生した場合は,一人で対処する必要があるため,ポンプに関する知識も非常に重要となります。
ちなみに,コンピューターが発達した現代においても,ほとんどの消防車両のポンプの計器は,車の速度メーターのような,針と文字盤のみです。
そのため,針の指している数値,エンジン音,ホースに触れて感じた振動などから,水の送り具合を判断しなくてはなりません。
今回受験した若手職員が,経験を重ね,後輩職員へ指導する日が楽しみです。
お問い合わせ先
京都市 消防局下京消防署
電話:075-361-4411
ファックス:075-341-1999