下京BFC11例会
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2017年12月15日
文化財防火ハイキング
下京BFC(代表幹事 干場 進)では,11月19日(日曜日)紅葉に染まったる東山(清水寺,方広寺周辺)を歩き,文化財の防災施設や豊臣秀吉にまつわる歴史等について学びました。
コースは,下京消防署を出発し,清水寺→豊国廟→豊国神社→方広寺→耳塚→消防署までの約6キロメートルを全員で歩きました。
<防災施設について>
清水寺が火災になった場合,消防車両が境内に進入できるようにと設置された消防道路(茶わん坂)を通り清水寺に到着しました。
清水寺にある子安の塔の前で,文化財を火災から守るため設置された放水銃の説明や高台寺周辺の消火用として設置された大容量(1,500トン)の耐震型防火水槽の設置経緯など,文化財やその周辺町内を火災から守る京都市消防局の取組等について学びました。
また,豊国廟(豊臣秀吉のお墓)に向かうため林間コースを歩く道すがら,林野火災防ぎょについても学習しました。
<歴史について>
豊国廟(豊臣秀吉のお墓)や大阪冬の陣のきっかけとなった方広寺の釣鐘,京都にあった奈良の大仏さんよりも大きかったと言われる大仏殿跡,耳塚など豊臣秀吉にまつわる歴史についても学習し,文化財愛護の意識の高揚を図りました。

左の写真:子安の塔の前で,放水銃等の防災施設の説明を通じ,文化財を火災から守る文化財防火・防災の取組について学びました。
右の写真:東山三十六峰の一つ阿弥陀峰にある豊臣秀吉のお墓の前で「ハイポーズ」

消防署を出発する前,全員でストレッチをして体をほぐし出発しました。清水寺の子安の塔までの約40分間,坂道を歩きました。クラブ員の中には,「お腹が減った早くお弁当にしょう。」と言い出すクラブ員もいましたが,飴玉で糖分補給と気分を新たに,豊国廟に向け出発しました。
豊国廟到着後,秀吉さんのお墓がある山頂までの約500段の階段を一気に駆け上るクラブ員の背中を見ながら,育成委員や事務局の大人たちは,一休(いっきゅう)さん(ひと休み,ひと休み)しながら山頂に到着し,市内を一望しました。

育成委員さんの中には,子どもの頃「方広寺周辺は遊び場でした。豊国神社参道の石段をすべり台のように滑って遊んだため石の中央部がへこんでいるとか,「京の大仏つぁん」というわらべ歌をよく歌ったものです。」などクラブ員たちに懐かしそうに話をされていました。
お問い合わせ先
京都市 消防局下京消防署
電話:075-361-4411
ファックス:075-341-1999